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【ライターの話】還暦のお祝いに同席。ライターの可能性と未来と。

大先輩ライターさんが60歳を迎えるということで、お嬢様が企画されたサプライズパーティーへ参加しました。

彼女を慕う人たちが集まって、すごく温かくて和やかなパーティー。

ライター業1本で2人のお子さんを成人させた事実だけで偉業です。心の底からそう思う。

「ライターの仕事だけで暮らしを回す」のはおそらく想像を絶するほどハード。

以前、そのライターさんから子育ての話をうかがった時、

「夕ご飯を作っておいておくの。食べてねーって。それで私はまた書斎に戻って夜中まで原稿書いて。だから思春期に子どもたちと向き合う時間がほとんどなかった」

それはおそらく「怖かった」からだと想像します。

収入がなくなること、
子どもを露頭に迷わせること、
明日が見えなくなること。

ライターの収入で家賃を払う。ライターのギャラで食材を買う。服を買う、子どもの学費を払う、制服代を払う、子どもが一人暮らしをするための家賃を払う。

倒れそうです。

1日3万円くらいの収入では当然足りないから、朝から晩まで取材と原稿書きの予定を詰めちゃう。

ライターで生計を立てるということは、「それで暮らしていく覚悟を持つこと」。

ああ、これは私がお店を取材するときに、お店の覚悟を感じるのと同じことでした。「その仕事だけでなんとしてでも生き抜いてやる」というスタンス。

そのためには、必要があれば何冊でも本を読むし、
インタビューに挑むし、
苦しい仕事でも向き合っていくのだと思います。

その先に何があるのか? を見せてもらえたパーティー。

人に囲まれて、子ども世代のみんなに祝ってもらう先輩は、とても幸せそうでした。

憧れる未来のひとつです。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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