EUR/NZD19/04/05-04/26(サンプル)
全体的な利益の出し方は「トレード情報」を見てもらえればわかると思いますが、実際に一つの通貨ペアをどのような考えで行っているのかまでは分からないと思います。
その為一つサンプルとして私の考え方を解説してみたいと思います。
今回やっと、サンプルになりそうな通貨ペアが出来上がりましたので、これを解説して行きます。
日足
4時間足
4月5日(金) 売り:0.1枚 合計:0.1枚 価格:1.66137
4月9日(火) 売り:0.3枚 合計:0.4枚 価格:1.66996
4月17日(水) 売り:0.1枚 合計:0.5枚 価格:1.66943
4月18日(木) 売り:0.5枚 合計:1.0枚 価格:1.68121
4月23日(火) 売り:0.1枚 合計:1.1枚 価格:1.68585
4月25日(木) 売り:0.7枚 合計:1.8枚 価格:1.69261
4月26日(金)手仕舞い 価格:1.68130
保有期間は22日です。「酒田罫線法」が一部守られてな箇所もありそれも含めて解説して行きます。
技法は逆張りナンピン。つまり、世間一般の真逆と言う事を忘れずに読んでいただけると楽しめると思います。
1分割目を入れた価格から500pipsの逆行の価格に青のラインを入れています。これが目標値になります。基本的にはここまで逆に行く事を想定しています。損切りラインではなく、このラインまで行くと本番だと言う事です。通貨ペアによっては逆行幅はもちろん変わりますし、パターンにハマらない通貨ペアは取引していません。
今回は、見やすい4時間足での解説になりますのでご了承ください。全て売りの一方通行です。
1分割目2分割目は、普通に陽線新高値を使った売りを入れてます。見て欲しい部分が建て玉数です。いかに「損益分岐点」を有利にさせるかを考えた建て玉数になっています。
気を付けないといけない事は、本番ラインまで上がる事が大前提にあると言う事です。そのラインまで行かないと下がる事なんて思ってはいけません。でも、本来の目的でもある利益を取る行為も行う必要があります。頭が混乱しそうですが、リスク管理を常に行いながら実利を取る事も考えてるってことです。実際500pipsトレンドフォローする場面は年に数回あるかないかですから「もう下がるだろう」とついつい思ってしまう負けてしまいます。
それが、3分割目です。こちらは2分割目より低い価格での売り増しを行ってます。すなわち「乗せ」になります。逆張りナンピンに「乗せ」は存在しません。やってはいけない事ですね。これは、2分割目から3分割目までにかけて緩やかな「天井」を臭わせる動きをしているのが原因です。この通貨ペアで取引している人は何人かやられたのではないでしょうか?
私もその一人ですが、建て玉数は0.1枚です。
これは「感覚論」で下がりそうと思って入れた0.1枚で、その中でまだ上がる事を前提にしている枚数となります。普通だと「下がりそう、ここで多く入れたらぼろ儲けだ」なんて考えている人の逆を行っています。
結果はもちろんさらなる上昇をしましたので、4分割目です。投入枚数は0.5枚と合計で1.0枚の保有となっています。普通の技法で「売り」を入れてた人はたまったものじゃありませんよね。私の場合は目標値まで200pipsしかまだ上がってくれてません。もう300pips上がってくれないと本番ではありません。
5分割目でこの通貨ペアはスワップがプラスになっている事に気づき欲の為の投入になっています。「天井」っぽい動きもしているのでスワップがプラスではなくてもおそらく同じ0.1枚入れたかと思います。ちなみに、この取引でのスワップは5,973円の利益になっています。
ちなみに、ここから余談ですが、この時、クレームメールが来ました。これは、「酒田罫線法」の質問コーナーでお答えしてます。実はここでほぼ「天井」を確信しました。クレーム対象者は素人レーダーで基礎も努力もせず楽して儲けようと浅はかな考えの方のクレームです。いわゆるイナゴ投資家が精神的に耐えられず損切りした瞬間利益になる方向に反転する現象です。
そう言う事で6分割目を入れたわけではありません。あくまで感情に流されずに冷静にです。クレームに対してもイライラとかは全くありません。「負けている人間なのに利益を出す努力をしている人の話も聞き入れない残念な子だな」と思ったぐらいです。
6分割目は4分割目より100pips上がりましたので一つのナンピンを仕掛ける基準にしている値幅になります。500pipsの逆行を考えてますので、5分割目までが理想ですね。この場合3分割目と5分割目は不要な仕掛けになっています。
翌日大きく下がり利益になっている事を確認し手仕舞い終了です。
「19/04/26(金)トレード情報」をご覧ください。
価格 枚数 合計 損益分岐点
1分割目:1.66137 10 10 1.66137
2分割目:1.66996 30 40 1.6678125
3分割目:1.66943 10 50 1.668136
4分割目:1.68121 50 100 1.674673
5分割目:1.68585 10 110 1.675689091
6分割目:1.69261 70 180 1.682269444
最初は慣れない時はこのように毎回「損益分岐点」を計算します。どこまで下がれば利益に反転するのか考えて建て玉数を決めるのです。慣れてくると自然と投入枚数も決まり損益分岐点も感覚だけでわかるようになります。
このようなトレード方法ですが、「あれ?」とお思いでは?「500pips上がってなく本番前に終了してますやん」って。これでいいのです。資金的にも精神的にも余力は残してこそプロと言うものです。プロは一年中毎日相場と向き合います。それを毎日集中してたら体も精神も持ちません。いつかくる本番に向けて余力は残しておきます。
簡単ですが、パッと書いてみました。定期的に通貨ペアの解説をして欲しいと言う人がいましたら見やすく書きやすいように改良をしていくつもりです。
本当でしたら本日「先出情報」の画像を本番用に書き換える為の解説を作る予定でしたが、クレームがあり他の方も私のやり方に疑問があるかと思い急遽通貨ペアの解説文を作りました。
この技法は楽して儲かる技法ではなく考え努力して身につくやり方です。最初は「怠惰」が目的で行ってきたFXですが、今ではFXの為の努力を惜しみません。プロの道は本当に厳しいものだと感じました。
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