![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123482604/rectangle_large_type_2_1b5480ea0abd79b798061ae82a64b99b.jpeg?width=1200)
考察① 本当にアンティークコインは不景気に強いのか?
「プレステージコイン」店長です。
「アンティークコインの価値は、長期的に上昇し続ける。」という言葉をよく聞きます。アンティークコインの資産性・投資価値を述べた言葉ですね。本当にそうなのでしょうか?
実は私、投資歴がかなり長いです。
好景気・不景気のみならず、戦争や北朝鮮問題、直近ではコロナショックなど、投資を通じてさまざまな世界情勢を体感してきました。
株価の乱高下とともに心理状態は平静ではなく、常に株価をチェックする日々は苦行であり、「投資の利益は我慢料」という言葉が身に染みました。
特に株価はゆっくり上昇する一方で、急激に下降します。下降の際、「流動性危機」から、株や債券、コモデティなど、ほほ全ての資産が投げ売りされる状況が発生します。サブプライムローンなど全面安になった記憶は苦々しいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1701602332582-y3JrvAhdeU.png?width=1200)
果たして、アンティークコインは、不景気の影響を全く受けないのでしょうか?私は、景気の影響を受けやすい資産であると考えています。
その理由として、アンティークコインの性質として、
①市場規模が小さい
②流動性が低く売却まで時間がかかる
③趣向性が高く、実用的ではない
などが挙げられます。
①と②は連動し、市場規模が小さいので、売却まで時間がかかります。株式電子データなので売却しようと思えば、1分で売却できますが(状況にもよる)、アンティークコインの売却となると早くて1週間でしょうか。しかし、少なくとも1か月あれば株価は急降下し、経済情勢は激変します。コロナショックの際、あまりの急激な変化に驚いたものです。
③から、実用的でないものは、不景気には売却が困難です。不景気に強い資産は、食料品関連銘柄や金などのコモデティです。要は、生活必需関連の資産です。
以上から短期的に見れば、アンティークコインは景気の影響を受けやすく、特に不景気には売却しにくい、むしろ値崩れしやすい資産であると考えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1701604071994-1Vwiqnzj0m.jpg)
では、なぜアンティークコインは「資産防衛」の手段と言われているのでしょうか?それは、長期的には価値が上昇するからです。
有望なコインさえ選定すれば、景気の波を乗り越え、長期的にその価値は上昇するという意見には賛成です。鑑定枚数に限られており、金銀で製作されているアンティークコイン、その資産性は高いと言えます。
ただし、不景気の際には一時的にその価値を減じ、売却した場合には、大きな損失を被ることが想定されます。逆に好景気に売却した場合は、大きな利益が期待できるでしょう。決して、長期保有しているだけで利益を得られるものではなく、出口戦略こそが重要なのです。
では、アンティークコインの出口戦略とは?次回のブログで、ご紹介したいと思います。
高価な買い物なので、熟慮のうえご購入ください。この記事が、アンティークコインをご購入される皆様のお役に立てば、幸いです。
当店のネットショップはこちら
https://prestigecoin.shop-pro.jp/