考察② アンティークコインの出口戦略とは?
「【古代コイン専門通販】プレステージコイン」店長です。
考察① 本当にアンティークコインは不景気に強いのか?
の続きを記載します。
アンティークコインの出口戦略こそが、アンティークコイン投資の中核といえます。あなたは、今、所有するアンティークコインを売却するイメージを具体的に描けるでしょうか?
アンティークコインを売却する際には、主に以下の手段が挙げられます。
①購入したSHOPに買い取ってもらう
②ヤフオクなど国内サイトに出品する
③海外オークションに出品する
④コインディーラーに委託販売する
⑤国内コインショップに委託販売する
①購入したSHOPに買い取ってもらう
SHOPが売却したアンティークコインを買い戻してくれる場合、お客様から聞いた限り、販売価格の6~7割での買戻し額が通常です。正直、値上がり益が見込めません。
②ヤフオクなど国内サイトに出品する
経験があれば販売できると思います。しかし、ヤフオクをはじめ国内サイトは安売りの場であり、思ったような売却益が望めないケースが多いです。しかも、購入側は偽物リスクを警戒するので、アカウント数が多くなければ、高額商品の売却は困難です。
③海外オークションに出品する
経験が必要ですね。英語で書類を記載、メールのやり取りが必要です。
④コインディーラーに委託販売する
⑤国内コインショップに委託販売する
現実的な手段です。委託販売を生業とするコインディーラーは約10%の手数料、国内コインショップの委託販売は5~10%の手数料が発生します。
いずれも許容範囲であり、最も高く売れる手段であると考えます。
さて、アンティークコインを売却する手段について説明しましたが、何より大事なことがあります。それは、売却する時期です。
趣向性が高いアンティークコインを売却するのに適した時期は好景気、つまり株価が高い時期といえます。金余りが生じている時期ですね。アンティークコインは、ワインや絵画、ビンテージカーなどと同様、世の中で余ったお金が流れ込む資産であるといえます。
逆に不景気には売却が容易でなく、本質的価値よりも安く売却することがあり得ます。そう、アンティークコインは我々にとって必需品ではなく、余裕資金で運用する資産なのです。
ここで、みなさんに問いかけます。
①不景気がきて、給料が減少したときに、生活を維持できる余裕資金はありますか?
②不景気が長期化した場合、アンティークコインを所有し続けるメンタルに自信はありますか?
③不景気の波が訪れたとき、本当にアンティークコインの価値を信じることができますか?
過去、長年にわたり投資を経験した私の経験から、①~③のいずれも困難です。
①不景気がきて、給料が減少したときに、生活を維持できる余裕資金はありますか?
現実的な話です。サブプライムローン、コロナショックなど不景気の際には、職種によっては不景気が長期化します。
②不景気が長期化した場合、アンティークコインを所有し続けるメンタルに自信はありますか?
正直、これが難しいのです。株価が急降下するなかで、株式を所有し続けることは困難であり、疑心暗鬼になります。常に株価のことが気になり、夜も眠れない日々が続きます。
③不景気の波が訪れたとき、本当にアンティークコインの価値を信じることができますか?
もし、不景気の際、アンティークコインが安値で売買されるのを見たとき、それでもアンティークコインの価値を信じられるでしょうか?価値は人が決めることであり、特に投資的価値は大多数の他人が決めます。
それでは、アンティークコインを購入する際の具体的な留意点とは?
次回のブログで紹介したいと思います。
高価な買い物なので、熟慮のうえご購入ください。この記事が、アンティークコインをご購入される皆様のお役に立てば、幸いです。
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