持続可能な幸せと成功の本質は帰り道。
帰り道、知っていますか?
どうやって旅に出るかを教えてくれる人はいます。
どこ行ったら何があるかも教えてくれる人もたくさんいます。
すぐに成功する方法や早く結果を出す方法も出回っています。
でも
旅に出る前の「準備」を教えてくれる人も
どこにいくのか「調べて発見する方法」を教えてくれる人も
ゆっくりと長期的に続く成功も積み重ねつつ、
幸せに気づける感性を育むことを伝えてくれる人は少ないように感じます。
ある旅行の帰り道、私はポツリと呟きました。
「東京帰ったら、何をしようかなー!」
「え?そんなに帰るの楽しみなの?」
友人の反応はとても鈍くて重いものでした。
「だって新しい体験をして、
リフレッシュした自分で東京に戻れるんだよ!」
と伝えるもあまりピンとこない様子です。
それ以上、
友人には何も言わず帰り道は楽しい思い出話を満喫。
たぶんね、帰り道が楽しくなる日常を
友人は過ごせていなかったのかなって思うんです。
目標を達成して燃え尽きてしまうのは、
頂上(目標と目的)しか見てないからなんだよね。
麓(日常の暮らしと生活)に意識が添えられてないの。
頂上に登りきった後の爽快感はもちろん格別で。
その絶景に圧倒されることも大切な感動体験です。
ただね、
上ばかり見ているから、足元がすくわれて、つまづくの。
頂上に登りきった後に、ふと我に帰って孤独になるのは、
大事なものを置き去り、後回しにしてしまった日常への後悔。
むしろ、達成してからが幸せな人生の醍醐味なのに、
「つまらない」「退屈」「楽しくない」「孤独」と成功にすがりつく。
大事なのは、自分のホーム(自然体)に還ること。
この帰り道って自分しか知りません。
代弁したり、ヒントになるきっかけを
誰かが届けてくれることはあけど、それ(ホーム)を見つけるのは自分。
達成しようと思わなくなったとき、達成が自然になります。
成功しようと躍起にならなくなったとき、成功が隣にいます。
幸せにしてもらおうと寄りかかるのをやめたとき、幸せがここにあることに気づくでしょう。
それは、目的・目標達成だけでは感じることができない「持続可能な幸せと成功の本質」です。