出産レポ(初産・総合病院・硬膜外麻酔・計画分娩)
【はじめに】
体重は分娩の入院時測ったところ妊娠前+1kg。
なんの制限も運動もしてなかったのに謎。
(つわりで4kg痩せた分は戻った)
もともと軽度肥満だったからかな?
妊娠線は結局最後までできなかった。
正中線はほんとにうっすら。
目を凝らして初めてわかるくらい。
ケアは一応ピジョンのボディクリーム(安い)を使ってたけど、ズボラすぎて結局塗らなかった日も多数。
結局は体質と肌質なんだなと思った。
無痛分娩希望で、わたしの病院は計画無痛分娩(あらかじめ入院日を決め、その日やその次の日に出産できるよう誘発剤や促進剤etc.を使う)だった。
出産予定日2024.08.08(40w0d)に対して、
計画入院日は2024.08.05(39w4d)に設定された。
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【8/5 Mon】
08:30 入院受付
面会時間は午後なので病棟まで荷物を運んだところで付き添いの夫はあっさりさよなら
今日ここに入院の方がもうひとりいるみたい。
お互い頑張りましょうねの気持ち。
09:20 陣痛室へ移動(のはずだった)
二つあった陣痛室どちらも使用の形跡があり、
最初から分娩室に通されてしまった(しかも最奥)。
後ほど分娩室▶︎分娩室の移動が発生
(そのときのことは後述)。
分娩室は硬い&足がパッカーンと開くベッドなので、隙間があり居心地が悪い。
ルートをとってくれたけど何度も失敗したため腕が穴だらけ&アザだらけになる😂
(普段はこんなことない。わたしの肘の内側の血管は良い血管らしいけど、今日は腕だったので取りづらかったのかな?)
前日ほとんど眠れなかったため、非常に眠い。
10:10 初めての卵膜剥離(内診グリグリ)&膣錠挿入
白衣もスクラブも着てない、シルキードライっぽいのだけ着た謎の男性の初対面のお医者さんがきて、病院に住んでるタイプの方かな?って思った。
初めて内診グリグリを経験したけど、思ったよりは痛くなかった。
痛いというよりは内臓引っ掻き回されてる感じが気持ち悪かった。
子宮口を柔らかくする薬を挿入。
トイレ行ってもいいけど脱落してないかよく確認するよう言われた。
このとき子宮口2.5cm。
8/5中に産まれる可能性もあるとのことだった。
11:00 陣痛発来&破水
普段あまり生理痛ないけど、生理痛があるときのような痛みのもう少し強いver.くらいの痛みを感じる。
そして股から何かがタラタラ流れ出る感覚。
おりものよりサラサラした感覚だったのと、妊娠中尿漏れはなかったタイプなので破水かな?と思うものの、違ったら恥ずかしいな〜と思って先生呼べなかった。
でもちょうど先生がなんかの確認しに来たので相談してみると、破水だった。
破水したので膣錠を外してもらった。
破水したので、バルーンやラミナリアなどの処置はなし。
計画分娩とはいえまあまあ自然に近い流れっぽい。
今のうちにおしっこしておいてと言われてトイレに座ってみたけど出ず。
既になんか股が痛い。
そしてこの頃には呼吸が少し乱れる程度には陣痛がきていて、早く麻酔入れてー!!と思ってた。
陣痛2〜4分間隔。
12:00 一応お昼ご飯
陣痛がきてたのもありほとんど口をつけられなかった。自分で持ってきたものも含めゼリーや飲み物汁物類だけ。
こっから産むまでずっとそんな感じだった。
鉄分ジュースと書かれた見たこともないジュースが出たんだけど、ガチで誇張なしに鉄棒の味した。
鉄棒ジュースに改名したほうがいい。
持参してたゼリーが本当に役に立った。
毎食ゼリーはついてたけど、それだけじゃ足りない。
パウチタイプで吸うタイプのやつもいいし、ララクラッシュみたいな小さいタイプのやつも良かった。
蒟蒻畑も持っていってたけど痛いときに喉に詰まらせたら怖いなと思って食べられなかった。
ララクラッシュなら2〜3回に分けていけた。
この頃すでに歯を食いしばり顔が歪むけどが声が漏れ出ることはない程度に痛かった。
13:00 夫到着
痛いのにひとりにされる時間が長くて心細かったので、思わず夫に早くきて😭とLINEしてた。
ほんとに面会開始時間の13:00ピッタリくらいに来てくれた。
陣痛大体2分間隔。痛い時間は30秒〜1分程度。
NSTの数値はピークで100くらい。
まだ無痛の処置してくれそうになかったので耐え。
まだフーフーでいける。
陣痛中自分はさすったりしてほしくない派ということがわかった。
手を握ってもらうのがよかった。
14:00 心電図&酸素飽和度のモニター装着
硬膜外麻酔のため。
硬膜外麻酔の処置が終わった時点でどちらも取り外した。
早く麻酔入れてくれとずっと思ってた。
14:40 硬膜外麻酔の処置開始
卵膜剥離をしてくれたときの謎の格好のお医者さんがやってくれた。
陣痛が来てる中要求される姿勢(エビの格好)を取るのはなかなかキツかった。
処置中は夫廊下待機。
処置痛いかなーと思ったけど痛かったのは最初の局所麻酔くらいかな。
それでも歯医者で麻酔してもらうのと同じくらいの痛み。
わたしはくすぐったがり屋なので注射の痛みよりも何度も背中を消毒されるほうがきつかった😂
30分くらいかけて処置終了。
麻酔が効いてくると足の感覚がなくなってきた。
痛みもほとんどなくなり、NSTの数値がさっきと同じくらいになってもお腹張ったかなー?くらいの痛みに。
15:30 子宮口3cm
開き自体は朝とほとんど変わらないようだったけど、柔らかくなってはいるから進む可能性はあるとのこと。
長引く場合は翌日に促進剤を使うと説明された。
麻酔を入れる前よりも陣痛の間隔が広がり、麻酔分娩のデメリットを感じた。
痛みが取れるのはありがたいけどね。
MAXの痛みが1/5くらいになった感覚。
16:00 陣痛の間隔が戻ってくる
痛みの強さはMAXの半分〜3/5くらい。
16:30にまた診察と言われていたのでそのときに麻酔を増やしてもらおうと決意。
17:00 麻酔が結構効いてきた?
意識がぽやぽやしてくる。
麻薬ってこんな感じなのかーって思った。
それでもしっかり目に痛いは痛いので陣痛すごい。
おしりの感覚もぷりぷりになってきた(?)
18:00になったら面会おわりでひとりになるので心細くなってくる。
18:00 夫帰宅
心細すぎて帰らないでって泣いてしまった。
陣痛しっかり痛いけど今麻酔の流量を増やすと分娩が停滞する可能性があるらしいので耐え。
全く持って無痛ではないので今後誰も無痛分娩という言葉を使ってほしくない。
ごはんが出てきたけど、ほとんど食べられなかった。
お腹は空いてるけど陣痛が痛すぎて、、
これ以上麻酔の流量を増やすなら導尿になると言われた
(多分足の感覚なくなってトイレ行けなくなるため)。
導尿していいからはよ麻酔増やしてくれ。
20:00 部屋移動
最初に案内された分娩室が最奥で、何かあったときに駆けつけられないということでもっとナースステーションから近い別の分娩室に移動することになった。
陣痛きてんのに歩いて移動すんの地獄。
立ったまま陣痛に耐えて、波が来ていない間に少しずつ歩いて移動。
お腹が空いた。さみしい。ひとりで寝るの不安。
そもそも寝れるのか?
20:15 麻酔の流量を3→7に
たしかに足の感覚がほとんどなくなった。
麻酔のMAXの流量が8で今子宮口がまだ4cm(全開大が10cm)って今後耐えられるのかよ…
身体がかゆくなってくるという噂に聞いてた副作用を感じ始める。
ソワソワしすぎな実母がLINEでスタンプ100個くらい送ってきた。
21:30 本日終了のおしらせ
やはり今日中に進行が見込めなかったので明日改めて促進剤を使うことに。
麻酔の流量増やしたのもあって陣痛の頻度は下がったけどしっかり痛くて眠れるのか?
明日のためにも細切れでいいから寝るぞと決意。
────────翌日へ─────────
【8/6 Tue】
00:45 絶望
おしまいとか言われたけど全く痛みはおわらず(あたりまえ)あまり寝られないし、お産が進めば痛い場所が変わってくるはずだけどそれもなく同じ場所がずっと痛いので停滞してるんだなと感じて心が折れる。
イメージと違い助産師さんもたまにしか様子を見に来ずとにかくひとりにされる時間が長い。
自分で自分の手を握って耐える(あとでアザになってた)。
朝になって促進剤入れたらこれ以上に痛くなるんだと思うと怖くてたまらない。
しかしやるしかない。。
02:00 子宮口5cm
心折れてたけど少しでも進んだならよかった。
まだ麻酔の流量はMAXにせず耐え。
とても痛い。でも痛いのがずっと続いてて疲労も溜まってきて、陣痛の波の合間に気絶するように寝ている。
07:00 子宮口5〜6cm
今日じゅうに産まれそうだと言われた。
痛みに耐える呼吸に慣れてきたけど、その呼吸が激しすぎて喉を痛めた。
叫んだり歌ったりしてないのに喉を痛めたのは初めて。
無事に産み終わったらのど飴がほしい。
お母さん気になるだろうと思って細かく進捗をLINEで教えてあげてたけどこの辺りで返信の余裕がなくなる。
09:30 促進剤スタート
これ以上痛くなるの信じられない、怖い。
これから30分おきに促進剤の量を増やすらしい。怖い。
いままで横たわってたけど、赤ちゃんがより降りてきやすいように座ることを勧められる。
座ると痛みが増してキツい。
でも陣痛ってそういうもんだし痛いことでお産が進むと言われる。
納得はできるけど殺意を感じた。
踵をお尻の穴らへんに自分で突き立てて押し当てると楽になるというか気が紛れた。
これは麻酔効いてる方ですよって言われたけどマジ?嘘だろ
10:00 麻酔の流量MAX
麻酔の流量を増やしてもらったけど、増やしてもらった直後だけであまり効果感じず。。
11:00 助産師さんが音楽かけてくれる
わたしの困憊具合を見てか、助産師さんからアドバイス。
「痛いときに痛みに集中しちゃうと余計に痛いから、考えないようにするといいよ😄」
痛みに支配されてるのでちょっと怒りを感じてしまったけど、痛みに集中しないようにと助産師さんがピアノの音楽をかけてくれた。
知らない曲だからいい感じに気が紛れた。
けど、機械の調子が悪いのか途切れる。
こういうのが一番腹立つ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
実は自分でもお産のとき曲かけようかなと思ってプレイリスト作ってたけど、実際分娩が始まると余裕がなかったのと気が散るかなと思ってまだかけてなかった。
でも気を散らしたほうがいいのかーとなって、自分のプレイリストに切り替え。
持ってきてたBluetoothスピーカーに繋ぐ余裕はなし。
iPhoneから直で流した。
プレイリストの中身はもちろんゆずが半分以上、あとは学生時代演奏した思い出の曲とか、ゆず以外の好きな曲。
つらいときに元気が出そうな曲だけを厳選した121曲。
12:00 子宮口8cm
ここで突然回旋異常と伝えられる。
通常赤ちゃんが向いている方向と逆を向いていて(後方後頭位)、かつ顎を胸につけてもいなかったため、なかなか上手く降りてこれてなかったことが判明。
しかも回旋異常だと余計に痛いらしい。
たしかにずっと痛い場所が変わらなかったし骨盤に頭突きされてる感覚あったよ😡
四つん這いになってお尻を上げて赤ちゃんを少し戻して回ってもらい直す、というようなことを言われた。
回旋異常って言われる前からもう既に激痛で汗と震えが止まらない。
面会可能時間が13:00からなので、夫にタオル持ってきて汗を拭いてもらうように頼む。
13:00 夫到着
後から聞いた話、夫到着時ナースステーションが昨日と違ってピリピリしていたらしい(四つん這いで回旋異常が治らなければ緊急帝王切開になっていたらしい)。
分娩室入って最初に目に入った光景が昨日と違って四つん這いでしかも昨日よりさらに苦しそうだったからかなり動揺したらしい。
もうほとんど喋る余裕もない。
助産師さんに立ち会いの人はこうさすってこう押す、と教えてもらって、その通りにしてくれてた。
今まではどんなに痛くても声までは出なかったけど、中から赤ちゃんが押してくる感覚がある度に自然と呻いてしまう。
呻きと同時にいきんでしまい、そのタイミングで夫がお尻を押し返す。
かなり強く押してくれてたけどもっと強くってずっと思ってた(普段から力仕事をしてるのに夫は筋肉痛になったらしい、それくらい強く押してくれてた)。
腰もさすってくれてたけど、呻いてる時しかさすってくれてなかったからお前だけ休んでんじゃねえぞと思っていた(呻いてないけど痛い時の呼吸だけやってる時間もずっとさすっててほしかった)。
でも、顔を見る余裕はなかったけど、なぜかわたしが呻くのと同時に夫もウー‼️って言ってたし、チラッと見えた夫の腕が汗でビチョビチョになっていたので夫も一緒に頑張ってくれていたんだと思う。
このときが本当にキツかったんだけど、ゆずに越えて〜🌈って歌われたので耐え。
音楽流しといて本当によかったと思ったしシャッフルのタイミング良い。
かなり勇気づけられた。
本当に本当にキツくて早く内診してお産の進みがどうか見てくださいって懇願したけど、効果が得られないと意味がないので13:30に内診しますと言われる。
この30分間が本当に長い。
声を出してもどうにもならないどころか害になるのでなるべく長い呼吸を頑張るけどどうしても息が乱れたり呻いたりしてしまう。
赤ちゃんに頑張れー!と念と、長い呼吸で一生懸命酸素を送った。
13:30 内診▶︎回旋異常治る
四つん這いの甲斐あって回旋異常が治ったようなので、よくあるお産のイメージの姿勢(仰向けで足開く)に変えることに。
仰向けに戻ったので夫が顔を拭いてくれたけど、タオルじゃなくて身体の汗拭きシートで、しかもメンズのスーッとするやつでゴシゴシされてめちゃくちゃ痛かった。
すげー腹立ったけどそんなことを指摘している余裕はない。
いきみたい感じが出てくる。
良い感じです、もうすぐ産まれそうですと言われる。
14:00 発露?排臨?
発露(ずっと頭が見える)か排臨(いきんだ時だけ頭が見えてくる)だったか忘れちゃったけど、頭が見えてきたからうまくいけばあと1時間ちょいで産まれると言われる。
こんな苦しいのあと1時間もあんのかよと思ったけど、終わりが見えてきてよかった。
いよいよサンシャイン池崎(※サンシャイン池崎 出産で検索🔍)を降臨させていきみ始める。
いきむのすごく上手ですよ良い感じ!と助産師さんがめちゃくちゃ褒めてくれる。
痛いは痛いんだけどほんの少しずつ赤ちゃんが下がってくるのを感じてもうすぐだと嬉しくなる。
頭が出てくる時、また最上級に痛い別の痛み(ミチミチミチ❗️と骨盤と股を押し広げる痛み)がきて、なんでこの期に及んで新しい痛みが来るんだよと思った。
ハッハッと短い呼吸に変えるよう言われたけど、言われなくてもそうなる。痛い。
15:11 胎児娩出
2840gの女の子。
小さめなんじゃないかとずっと心配だったから基準内におさまっていて安心。
最後はかなりつるりと産まれてきてくれたみたい。
助産師さんにすごく褒められたけど、わたしは助産師さんの助産がすごく上手だったんだと思った。
意外なことに麻酔と最後傷口を縫うときだけしかお医者さんは出てこず、他全て、赤ちゃんが出てくる瞬間さえも助産師さんが対処してくれた。
??:?? 胎盤娩出
胎盤もつるりと娩出されたっぽい。
でも出血がなかなかおさまらずみんなちょっと焦り始める。
お腹をめっちゃ押されたり中をグリグリいじられたりした。
子宮収縮剤の点滴を何回か入れた。
??:?? 麻酔のカテーテル除去
背中の管を抜くとき、麻酔のカテーテル抜けかけてて麻酔が少し浸み出してました😅とか言われた。
だから麻酔が100%の効きじゃなかったかも、とのこと。
そんな感じはしてたよ、抜けかけてたとしたら麻酔の流量を7にしたくらいの頃からだと思う。
麻酔の恩恵を全く感じなかったわけではないけど、麻酔の効果が割引されてた分費用も割引してほしいと思った。
ただ、麻酔が効いてる実感が強かったときには陣痛の間隔も遠のいていて、一般的に無痛だと分娩が長引きやすいって言われてるそのまんまの感じになってたから、麻酔が効きすぎてもよくなかったのかなと思う。
これ以上長引いたら疲れ死ぬって思ったくらいだったし…。
まあ痛みが少なかったらそんなに疲れてなかったのかなぁ。
16:00 カンガルーケア&胎盤&実母凸
出血もおさまり赤ちゃんも元気だったのでカンガルーケア(赤ちゃんと直接肌と肌触れ合わせる)。
多分そんなに出てないけど初乳を与える。
まだあまり目も見えてないだろうに一生懸命乳首を探して吸い付いてた。すごいね。
胎盤が見たいと希望してたので胎盤と臍の緒を見て大きさ重さetc.説明してもらって記念に写真を撮った。
今まで赤ちゃんを生かして育ててくれてありがとうと思った。
そうやって胎盤見ながら感慨に耽っていたら助産師さんから突然「お母さまがいらっしゃってるようですがどうしますか?」と言われた。
途中から連絡する余裕なく返してなかったら、「心配なので今から向かいます‼️」ときてたことに今気づく。
コロナも流行ってるし入院中は面会遠慮しとくわ…とか自分で言ってたのに、やっぱり来た。
実家から病院は電車で2hの距離。
立ち会いは1人までだから来ても会えるか分からなかったのに…。
(面会は2人まで&面会時間が13-18時で、たまたま分娩時間が面会時間内だったからOKだった)
孫フィーバーがすでに始まっている。
これもし義家に対してやったらNG行動だから後で言っておかないと。
せっかく来てくれたので分娩室に通してもらって、赤ちゃんの写真撮って楽しんでもらった。
お産が終わって放心状態&疲労で気が回らなかったけど、せっかくだからこのときお母さんにも抱っこしてもらって写真撮ってあげればよかった。
赤ちゃんに自分たちのことを何て呼ばせよう💖ばばちゃん?グランマ?😎と盛り上がっていた。
【今回の分娩のリザルト📝】
●分娩方法:硬膜外麻酔を用いた経膣分娩
いわゆる無痛分娩。無痛分娩と呼ぶのやめろ
●分娩所要時間:28時間20分
初産かつ無痛にしては短めらしい。ほんと…?
丸一日以上痛みに苦しんだの今でも信じられない😂
もう二度とできないと思う…。
●出血量:912ml
経膣分娩にしては多めらしい。輸血はなし。
貧血になってしばらく車椅子で介助された。
トイレも1人で行けなかったので分娩した日の夜は尿道カテーテルを留置…。
分娩中も何回か導尿したからか尿路感染してしまい、産後3日目から高熱が出る。
高熱&貧血でめちゃくちゃ体調が悪くても大体1〜3hおきの授乳(本当に無理な時はミルク足してもらってスキップした)。
これから先が思いやられる…。
●会陰切開:なし
奇跡天才神様レアケース
初産はほとんどの人が切開or裂傷になるらしい
それ知ってて諦めて会陰マッサージとかパックとか一切してなかったから、切りました?って聞いたら切ってないですよ😊って言われて本当にびっくりした。骨盤がいい感じだったのと最後いきむのが超上手でしたって言われた。伊達に小学生の頃からビッグヒップやってないですね。機能のあるデカ尻でよかった。
(※会陰は切ってないとはいえ中はちょっと切れたからちょっと縫ったらしい。でも大したことないし初産でこれはかなり綺麗と言われた)
●その他:回旋異常(後方後頭位)でもしなおらなかったら緊急帝王切開の可能性があったが回避(もしなってたら俗に言うフルコース🙂)
【産後の感想】
産まれたら感動して泣くかなーと思ってたけど涙とかなかった。疲れすぎて放心状態(麻酔のせいで少し意識がぽやぽやしてたのもあるかもね)。
事前に聞いてた通り娩出の瞬間はめちゃくちゃ気持ちいい。まじでスッキリした。
あとはこれ死ぬ可能性も全然あったよなーと思った。
医療技術の発達で助かってるけど、やっぱりお産は命懸けだと思った。
現代で帝王切開になるようなお産は昔だと死んでた確率が高いらしい。
実はコッソリと遺書まで用意していたけど、大袈裟すぎはしなかったと思う。誰かに読まれることにならなくてよかった。
妊娠前に体調が悪くて催奇形性がある薬を服薬してたりもしたし(妊娠が分かる前に飲んでたのは問題ないようだったけどそれでも不安だった)、自分が赤ちゃんをお腹の中で無事に育てきって無事に産むってビジョンが見えていなかったので、本当にわたしが産めたのか…って思った。
この小さき命がわたしのお腹の中に収まっていたことが未だに信じられない。
前からすごいとは思ってたけど、身の回りで出産・育児を経験している人たちのことを尊敬する気持ちが強まった。
特に何人も産んでる人たちすごすぎる。
3人産んで育てたうちのお母さんすごすぎる。
3回もあれ(出産)をやったのかよ。
あと産後身体がボロボロの状態で始まる頻回授乳な。
夜一睡もさせてもらえないのは予想してなかった。
周りで赤ちゃん産んでる友だちの出産エピソードも詳しく聞きたいと思った。
妊婦100人いれば100通りのエピソードがあるらしい。
今回のことは間違いなく自分の武勇伝になった。50年後も思い出して懐かしんで語るんだろうな〜と思う。