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ライターの仕事について

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。 ○ライターの仕事を続けるには ○単価アップを叶えるには ○そもそもライターってどんな仕事? ○編集の視点とライターの…
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2024年5月の記事一覧

【ライターの仕事】リノベーション取材からこの世の色々を学ぶ

リノベーションの取材をさせていただいたフリーマガジンの見本誌が届きました。 この取材では、学びが多かったです。 去年、実家(私の年齢よりも+10歳くらいのとても古い建物)を、両親がリフォームしたんです。 父が「外観を綺麗にする」と言い出したので、私はそれを母から聞いた直後に父の携帯へ電話。 「えっなんで? 何で外観??? もっと他に直すとこあるよね?」 水回りとか、トイレとかお風呂とか。そもそも床がベコベコしてるところがあるよ? 「だって、カッコ悪いだろう」 そ

【ライターの仕事】色々なことがアナログへ返っていく感覚。アポ入れやっぱり困難。

取材のアポ入れほど私を悩ませるものはありません アポ入れはいつも困惑します。 「突然相手の日常を切り裂く電話をかけるハードルの高さ」を思うとオエッとなります。 だからテレアポをガンガンかけられる営業マンを尊敬するし、自宅にかかってくる謎電話(不用品ありませんかとかも含め)の強気っぷりを見習いたい。 が、苦手なものは苦手です。 しかし昨今、いきなり電話がけは失礼だとかいう風潮になってきました。最初はメールやDMを送ってワンクッション置くべきみたいな。 でも。 メ

【ライターの仕事】仲良くなる必要はなく、「知っている」程度のご縁が仕事を運んでくる。

昨年、一度だけ取材でお会いしたデザイナーさんから突然お電話があり、 「どんなジャンルもやるっておっしゃってましたよね? 編プロ紹介してもいい?」との話。 承諾すると5分後に編プロさんから電話がかかってきて「早速ですが取材をお願いしたい」と言われました。 「知り合ってすぐの同業者さんからのご縁」って、多いように思います。 今回紹介された仕事の話を深掘りすると、「ライターさんが抜けて困っていたらしい。これまで担当していたライターさんは、私のよく知っている人」ということが

【地方クリエイター】若い人どこにいる? 現場が回らない。技術の継承は?

若い人がいない? という会話から 普段仕事で顔を合わせる人たち、初めましての人たちが10人くらい集まって、カメラマンとデザイナーとライターと代理店の人が語らう飲み会がありました。 50代の大御所を筆頭に、だいたいが40代と30代、と20代ちょこっと。 その場で、「若手カメラマンがいない。定年でどんどんリタイアしていく人がいっぱい」という声を聞いたのですが。 例えば。 地方カメラマンさんたちの大事な収入源のひとつが「学校関係」。 入学式、卒業式、スポーツの試合など

【ライターの仕事】百聞は一見に如かずを信じているので、現場に行ってみる【浜松まつり】

年間を通して浜松に関する記事を書く仕事をいただきました。 掲載テーマの一つに「浜松まつり」があります。 記事制作や公開はずっと先であるものの、浜松まつりの開催はゴールデンウィークの三日間だけ。 移住民にとっては縁がないこのイベント。 一度も見たことがないまま記事を書くのは正直しんどい。 ということで、なんとか都合をつけてゴールデンウィーク中に現地に行ってみました。 ※ちなみに記事に掲載する写真は、毎年浜松まつり全日程を撮影されるカメラマンを知人から紹介していただき、