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【ライターの仕事】取材時に出てきた未知のワード。知ったかぶる? 正直に聞く?



生きることは未知との遭遇

この世は知らないことだらけです。

自分が生きている世界は井戸の中の、それも10cm四方くらいの水の中だと思います。

だから、「突然降って湧いた仕事」が、経験のあるジャンルばかりではない。特に地方でライターをしようと思うと、「なんかわからんがライターを探していて、やってくれ」みたいな突撃案件が降ってきたりする。

もう終わっちゃったけどガウディ展を見てきました

ITのことはまったくわからないが、スタートアップ企業やシステム会社の偉い人たちの話を聞く

そんな取材現場もある。

でもね、無理ですよね。ぽろっと出てくるキーワードが「エクイティファイナンス」とか「シリーズA」とか「CTO」とかね。オンライン取材で話を聞きながら、手元のスマホでキーワード検索しちゃうくらいにはやばい。

※その時はディレクターさんが取材をしているのを、オンラインで聞きながら原稿をまとめる仕事だったので検索する余裕がありました。

こういう場合、どこまで「それはどういう意味ですか?」と聞いていいのか迷います。相手との関係性にもよります。

初対面で、相手の背景をあまり知らない状況ならいいかも。

ただ取材相手がホームページなどですでに公表している情報ならば、知らないとちょっとよくない空気が流れる可能性もあります。

自分の専門分野を増やし、やれる範囲を拡大せねばと思うものの。

ガウディ展の入り口。名古屋市美術館が結構古い

ちなみに営業マンが「知っているふりをする」という現場を見ることもある


すごーく広告を売りまくる敏腕営業マンと取材に行った時。

その人は「知らない」と微塵も感じさせませんでした。

でも知らない単語はこっそり紙にびっちりメモしていて、後で調べまくるのだそう。会話が上手いので、知らないことはサラッと流して知っている単語だけでつないでいく。

すごいスキルだなと思います。

私はその人の前でも「不勉強で申し訳ありません」と言いながら、知らない単語のことを教えてもらったり、深く聞いたりしましたが。

あとで営業さんから言われたことは、「ライターさんは聞いてもいいと思いますよ。でも営業はちょっとダメかもね」という反応。

ライターはよくて営業はダメ。その判断自体も個人の裁量によるもので、本当はどっちなの? かはわかりません。

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