三重旅
妹との旅行は何年振りだろう?
まだ、彼が生きていたころだから10年以上振りなのは間違いない。前回は倉敷に行ってただただ疲れただけの旅行だったから『近場でのんびり』ということでお隣三重県に決まった。
鳥羽水族館でラッコに会うことを楽しみにしていた。それはそれは愛らしい仕草でわたしたちはすっかり虜に。それ以外にもセイウチやビーバー、ゴマフアザラシ、コツメカワウソ、ピラルク、クラゲ、ペンギン、ジュゴン、スナメリ、イロワケイルカ、美味しそうな真鯵やウミガメ…可愛いコたちがたくさんいたけど答志島に向かう船の都合で4時間ほどの滞在でした。
答志島は定期船で15分
雨なのか波しぶきなのかわからないけど、少し濡れながら上陸。
かつての繁栄が嘘のような廃墟や植物に侵食された建物がたくさんあって夕飯までの散歩がちょっとした肝試しみたい。
わたしたちの宿泊先は古さを感じるものの、掃除も行き届いていて快適でした。
料理はこのわたしが食べきれない量で、どれもこれもおいしくて。
ここに、焼き伊勢海老、サワラの照り焼き、ワカメ蕎麦、グラタン、あおさのお吸い物、炊き込みご飯、デザートと出てきて鳥羽で船を待つ間に食べた海鮮丼を少し後悔…笑
はち切れそうなおなかを抱えて露天風呂に入り、妹の愚痴を聞きながらいつのまにか爆睡。
楽しみにしていた朝ごはんもなかなかのボリュームだったけど、完食してしまいました。
翌日は横山展望台にゼイゼイ言いながら登り、地中海村で異国の雰囲気を味わい、天の岩戸を探索し、おかげ横丁で写真を撮ることも忘れて食べ歩き…。もう何も入らないねーと言いながら名古屋に到着してからお蕎麦をいただき、蕎麦湯にホッと…。
あれ?ずーっと食べてない?笑
あんなに食べたら胃の調子も悪くなるだろうと、今朝はお粥を作ったけれど、一度拡張してしまった胃が満足するはずもなく鳥羽マルシェで購入した金目鯛の一夜干しを焼いてしっかりめの朝ごはんでした。
妹とはものすごく仲がいいわけではないし、頻繁に会うわけでもないけれど、工作機械を作る会社に新卒で入社した甥っ子の話や母の愚痴やご主人の悪口など、出るわ出るわで溜めてたんだなぁと…。
たまには吐き出させてあげないとなぁなんて思う旅でした。