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映画「AIR/エア」を観た

週末は、Amazonプライムで映画を見ることが多いのですが、この年末は毎日、何かひとつ観てます。Golden globe賞に2度ノミネートされた「AIR/エア」を昨晩、観たんです。マット・デイモン主演で、当時まだ世間に知られてなかったマイケル・ジョーダンと、のちに「エア・ジョーダン」で世界に革命を起こすナイキのバスケ部門との革新的なパートナーシップの秘話。当時、業界No. 1だったコンバースさえも、その後にナイキが買収してるんですね。強い💪
圧倒的に不利だと言われていたマイケル・ジョーダンとの契約を前に、マット・デイモンがジョーダンの両親に語った熱い想いに痺れました👏

Amazonプライムより

さて。マット・デイモンのちょっと「メタボ」っぽい体型に、何か親近感のような、安心感のようなものを感じながら、、「そう言えば、、」と、頭の片隅から離れなかったことがあります。それは、低迷しているナイキの株価です。

私も尊敬する農林中金バリューインベストメンツの奥野一成さんが、ディズニーやナイキのような参入障壁・圧倒的ブランド力を持ってる企業は、株価を5年見なくても良いんだとこれまでのインタビューでよく仰っていたのを思い出します。

確かに!と思った素直な私は、当時そのどちらも購入した経緯があります。ただ、どちらも今の株価は、いまいち冴えないのです。(5年待て、と言われるかもしれませんが。)

マネックス証券より
マネックス証券より

2021年冬の高値から見ると、その後3年で半額。ちょっと怖いですね。売上も営業利益の伸びも勢いがなくなったのを市場が嫌気したのでしょうか。

市場シェアNo. 1企業が実質的に価格決定権を持つことなど、その影響力の大きさは誰もが頷くところですが、このところの落ち込みは大きいですね。12月20日に公表された2Q決算では、売り上げや利益など、アナリスト予想を上回っているものの、それでも対前年同期で大きくマイナス。


楽天証券ispeedより


10月に着任したばかりのヒル新CEOは決算後の電話会見で、ナイキがスポーツへの執着を失ったと言及し、大幅な値引きなども(経営悪化に)大きく影響していたことを窺わせた。

楽天証券ispeedより


たまたまではありますが、この写メ(ヒル新CEO会見)の下段に、気になるメーカーが。そう。スイス発のスポーツシューズメーカーのON。実は私、2足持っているんです。1足目は、ずいぶん前ですが、単に「格好良い!」と即買いしたもの。今では種類もずいぶん多くなってるようですね。

奥が6年前に買ったシューズ

そして、念のため、株価をチェック。
なんと!ここ2年くらい絶好調じゃないですか!
ナイキのような圧倒的シェアではないがゆえに、知人や先輩が色違いのONを履いているのを見つけては喜んでいたものです。いやー、もったいないですね、そういう身の回りの変化に気づいていたのに。ナイキとの株価の差も小さくなってますね。

マネックス証券より
マネックス証券より

ナイキは今後どうなるのでしょうか。シェアNo.1は、しばらくは変わりないかもしれません。また、2024年7月の「月足」の「出来高」が過去最高。もしかすると、市場はここで「売り尽くし」を済ませ、新たに「上昇」のステージに入り始めているのかもしれません。みなさんならナイキを買いますか。ONのような新興ブランドを買いますか。それともどちらも買わないか。

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