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バスケの知識もなし、原作も読んだことがない人間がスラムダンクの映画を観たよ ※ネタバレ注意


私のスラムダンク知識はバスケ漫画で赤い髪の人が出てくることしか知りません。無知すぎる。

私の推しがスラムダンクのファンで映画も観たと呟いてたので、これは私も観るしかないと思い漫画も読まずアニメも観ないで行きました🏃‍♀

つらつらと感想を書いていくので、ネタバレ注意です。

バスケの知識も原作も知らない私でも楽しめました。バスケのルールとか、原作をちゃんと知ってたらもっと楽しめただろうなと思います。

まずリョータについて。生意気なのに自信が無いところが可愛らしくて、自分の弱さを自覚してても挫けないで前を見てるのがかっこいいです。私もリョータみたいな人間になりたいです。

次は桜木さん。原作の主人公ということを後で知りました。ぶっ飛んだ性格でバスケの才能がすごい天才肌なのかな?ただのぶっ飛んだ人かと思ってたら、仲間を鼓舞したり背中の痛みがあっても試合に参加する強さは主人公らしいです。後半くらいからは、試合の途中で気絶しないよな!?って心配でした。そんなに貧弱じゃないとは思うけど。

次は三井さん。リョータに会ったときは親しみやすくて優しいお兄さんだったのに、急に髪を伸ばして怖いヤンキーになってたので同一人物だと思いませんでした。リョータと喧嘩した後また髪型が変わるし、ギャップが一番あるキャラでは??観てるときに(同じ人だよね…?)って何回か不安になりました。個人的に一番気になるキャラです。

次に赤木先輩。めっちゃ強そう!肩幅がリョータの2倍ある!!が第一印象です。堅物で厳しい先輩かと思ったら、最初はチャラいと言っていたリョータのパスを認めたり、後輩である桜木さんがやらかしたことでも頭を下げて謝ってるところを見てると優しくて面倒見が良い先輩に印象が変わりました。脳内に悪魔がいたり、昔言われたことを引きずってたりと意外と繊細というか、この人も可愛いところがあるんだなって思いました。

最後は流川さん。無口で孤高の人という印象です。セリフが少なくて、パスしたときに仲間が驚いてたし、リョータとの絡みも少ない感じがしたので…。でも、桜木さんとは仲が良さそうなので原作を読んだら印象が変わるかもしれない。映画で出てきた中で一番顔が良い。

以下、ストーリーの感想です。
リョータのお兄さんが船に乗っていくところで察しがつきました…。あんなに仲が良くて、これから残った家族で支え合っていこうというときに、お兄さんも亡くなるのしんどい。リョータも最後に酷いことを言ってしまったで後悔してるんだろうなって…。リョータの気持ちを想像して文章にすると辛い。

あと、リョータがお母さんに宛てる手紙で「生きているのは僕でごめんなさい」みたいなことを書いてたときは涙目になりました。リョータのお母さんは絶対にそんなこと思ってないし、この文を読んだらお母さんも傷つくだろうなって。でも、リョータの気持ちもわかるしで感情がめちゃくちゃにされました。その手紙はお母さんに見つからずに、すぐに捨てて安心しました。映画の最後で大人になったリョータは、もう自分をそんな風に思ってないくらい成長していて泣きそうになりました。良かったよ…。幸せになってくれ。

けど、お兄さんを亡くしたときから今までこんな気持ちで生きていたんだろうなと思うと…。本当にリョータには幸せになってほしい。

あと、落ち込んでいるお母さんの接し方でお兄さんとリョータで違いがあるのも面白いです。

お兄さんは先に前に進んでいて人を引っ張っていって、リョータは人に寄り添って一緒に歩いていってくれる。でも、2人とも辛い気持ちを自分一人で抱えてしまうのは兄弟だなって思いました。

それと、試合が終わって上を向いたリョータを空から見下ろしたような演出でまた泣きそうになりました。映画を観ている観客は空にいるお兄さんの役割で、映画を通してずっとリョータの成長を見ていたと解釈したので(違ってたら恥ずかしい)

と、ここまでにわかとも呼べない人間の感想です。〇〇はこんな人じゃありませんよ!と不快にさせてしまったら申し訳ないです。これから少しずつアニメを観たり原作を読んで知識つけます。

映画から入ったのでリョータが主人公ではないことに違和感を持ちそう。でも、敵校の生徒含め他のキャラも主人公になってもいいくらいのストーリーを持っているんだろうと思うともっと楽しめそうです。原作を一周したら、もう一度映画を観たいです。

久しぶりにワクワクする作品に出会えました。ここ数年に触れた作品がほとんど鬱々としていたので癒やしです。ありがとうスラムダンクとスラムダンクの魅力を教えてくれた推し!

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