スローコーチングの始まり
スローコーチングのはじまりはイケオジ風なサラリーマンのおじさんのひと言だった。なんで、君はそんなに生き急いでいるの?私は時間は有限だからと答えたけど、イケオジ風なおじさんはふーんといって何も言わないで黙ってニコニコしていた。
なんかちょっと心がざわついた。見透かされているようでドキッとした。
確かに私は、時速40キロの法定速度を100キロで走るような生き方をしてきた。一般道を高速道路のように。ガソリンを補給しなきゃいけないのにまだまだいける!ってガス欠のまま走ろうとしていた。
なんでそんな生き方をしてたんだろう?と自分でも不思議でさ。小さい頃から“早く大人になりたい!”が願いだったんですよね。ひとりで生きていける私になる!が目標で、夢は独身貴族!笑
可愛いお嫁さんになりたいというお友だちについていけなかった(´・Д・)
つまりなんでそんなに生き急いでいたのか?早く大人になりたかった。そして大人になったら急ぐ必要がなくなって。あのとき早く大人になりたかった私はね。
たぶん、あのときの環境から全力で逃げ出したかったんだろうと思う。だから早く大人になるためにショーシャンクの空の壁にコツコツ穴をあけるシーンのように“あるものを育てて”いたの。
大人になったら使える技術。洞察力と観察力。勉強する技術。矛盾に気づく論理思考。ITリテラシー。ビジネスの専門知識。めちゃくちゃ静かに生きながら目立つこともなく地味に優等生やっていました。
よくドラマに出てくる根暗でした。教科書がお友だちでね。同窓会では、きえちゃんが一番、人格が変わったと言われ笑
そんな成り行きをイケオジ風のおじさんとおしゃべりしてたらそれは君の最高の魅力だねってぼそり。薄めのウィスキーのみながら、呟いたの。
君の経験を聞くと、ハッとして我にかえる。一時的な快楽でストレスを誤魔化すんじゃなくて本当に幸せにしてくれる接客だね。って言われて泣いた笑
いつしか私は自然とコーチングをするようになり、その度に指名が増えていきました。これはキャバクラ時代の神客から頂いた私の物語の序章です。コーチングのはじまり。
生き急いできたからこそ、思うの。人よりもできるようになって、評価をしてもらって価値を生み出す。先に立つことでしか成功できないってなぜか思い込んでいたんだけど。
大事なのって、先に行く人じゃなくて“続ける人”になることでした。キャバクラでNo.1にしてもらったことも営業でNo.1にしてもらったこともこうしてスローコーチングとして届けることができるようになったのもシンプルに
叶えるために必要なことを地道に続けてきたことがあるからなんだなと思います。
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