この時期になると考えること

金木犀が香りだし、冬が近づいているなと思う頃、何かやり残したことはないか、考えてしまいます。

要は今年の振り返りですね。

とにかく仕事が忙しくて、大変だったけど、旧友との再会も果たし、小説賞の応募もした。

だから特にやり残したことはないかなと思います。
ただ小さなことでいえば、映画をあまり観てないかな。
アニメはたくさん観たけれど、映画は観れてない。
観たい映画リストに作品名が、どんどん増えてきてる状態ですね。

今年最初に観た映画は、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」です。
テレビで放送されたのを録画してたので観ました。1月の始めの頃だったかな。
コメディ映画かと思って何気なく観ていたのですが、意外に演出がこだわっていた印象でした。
テーマはなぜ妻が死んだふりをするのかということではあるのですが、人が亡くなることの悲しさを知っているから、妻役の榮倉奈々さんの表情や仕草に注目すると、その答えが見えてくる気がします。

「月が綺麗ですね」と何か誤魔化しているような答え方。(→疑問に思う方は、「月が綺麗 夏目漱石」で検索してみてください)
クリーニング屋の店主を笑わせる理由。
父を笑わすために、かくれんぼ。
夫に妻が先に絶対死なないでという理由。

私なりの解釈ですが、
自分が亡くなったときに、夫が少しでも悲しまないように、死んだふりをしていたことを思い出して、少しでも笑ってほしいと思ったのかもしれない。
だから死んだふりをしていたのかなと思いました。

今年観た映画の中で、私の中では上位に入る映画の一つです。





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