小さなキミがそばにいるこの幸せは永遠じゃない。
こちらは何年か前に初めて目にして、普段あまり泣かない私の目から
ボタボタと涙が溢れたあるママブログの文章です。
一字一句すべてが私の生活そのもので、
リアタイで同じことを思ったことはなかったのに、
ここには私のママとしての感情も未来への思いも全て入っているように感じた。
子供との毎日は大変で、
ずっと穏やかに幸せだけを感じていられるわけではない。
むしろ怒ったり悩んだり、忙しさも相まって常に選択と後悔に苛まれながら
母親業をなんとかこなす。
だけど、私たちはどこかで分かっている。
本当はこれじゃいけない。もっと違うママになりたい。
そして小さなキミがそばにいるこの幸せは永遠じゃないこと。
私の上の子はもう中学生になり、下の子も小学校高学年になりました。
この文章のママからしたら、折り返し地点に来たと言えるでしょう。
それでも、変わらない毎日が怒涛のようにやってくる。
この文章に涙したことはスッカリ忘れて日々を過ごす。
だからこのLicoさんのブログ
「独身の頃、ヒールの靴が好きだった」
は気付いた時に読むようにしています。
同じ文章なのに、何年経っても、子供たちが大きくなった今も
いつ読んでも初見と同じくらいの涙が出てしまう。
忙しい母親たちが、
今当たり前にある幸せを噛みしめるのは難しいし
ずっとそうあれとは思わない。
ただ、たまにこうした文章に自分の気持ちをリンクさせて
子供を思い涙する。
その時間に自分の子供への愛情を感じればいいのだと思う。
母親は忙しいから。
でもその忙しさは子どもへの愛情だから。
そして、子供が帰ってきたら「おかえり」を言う。
いつもより少し多めに「子供を大切に思う気持ち」を添えて。