なぜかある。プレイしてないけど好きなゲーム音楽談義
”ゲーム音楽はゲーム内で実際に流れるところを聞くまでサントラに手を出したくない”派閥に所属しているキセ公です。
ゲームを演出し、ゲームを彩り、ゲーム体験を豊かにしてくれるのがゲーム音楽。
ならばその役割を真に果たしているまさにその瞬間の音楽に、まっさらな気持ちで出会いたい。
そういうロマンチストなんですね。
でもそれはそれとしてなぜかある「ゲームをプレイしてない/その曲が出てくるとこまでやってないけど好きなゲーム音楽」について今日は喋ります。
世の中にはなんでも、あるのよ。例外ってやつがよ。
・主にサウンドトラックのアルバム名、次いで曲名を出して話します。
・一応なんの話をしているか参考までにyoutubeとかの動画を探して貼りますが、興味があったら是非CDを探してみてくださいな。今回話題に上がるやつは基本問題なく手に入ると思います。
・あ、一個例外があった。後ほど触れます。
『COZMO〜ZUNTATA 25th Anniversary〜』
タイトーが誇るサウンドチーム、ZUNTATA詰め合わせアルバム。
なんと収録曲の9割強やったことないです。
(プレイしたタイトル→『パズルボブル3』『グルーヴコースター』)
でもこれはZUNTATAが25周年だって言うから仕方がなかったんですよ。
サイキックフォースとかライブで聞いてから気になってるんですよね。
それにダライアス! 曲も世界観もバリバリ好みだけどできる気がしないんだよ〜〜〜なぜならド下手クソだからよォ〜〜〜〜!
シューティングはみんなそうだよ。基本的につま先からテッペンまで私が好きそうな要素で溢れてるのにゲーム性の一点で私を拒むんだ……。ベタだけど「CHAOS-Main Theme-」とか超〜〜〜いいよね。(※このアルバムには入ってません)
入ってるのだとカンナンシンクとか。カンナンシンク名前がまず好き。
↑動画はグルーヴコースターのだけど、『ダライアスバースト セカンドプロローグ』出典の曲ですね。
あんすたの宝石ドロップするときのSEめっちゃカンナンシンクじゃない!? って話に誰か共感してほしい。
あとゲーム名の方もこれで初めて聞いたんだけど「ショーグンディフェンス」って名前ものすごいヒキがある。
タワーディフェンスのアプリらしい。こんなシブい曲が流れるのか……。
あんまり内容の話してないけどこのアルバムはまじでおすすめですよ。
私にとってはるか手の届かないところにある良曲たちがぎゅっと詰まって楽しめますのでね……。
『Einhänder Original Soundtrack』「血戦[Bloody Battle]」
スクウェアからPSで出たシューティング。
この流れですでにお判りのことかと思いますが、シューティングはどうせやったって私の実力じゃ全曲聴けねえだろ!ガハハ! と開き直って未プレイでもガンガン聴いて回ってます。
これもアルバム通していいものですが、特にこの曲がいいですね。
警告音のような音から徐々にリズムが重なってって、じわじわ盛り上げて、からの踊れる軽快なフレーズ!
どんなところでかかるんだろうな……やっぱプレイ中聞くとさらに脳汁がすごい、出るんだろうな……。
『ESCHATOS Soundtrack』「MASSIVE X」
XBox360のシューティング。シューティングはシューティングでもこっちは縦のやつだ!
まあ……縦でも横でも苦手なんですけど……。
アインハンダーの方はアルバム通して聴くことが多いんですが、こっちはとにかくこの「MASSIVE X」を無限にリピートしています。そのくらいこの曲が好きだ!!!
一発で夢中にさせてくれる完璧なイントロ! ハートをつかむクラップ音! もういつまでも聴いていたい。
作曲者の安井洋介さんのことはこのサントラで知ったのですが、同じくキャッチーで魅力的な『まもるクンは呪われてしまった!』「YO-KAI Disco」の作曲者さんなんですね。
こっちも一度聞き始めると離れられなくなる魅惑の楽曲。そういえばこっちもプレイしてないけどサントラ持ってますね?
『UNLIMITED:SaGa Original Soundtrack』「バトルテーマ I」
アンリミテッドサガ。PS2のあの……個性派ゲームですね。
正確に言うとこれはやった。なんなら発売当初やった。
当初はクソゲー扱いされてしまいましたが、最近再評価も進んでいるらしいですし、大人になった今改めてチャレンジしてみる価値はありそうですよね。
でも私はとりあえず「バトルテーマⅠ」のよさをここで噛みしめるだけでいいかなって思ってます。
フィドルとピアノがさえずるように掛け合って、ベースが、リズムが、楽器それぞれが上品で洗練された旋律を奏でながら駆け抜けていく爽快感……
これが「通常戦闘」の曲だって言うんだから本当痺れますね。
『サガ ラストバトル楽曲集』「Last Battle -T260G-」
白状するとサガほとんどやってきてないんですよ。
そしてやりたい気持ちもめっちゃある。
じゃあなんでこんな見るからにオムニバスアルバム買ったの? しかもRPGだしラスボス曲集だけど? 自分の主義主張どうした?舐めてんの? って話になるんですが、言い訳を聞いてください。
あのね、東京ゲームショウのスクエニブースって毎年購入特典CDがあるんですよ。でも私大抵の欲しいサントラ既に手中に収め切ってしまってるからもう買えるものなくてね。
それでまあ……
こういうことになったんですわ。仕方がなかったんですわ。
言い訳の質は置いておいてこの曲ですよ!!
これをこのサントラで聴いて心中大盛り上がりだったんです。こんなエモ曲が流れるラスボスってどんな!? 絶対やりたい!! そのシーンで聞きたい!! ってなりました。絶対聞きたいもんこんなんな……。
ちなみにやったことがあるサガはサガフロ2です。もうめちゃめちゃ思い入れあります。
好きな曲は「Variation」です。
これはいいとしてもサガフロ2の曲名はドイツ語なので大抵ちゃんと読めないのが難点ですね。
人間なのよギュスターヴ!
『真・女神転生 NINE プレミアムサウンドトラック』
これね…………今回言及する中でトップ遺憾案件です。
このゲームやってない……なのに私、このアルバム女神シリーズの中でも一二を争う好きさ加減なんですよ。超いい。どこもいい。六本木も上野もいい。
ゲームもまたすげーよさそうなんですよ、アクマ連れて歩けるしさー。
だから待っててくれNINE……迎えに行くから……箱と出会うところから始めるから…………。
(※前述の「例外」これです。これはサウンドトラック単体では販売していなくて、ゲーム同梱のものだったと思います。私は遅れて存在を知ったのでCD単体を探しました。)
『an cinniuint』「魔王」「魔王決戦」
『tsugunai〜償い〜』というPS2のゲームのサントラです。
まだ私の中で心のルールが確立される前、ゲームサントラハマりたての頃に買ったやつなのでセーフですね。
これはめっちゃめちゃ聞き込んだサントラで、各種民族音楽的サウンドを得意とする光田さん作品の中でも特に全開フルスロットル、ケルト色の濃い〜内容になっています。
掲題の曲の他にも「昼下がりの町」「酒場」は演奏するのも楽しい曲で最高なので一人で笛で吹きまくった思い出があります。「酒場」、パブでご機嫌に酔っ払って演奏に加わりながら縦とびしてる気分になれるからね。
で、しかも。このゲームは後ほど大人になってからちゃんとプレイしたんですよ。
目の当たりにしたいじゃないですか、やっぱり。こんなに大好きな曲たちが仕事でいきいきと輝いている姿を。
特にCD2枚目終盤の「魔王」「魔王決戦」。
共にものすごい切ない曲調で、こちとら一体このゲームに出てくる魔王はどんな存在で、どんな背景を持っていて、なぜ戦うことになってしまうのかって想像力をかきたてられながら育ったものだからワクワクしながらプレイしました。
したらこれが、魔王の背景とかそんなにないんですよ。
どのくらいないかと言うとFF9の永遠の闇くらいの感じのラスボスなんですよ。いやもちろん永遠の闇よりはお話に絡んでて事前に色々、あるんだけど……でも……こちとら何年も何年もかけて過剰な情緒を熟成させてきたから、それに足るレベルではなかったというか……
曲から先に聴くとこういうことも起こりますよね、ということで……。
以上、プレイしてないけど好きなゲーム音楽談義でした。
繰り返しになりますが私は”ゲーム音楽はゲーム内で実際に流れるところを聞くまでサントラに手を出したくない”派閥。
加えて”ゲーム内の体験を伴ってこそゲーム音楽はその真価を発揮する”信者なので、例えば他のゲーム音楽好きから私の好きなゲームの好きな曲について「ゲームはやってないけどこの曲好きなんだ〜」トークを仕掛けられると「まあお前はその曲について半分も理解してないけどな!!!」と心の中で思います。(ドクソ野郎)(関係性によっては口にも出す)
今回挙げた曲についても既プレイ者の皆様におかれましては全く同じことを私に言いたくなることでしょう。いいんですそれで。きっと実際そうです。言い訳しまくったし私は大丈夫です。
つらつら喋ってみて思ったのは、そろそろ本気でシューティングと向き合うべき時なんじゃないかなってことですね。最高トラックたちの真の魅力を理解するためにも。
好きな音楽という人参をぶら下げれば、私でもちょっとは上達するかもしれませんしね。
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