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“45度目”の挑戦 上田桃子が悲願のメジャー制覇へ決意「獲りたい」

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇28日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6,543ヤード・パー72>
単独トップは黄金世代の原英莉花。2位にプラチナ世代の西村優菜がつけるなか、上田桃子が8アンダー・3位で最終日を迎える。「勢いのある選手が上にいるので、自分もしっかりと伸ばしていきたい」と、悲願のメジャー初制覇へ強い気持ちで最終日に臨む。
「しっかりとフェアウェイから(セカンドショット)打つことができていた」と、強い風が吹くコースでもティショットを14ホール中10ホールでフェアウェイにヒットさせた。前日には“経験”を生かすため、風が吹けば「面白い」と発言していたが、まさにその通りのラウンドを展開。3つのバーディで、喫したボギーはわずかに1つ。「耐えていれば勝手に順位も上がるはず」という読みが的中した。
今年8月には海外メジャー「AIG女子オープン」に出場。台風のような暴風のなか、日本勢最上位、キャリアハイの6位となった。その時には対策として「風に乗せる」ショット練習を積んだ。ドローヒッターの上田にとって「左からの風に乗せるために、左に球を出すように打つ」ことは勇気が必要なことだった。しかしそれを徹底し、この時は好成績につなげた。この年内の国内最終戦でも「そのときの経験が生きている」と、見事にボールをコントロール。優勝争いに名乗りをあげた。
通算15勝を誇るが、これまでメジャー大会での優勝経験はない。そして、これが“45度目の挑戦”になる。「周りに言われるからではなく、全英や(今年3位タイだった)日本女子オープンがいいきっかけになってメジャーを獲りたいなと今は思う。4日間で総合力が試される試合で勝ちたいですね」と熱い思いもこみ上げてくる。まずは首位との2打差を追い、大会の優勝カップが飾られた1番ティからスタートしていく。

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