人生を輝かせてくれた最強の短所

高校生3年生の進路希望調査に『雑貨屋の店員』と書いて出しました。

就職希望者なんてほとんどいない学校でしたが、担任の先生も進路の先生にも説得されるようなことはなく、その方向で話はすすんでいた…が！

ある日顧問の先生に呼び出されます。
『お前、雑貨屋で働いている姉ちゃんが幸せそうに見えるか？』
『はい。』（大好きな雑貨に囲まれて楽しそうじゃん！）
『おれはそうは見えない 』
『はぁ・・・』（雑貨とは無縁そうだもんな）
『お前なんか変な男につかまってできちゃった結婚するのがオチだ！！俺が就職先見つけてきてやるから大人しく待ってろ！！』

（えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇーー未来予想図がひどい！！（そっち ））

平成の時代でもアウトな発言連発ですが、安心してください。令和の今も先生は変わっていません。

そんなこんなで本当に就職先を見つけてきてくださった恩師様

その就職先が陸上の実業団

県大会で入賞もしたことない選手にようそんな話を持ってきたなとも思うし自分もよう行くと決意したなとも思います。

そんなこんなでコネ100％で実業団に入ったわたしですが、実はこれはわたしの短所がうまく長所としていきた結果でもあります。

その短所とは

よく考えずに行動すること

電車の乗り換えで『なんとなくこれっぽい』と思って乗って知らないとこに行ってしまう（調べろよ！）
『ここおいしいらしいよ！』と言って行ったお店がやっていない（調べろよ！）
『これくらいあれば足りるだろ！』と印刷したプリントが1枚だけ足りなくて授業中に印刷しに戻る（数えろよ！）

こんなことを毎日繰り返しているわりに全く改善される気配がない（学習してくれ！！）
でもこの短所はときにわたしの人生に大きな影響を与えてくれていました

大学進学をすすめられたとき（学力ない）
今の夫に告白されたとき（9歳差）
家を買うとき（お金ない）
兼業として栄養士の仕事を頂いたとき（時間ない）

普通だったら自分には無理と思うような状況だったけど、よく考えないので『多分なんとかなる』と思って決断、実行することが出来ました

いろんなことを考えすぎて、調べすぎると人はどんどん行動できなくなります。出来ない理由、ダメだったときの言い訳も考え、調べてしまうから。

反対に『なんとかなる 』と思って行動してしまうと、なんとかするための行動に踏み出せます

『自分を隠さない。気が弱いんだったら弱いまま。興奮しすぎるんだったらしすぎるまま。短所はない。特徴だけがある。特徴をすんなりと生かした選手がグラウンドで輝く。』

陸上の400ｍハードルの日本記録保持者で、オリンピックに３大会連続で出場した、為水大さんの言葉です。

わたしは短所に感じていた「よく考えずに行動する 」という特徴のおかげで、自分の人生を輝かせることが出来ました。

自分がよくないと思っている特徴も、活かせば最強の武器になる

そんな視点で自分のことも周りのことも見れたらいいな

でも今日は配布プリントの枚数をちゃんと数えよう。

金曜日！今日もがんばるぞ！！