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駅遠の空き家の使い道を考える③ ~シェアハウスにしたい~

 実家の断捨離が終わり、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみの分別を確認しながら排出し終えました。

 あとは家具や大型家電製品です。町田市では、家庭から沢山のごみが出る場合には、市の許可した事業者を紹介してくれます。悪徳業者の防止策です。
 町田市のごみ収集課に相談すると受付番号が交付されて、許可事業者6社のいずれかに収集を依頼することになります。必要であれば、整理・分別・収集まで一括で依頼することも出来ます。
 1社に連絡して、実家を見てもらいました。市では対応していない家電リサイクル品、仏壇、消火器も持って行って頂けるとのことで、見積もりを経て依頼しました。
 搬出作業は朝の9時から夕方遅くまで掛かるという話で、立ち合いが難しかったので、予め玄関の鍵を業者に託しました。

 いざ搬出作業日が近付くと、全ての家具にお別れすることに迷いが出て来ました。値段には関係が無く、自分でも説明が付かないのですが、年季が入っていても捨て難い家具が何点かあります。
 しかし実家を賃貸に出すなら、こうした古びた家具は残せないので、うちに持ち帰らなければならないですが、生憎、置き場所の余裕がありません。むしろ思い入れのある家具にはそのままでいて欲しいです。
 やはりシェアハウスにしたい、と思い至りました。シェアハウスなら家具を残しておけます。それに賃貸と違い、思い入れのある庭にも大家として出入り出来ます。
 
 搬出作業は2日掛かりで完了しました。
 残したかった家具以外に、シェアハウスにするなら必要な、食堂のテーブルと椅子、居室のベッドなども残しました。
 2tトラック4台分の粗大ごみの搬出・運搬・処分費に、家電リサイクル品・仏壇・消火器等の別途処分費を含めて、掛かった費用は30万円でした。先日、弟が不動産会社からもらった実家の売却資料には、残置物撤去費用は100万円となっていたので、良心的な請求だと思います。

 2日後に作業後の確認のため、実家を訪れました。家具が撤去された部屋は広々としていました。物置になっていた祖母の部屋には、今まで隠れていたので全然知りませんでしたが、雪見障子がありました。
 雪見障子を上げると、庭が広がります。初めて見る景色を、暫し眺めていました。

 
 
 

 
 


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