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今まで負けたから今も負けるのか(攻めの天使その9)

今期の目標

今年も残すところ半年ほどであるが、今年後半の打ち手としての目標が決まった
・対局中弱音を減らす、言わない
・落ち込んでる暇があったら打つ
これである、後者は前回何となく書いたが、前者を思い立ったのにも理由がある

9月9日のQCリーグ第13節、チームが下振れ着順を落とした中での登板という事で、一応「エース」と呼ばれる身として、状況を好転させる意気込みを持って出撃した僕の結果は、無念の3着で終わった
それも、QCリーグならでわのルールがあってこその、差し込みによって辛うじて拾えた3着だった
クエストカードの「リーチ3回」すら達成できず、勝負手も打ち負け苦しい展開を強いられた中で、対局しながらの配信中に漏れた言葉だ

「流石に元気なくなっちゃうなぁ・・・」

これこそが今期の課題である。
こういう弱音を対局中に言わない事、これが今期ないし今後の課題になるだろうと見た
リーグ戦を続ける中で、ドラフト指名を貰うにあたって必要なのが「人柄」「人格者」「エンタメ性」これらは特に重要視されると思っており、こういうマイナスな発信はどうしても短所としてとらえられてしまう
今後もリーグ戦で指名を貰い続けたいと思うのであれば、そういうマイナスな面は強く減らす必要があるという事も理解しているが、重要なのはそこでは無い

重要なのは単純に「対局中に対局以外の事を考えている」という事、至ってシンプルな問題だ

「まだゲームは終わっていないにも関わらず、試合に関係無い事をしゃべっている」この時点で負けているのだ
オカルトは信じないタチなので、気持ちが下がるとツモが弱くなるとは言わないが、気持ちが下がると勝てる物も勝てなくなる事だけは事実だ。押せる物も押せなくなり、前に出るべき物も出られなくなる
どんなに絶望的であっても、負けた時の事は負けた後に考えればいい。楽屋で土下座して弁解する言葉は、土下座してから考えればいいのだ
卓に座っている以上は、気持ちでは負けてはいけない

それを掲げて挑む今期リーグ、それが大切だと感じる事が直近であった



今まで負けたから今も負けるのか

マスリーグ第11節、サンマ初戦で挑んだゆらの試合は、まさかの国士無双放銃という最低なスタートとなった

それにしても無様な放銃である
全人類、こんな放銃してても雀聖1になれるんだから麻雀の未来は明るいぜ?(自虐)
一応補足するが、国士相手にヤオチュウ牌をプッシュするのが悪いとは思わない、どうせ相手は単騎だし、アタるのは殆ど13分の1だ
しかしそれは当然、手牌価値がある場合の話である
正直見返して相当頭をかかえたw

経験上、役満ツモならともかく、直撃の場合でラス回避出来た事は無い
というか、すべからくラスを突き付けられてきた

しかしながら、そんな事で諦めてはいけない。
まだゲームは終わってないのだから、ここからしっかり着順アップを考えなければいけない、まだ折れるには早すぎる
今まで負けてたから今回も負けるのか?そうじゃない、今回こそは役満打ってもラス回避してみせる。いやそれどころか、対面のはやたろさんに僕から国士毟ったツケを払わせてやろうじゃないか
何でか分からないが、当時の僕はそんな気持ちでいっぱいだった。殺意が高すぎる

しかしながらこの「最後まであきらめない」事は最も重要であり、その心を最後まで貫き通せたからこそ、最後の最後に結果を手にする事が出来たと実感できた、そんな試合だった


下家皐月さんに連荘され満貫直撃県内にまで落とされた東2局2本場
もしルールが段位準拠であればとっくにぶっ飛びラスを食らい、今頃楽屋で土下座して辞世の句を述べている所なのかもしれないが、これは5万点スタートのマスリーグ。どうやら僕のデコはまだ地面には衝いていないらしい

そんな中、対面はやたろさんからのリーチで1発目での手牌がこちら、どうするだろうか?
ゆらは6pを抜いてオリた。この時点では完オリである
はやたろさんは北2枚抜いており、声がかかれば満貫濃厚。自分の手は8k以下であり、打てば箱下、こんどこそデコが地面にめり込む。
現物から打っても一応形はギリ残り、ドラが重なれば自分の手に価値が見えるが、現状は見えない。という事でオリ
ツモと言われる分にはまだ点は残る、生きていればいい事あるではないが、飛べばそこで終わりだからね

ラスツモで聴牌を果たすもツモ番が無くアガリが無いのでツモ切って降り
結果はドラシャンポン、勝負すれば終わりだった
しかしここまでの手牌価値が出来れば、もう少し早く聴牌できればドラは勝負していただろう、助かったといえば助かった
安易に点数が無いから全ツッパするのでは無く、あくまでもやる事は変わらないのだ


親番で連荘を果たせてここまで回復した南1局2本場、下家皐月さんからリーチを受けているが、オリるとほぼラスになる為オリは無し、その中で2巡前にカン4sで聴牌を果たすもダマにして、2巡たったこの手を東をツモ切りリーチとした
点数的にも打点が欲しい状況、この手は打点的にも形的にも、1267s引きでパワーアップ出来る。流石に待ちたいという気持ちになってしまったが、この巡目で残り山15枚、巡目が許さないかな?と思いリーチ
これが正しいかは分からないが、重要なのはいつものバランスでちゃんと打つ事が出来た事にある
ひょっこりツモも嫌だが、変化の方が欲しい、でもこれ以降のアガリ逃しは許されない。という残りツモ5回からは変化は見ないって自分の中のバランス通りに打てた事が1番の宝だ
この局はカン4sをツモアガリ、いよいよラス回避がはっきり見え始めた


親が流れ、流石にラス回避なら焦らないといけなくなった南2局、ペン3sの聴牌をダマテンに構えた
リーチすれば満貫になり、アガればオーラスがかなり楽になるが、待ちが良い訳でも無い上にこの手は役がある
それにここで5200アガれば、オーラスのラス回避条件がかなり楽になり、この手をアガる価値自体が非常に高い
これも正しいかは分からないが、こういう判断がしっかり出来ている自分をホメてあげたい
この局はオナテンを入れていたはやたろさんの満貫ツモ、これにより下家皐月さんとの点差が8kを割り、ついにラス回避まで満貫条件にまで届いた

卓上でだけは最強でなければならない

最近特に思う事は、どんな打ち手であっても、卓上では「自分は最強だ」と思わなければいけないだろうという事である
卓の外でどう思おうがいいが、対局中は常に勝つ事だけは考え続けなければならない
どこの世界に、負ける事を考えて戦う勝負師が居るだろうか?
牌を持っている間は、自分が勝つ事だけを考えて勝負すべきなのだ
負ける事は、負けてから考えればいいのだから


・・しかし、あんな9p打つかね?w

最後までご高覧ありがとうございました

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