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シェアハウス用の実家リフォーム② 住宅耐震診断

 事情があってnoteの更新が滞ってしまいましたが、再開します。
  
 7月に、O不動産に紹介された工務店から屋根補修・外壁塗装工事の見積書を頂いていましたが、相見積もりをお願いしていたN不動産から全く音沙汰がないので比較対象がありませんでした。仕方なくインターネットで相場を調べて、検証してみました。
 工務店の見積もり金額は相場より安いみたいですが、疑問に思う点がありました。足場が単管足場、つまり踏板がない足場となっていましたが、調べた限りでは隣家との距離が狭い場合を除いては今年から使用が認められないようです。また、自分で図面から塗装面積を手計算してみると、見積書では塗装面積から窓やドアなど塗装しない面積が除外されていないようです。何だか不安でした。
 ・・・という訳で、この工務店にはお断りの連絡をしました。
 
 9月中旬、相見積もりをお願いしていた、実家を建てたN不動産から唐突に見積書が上がってきました。2か月も放っておかれたので対応する気が無いのかと思っていました。時期的に、さては半期の締めに営業成績が足りなくて、案件を掘り返してきたのかな、とも思いました。
 見積書を見ると、工務店のそれとは違い、各項目の算出が詳細で間違いが無さそうです。ただ、事前に営業担当者が「うちでやるとキャンペーン価格でも工務店の1.5~2倍の費用が掛かる」と言っていた通りの金額が提示されていました。
 お答えは保留にしました。「見積書には有効期限がある」と言われて、見ると「月末まで有効」との記載があり、それは無理なので、「見積もりは改めてお願いする」とお伝えしました。

 というのも、この間に町田市の空き家対策の担当部署に、実家の住宅耐震診断を申請していました。
 はじめに、提携している市内のNPO団体の建築士が無料の簡易耐震診断を、竣工当時の設計図を元に、家の内外からの目視で3時間程かけて行い、後日、その診断結果の説明を受けました。
 結果は、現行の耐震基準(2000年基準)に照らすと、耐震壁の数が足りないので、現状のままだと、年初に発生した能登地震級の震度6強の地震で倒壊の危険性がある、とのことでした。人が住み続けるのなら、精密耐震診断をして耐震工事をすることを勧められたので、仰せに従うことにしました。また、屋根補修・外壁塗装工事は耐震工事と同時にやるべきで、リフォーム工事はその後だろう、との話になりました。
 というわけで、実家のリフォーム云々は一旦保留です。

 精密耐震診断は、構造計算の資格を持った一級建築士が、竣工当時の設計図を元に、1日がかりで床下や屋根裏から家の骨組みを確認して診断を下す、というものです。費用は家の大きさによりますが、実家の場合は30数万円で、そのうち10万円は町田市から補助されます。
 ただ、精密耐震診断が出来る一級建築士の人数が少ないそうで、順番待ちとなり、時間的に間が空きました。

 その間に、実家を買うのか、譲り受けるのか、借りるのか、を考えることにしましたが、そこで、難しいことにぶち当たりました。
 

 

 
 


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