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理学療法士が”オワコン”と言われた理由
理学療法士がオワコンと言われた経緯について調べてみました。この記事を最後まで見ていただけたら、
・理学療法士が本当にオワコンなのか
・どうしてオワコンと言われているのか
・オワコンにしないようにするためにはどうしたらいいか
それがわかります!
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。
そもそも“オワコン”ってなんなんだい
“オワコン”の意味
“オワコン”とは“終わったコンテンツ”の略語であり、あるものの人気や受容が大きく低下した状態を指します。
”オワコン”の語源と歴史
“オワコン”は2000年代初頭に2ちゃんねるなどの掲示板で使用させるようになり、その後SNSや掲示板、ブログを通じて広まるようになりました。もともとはインターネット上の一部で一定の対象に利用されやすい言語であったようですが、現在では芸能人やトレンド、市場などネット上だけではなく、普段の会話などあらゆる場面で使用される、使い勝手のいいセリフとなったようです。
どこから理学療法士が”オワコン”って言われるようになった?
そもそもどうして理学療法士が“終わったコンテンツ”と言われるようになったのか?背景を考慮しながらまとめていきます。
“オワコン”とされる肯定因子
・理学療法士の需要と供給:総務省のデータによると日本は1950年から徐々に高齢者の割合が増加しており、2040年には総人口の35.3%にもなるとされています。しかし、厚生労働省のデータによると理学療法士・作業療法士の需要推計は2040年頃には供給数が需要数の1.5倍となる結果となっています。
・資格取得者の増加と競争:多くの人が理学療法士の資格を取得する一方で、供給過剰となり、実際に働きたいと感じていた現場で働くことができないケースが増えてくることが予想されます。
・賃金や心身の過労:理学療法士は患者様と接する機会が多い仕事であるため、身体の疲れだけでなく心の疲れも出やすい仕事です。また、その割には低賃金と感じるスタッフも多いようで、Googleの検索エンジンには良く『理学療法士 給料安い』などといった予測変換が出てきます。実際に現在の理学療法士の平均年収は令和5年の厚生労働省のデータでは約4300000円といったデータが出ています。
“オワコン”とされる否定因子
・国家資格という強み:理学療法士は国家資格のため、政府や公的機関から認定されています。そのため、理学療法士としてリハビリをするということの名称独占ができます。また、一度転職しても現状であれば再就職がしやすいこともメリットだと思います。
・供給の増加と活躍の場の変化:理学療法士は病院だけではなく、スポーツの現場やクリニック、介護事業所、一般企業など、人員の増加もあり活躍の場が徐々に増え始めています。
・予防分野への注目:少し前から高齢化が進む日本において予防事業は力を入れるべき分野として知られてきています。そこで、理学療法士が生活習慣病及び介護における1次予防として活躍できる場であると考えられています。
・新しい技術との共存:近年、AIやロボットが進化していく一方で、専門職としてのプラットフォームが脅かされやすい時代になってきています。その中で、理学療法士という分野は、新しい技術に対抗するのではなく、うまく共存しながら成長できる分野であると考えています。例えば、今では増えてきた『歩行支援ロボット』や『筋収縮を感知して促通する電気治療』、『VR機器』『体組成計』など、医療の発展に合わせて理学療法の在り方も一緒に成長しています。こういったツールが増えることで、それに精通した理学療法士がまた必要となり、都度需要は増えていくことも考えられます。
ぼーちゃんの考え
理学療法士という仕事は、以前よりは知名度が高くなってきており、世間的に認知されやすい職業になってきている一方、“オワコン”と発言できるだけ上記のような理学療法士の肯定因子や否定因子を知っている人間はどのくらいいるのでしょうか?
僕が思うに、当たり前かもしれませんが、“オワコン”と言っているほとんどの人が実際に理学療法士の資格を持っていて、不満や不安を抱えて仕事をした結果、このような事態になっているのかなと感じました。
これらを踏まえて、
理学療法士が“オワコン”ではない!
そう言い切るためには今現在、理学療法士として頑張って働いている人たちの気持ちを変えていかなければならない、対象は世論ではなく、現場のスタッフなのかもしれないと思い、内心震えております。
今後“オワコン”にさせないためには?
自分で情報収集をしてまとめてみた感想として、理学療法士を“オワコン”にさせないためには、それぞれの理学療法士が少しでもやりがいが見出せるような職業になる必要があると思いました。
それは、新しい分野の開拓であったり、収入面の増加であったり、環境の変化であったり、様々かと思います。
僕としてはこうして文章化してみて、少しだけ現在の理学療法士の問題点に触れたような気がしました。
そのため、まずは自分ができる範囲でこうして文章化して、少しでも理学療法士は“オワコン”だと思っている人に、プラスなイメージを与えられるように、自分が経験したことや学んだことを発信していければと思います。
結論
色々調べてみると、理学療法士は理学療法士にとって“オワコン”になりかけているかもしれない。
少しでも多くの人が“オワコン”だっ!って思わないような発信をします。
最期まで見てくださりありがとうございました。