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保育園のお迎えに行ったらコウノトリに出会った話


4歳末っ娘を保育園にお迎えに行った帰りみち、
原っぱの先に鳥の頭が見えた

保育園から駐車場までは地域の広々とした公園を通り抜けるのだが、そこにいた

ん?あれ、見て。と一緒に来てくれていた長女(中3)に言う
サギかぁ⁇
(サギはその辺にたくさんいるので希少性なし)
サギはこういう場所ではあまり見ないけど‥
なんかちょっと大きいし‥

草っ原の中をズカズカ分け入り、(長靴で良かった)スマホを取り出し撮影開始
野鳥は警戒心が強くて急に近づくと逃げてしまうので、足音に気をつけながら少しずつ近寄っていく

むむむ、何だろう
飛んでいかないで〜


あまり近づけないままだったけど、綺麗な姿をしっかり見ることができた


立ち姿が美しい


かなり遠くから止まって見ていた子どもたちに、おいで、と手招きしたら

あっ!飛んで行ってしまった

おっっきい〜〜!!!


何の鳥だろう⁇ タンチョウヅル⁇


末っ娘が
今日おさんぽした時にもあっちでコウノトリ見たよ!
と指差し言うので
え!ほんま⁇(ウソ⁇ ←最近、幼児あるある虚言癖ぎみ笑)

帰って調べよう!と写真と見比べてみると


コウノトリだった!!

2.3年前にも、子どもたちと近所から少し足を延ばしておさんぽしていた時に見たことがあったのを思い出す(写真が見当たりましぇ〜ん)

でも、そこはもっと里山っぽい雰囲気のある田園の中だったし、周りにはほとんど人もいなかった

今日はまぁ割と人の気配がある場所で
一定の距離はあるもののおさんぽしているご老人もいたし、東屋に中学生が談笑していたり、わたしたちも歩いていたり

飛んで行ったあとは道路脇の電線の上へ


意外!!!!



コウノトリって珍しい鳥だよね⁈
こんなに身近にいてくれて何だかすごく嬉しい


長女が 一回絶滅してたはず、と調べてくれた

昭和41年頃には、豊岡市でしかコウノトリを確認できなくなっていました。
コウノトリのエサがたくさんいる沼のような田んぼは、稲作の機械化のために、
乾いた田んぼに改良されていきました。乾いた田んぼにはコウノトリのエサがいなくなります。
農薬に含まれる水銀のせいで弱っていたコウノトリは、エサの減少によってさらに減っていきました。
昭和46年に、とうとう最後の日本の野生コウノトリが死んでしまいました。
これを日本のコウノトリの野生絶滅と言っています。

兵庫県立コウノトリの郷公園 https://satokouen.jp/



その後ロシアから幼鳥を譲り受け、そこから飼育コウノトリのつがいができ、平成元年にふ化・巣立ちをし、やっと2羽増やすことに成功

飼育コウノトリが100羽を超え、放鳥開始はさらに17年後だそう‥
保護活動が始まってからは50年後というのだから、一度なくなったものを取り戻す苦労と努力は計り知れない


そして2024年現在の国内での野外個体数は468羽!!

まだまだ数少ない野鳥を見ることができて
ラッキー!
と同時に爆発的に数が増えていく訳ではなく、それはもちろん鳥たちが暮らす場所や環境がないと増えないよね


我が家で利用しているコープ宅配の情報で徳島にコウノトリがいることを知り
こちらのお米をいただいたこともある

宣伝とかではないけれど、自然や生き物あってわたしたちの暮らしがあることを気づかせてくれる
そして割とお手頃に購入できる仕組みを作ってくれていることに感謝している

そうそう、前に見た個体には脚にリングも見えた

今回見たこの子、リングないのでは‥⁇
調査では追いつけないくらい生息数が増えているのならいいなぁ


わたしたち家族の住む地域は、ほんとに自然が豊かでありがたい

子どもたちは登下校中にキジにもよく会う
家の前に親子連れが来たこともある

昔話でしか知らなかった鳥たちに会えるなんて
すごいぞ!!

わたしは結婚してこの土地に移り住んでいて、ここが大好きだ
お気に入りの町に住んでいることはとても幸せ感があるなぁと
最近ちょうど考えていたので今日は改めて

ビバ!!わたしの住むまち!!

また会おう、コウノトリ!!

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