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「わたしたちのグッドデザイン」展へ行ってみる

TNAソリューションデザインの春田です。この記事では、宮崎県都城市の市立美術館で開催されていた「わたしたちのグッドデザイン」展に行ってきましたのでその感想を書いていきたいと思います。

都城市立美術館

グッドデザイン賞とは?

グッドデザイン賞とは、1957年に通商産業省(現:経済産業省)でスタートしたデザインの表彰制度です。「グッドデザイン商品選定制度」を現在の公益財団法人日本デザイン振興会が継承し、1998年に新たスタートした、日本で唯一の総合的デザイン表彰制度です。

「グッドデザイン賞」のワードは聞き馴染みがありますが、こんなに昔からあるとは思わず、驚きました。私が生まれる前からあると思うと歴史を感じてしまいます。

さっそく、展示品の様子も簡単に紹介していきたいと思います。(展示品の撮影、投稿もOKでした!)

あれもこれもグッドデザイン賞

プレイステイション

まず初めにビックリしたのが誰もが知る初代プレイステイション
四角いお弁当箱の見た目にライトグレーのスイッチだけのシンプルな本体デザインはそれまでのゲーム機にない存在感で、1994年に受賞をしています。
当時にはない革新的技術とその形状から受賞をされたようです。
後に写真のようにアナログスティック付きのコントローラーはプレイステイションを代表する形状となっています。
私も兄とはよくプレステを遊んでいましたね。今となっては当たり前ですが3DCGでゲームができるのは、当時は目新しくてとてもワクワクしたのを覚えています。

AIBO(アイボ)

次に目に飛び込んできたのが、アイボです。またソニー製品ですが、アイボを見た瞬間に発売当時の記憶がうっすらと蘇ってきました。たしかめちゃくちゃ金額が高い、販売台数も少ない。一般家庭では、買うことはできない高級品のイメージがあったので、実物を見れてテンションが上がってしまいました。調べたところ、25万円となかなかのお値段です。
1999年に商品デザイン部門で受賞をしていますが、ペットロボットの発想がアイボからスタートしていたと思うと、この時から時代を先取りしていて素晴らしいなと思います。
今のペットロボットといえば、「LOVOT」が有名ですよね。弊社のオフィスにも置いてみたい気もします。ちなみに「LOVOT」も2020年にグッドデザイン賞を受賞しています。

「コト」によるグッドデザイン賞

グッドデザイン賞は、有形無形にかかわらず「モノ」や「コト」でも受賞しているサービスや取り組みがあります。
たとえば、下の写真の「Kuradashi」というサービスがあります。

「Kuradashi」

こちらのサービスは、一見、普通のネットショップですが、商品の売上の一部を社会貢献活動へ寄付をされる仕組みを導入しています。
また、商品を購入する際に、画面上で寄付先を選ばなければいけないので、
よりユーザーは社会貢献をした感覚が残るような仕組みがあります。
さらに扱っている商品は、食品がメインで賞味期限間近や何らかの理由で普通に販売ができない商品をお得な価格で出品していますので、フードロスにも繋がっています。
社会貢献と自社の利益をうまく結びつけていて、とても感心してしまいました。

グッドデザイン展を通して

グッドデザイン展をみて思ったのが、デザインの力によって、社会にどのような影響があって、日々の暮らしがどう変化してきたのかが感じられた展示会でした。
最後に、デザインの力がこの先の社会をもっともっとより良く、豊かにしていく中の一員となれるように、日々精進していきたいと思います。

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