未来への種まき(ドラえもんと生存戦略)
ぷれぜん仙人です、
この激動の世界において
「あなたの仕事は10年後も安泰ですか??」
という質問に対して、
「イエス!」
と自信満々に答えられる人は
少ないんじゃないかな〜と思います。
ーーー
・驚異的な技術革新スピード
・斜め上の方向からの”刺客"の登場
ーーー
によって日進月歩で世の中が
目まぐるしく変わっています。
さらに、
多くの識者が唱えるように、
これからの10年で
ーーー
・AI ・ロボティクス ・VR/AR
・3Dプリンター ・ドローン
・量子コンピューター ・ナノテク
・ゲノムテクノロジー
ーーー
などなどが「融合」することで
科学がさらに爆速の進化を遂げます。
この10年後の未来予想図をとても
分かりやすくまとめている本で
『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』
があります。
未来予測系の本では、今いちばん
売れているので読まれた方もいると
思いますが、
いやー、、、これはヤバいです。
もはや、
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ドラえもん・HAS・ COME!!
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といっても過言ではない、
漫画レベルの世界がどんどん
実現していきそうです。
この本は未来予測本にありがちな
「空想物語」ではなく、
実際に研究され実用化されつつある
技術をもとにファクトベースで
で書かれてあるので、かなり説得力
があります。
私はYouTubeで個々の技術を実際に
見ながら読み進めていったのですが、
「”現時点"で既にすごいじゃん!」
という技術の進歩に驚愕しました。
(例えば、2F建ての640平米の家が
"3Dプリント"されていたりとか!)
この本は、かなり広範な技術と業界を
包括的に扱っています。
運輸、小売、製造、広告、保険、医療、
教育、エンタメなど幅広い業界の
鮮明な未来予想図が示されています。
この手の情報に触れていると、
「なんて良い時代に生まれてきたんだ!」
という興奮とともに、
「え?おれの仕事、消滅しそうじゃない?」
「いったいこれから何して生きるの?」
という不安感、虚無感にも襲われます。
「え?どうしよう!?」と思い、
しばらく「うーむ」と考えても、
当然、結論は出ません。笑
とりあえず思考停止して、
今だけ考えればいいか!
人生はナウ&ヒアにしかない!
・・・という気持ちにも
なってきます。
しかし、
こちらがいくら落ち込もうとも、
時代の流れは同情してくれません。
今日も世界中で賢い人々が
試作・実験を繰り返していて、
遅かれ早かれ「すごい未来」は
やってきてしまいます。
では、どうすればいいか??
こんな時にこそ重要になるのが、
「コアコンピタンス経営」
なんじゃないかな?と
個人的には思ったりしました。
ちなみに、
このコアコンピタンス経営という
言葉は、一般的に非常に間違った
使われ方をしています。
私がサラリーマン時代によく
会議で思ったのですが、
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いや、それ、コアコンピタンス経営
じゃないと思いますけど・・・。
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というツッコミです。
彼らの発言を聞いていると、
だいたいこんなロジックです。
ーーー
・過去、こんな事業活動をしてきた
↓
・その結果、こんな資産を
蓄積してきた
↓
・これからはこんな事業に集中すべき!
(それ以外はやめる!)
ーーー
みたいな謎の三段論法です。
「過去の分析」をもとに現在を
評価し、未来を考える、という
“過去視点"のアプローチです。
これは、「ちょっと間違っている!」
というレベルを遥かに超越して、
「真逆のことを言っている」
というくらいの間違いです。
ちなみに、
コアコンピタンス経営とは、
ゲイリー・ハメルさんという
経営学者が20年以上前に提唱した
経営コンセプトです。
彼はその著書のタイトルに
"Competing for the Future"
と付けています。
コア・コンピタンス経営というものの
視点は明らかに「未来」にあります。
しかも、2〜3年先というよりは
5年、10年先の未来を見据えた
長期戦略の話です。
ーーー
・10年後の未来はこんな風になりそう
↓
・その市場で競争優位を得るための
資産はこんなものでは?
↓
・では、それを蓄積するためには
現在からどんな種まきをするか?
ーーー
というのが、
本来のコアコンピタンス経営です。
過去視点のコア資産をベースにした、
「選択と集中」の議論などではありません。
(それなら当時でも、全く新しくもない!)
話を戻します!
遠くない将来、ドラえもん的未来が
私達が思考停止していようが、
現実逃避していようがやってきます。
「日々の目の前の仕事」
に忙殺されていると、
5年〜10年先の未来なんか
どうでもよくなりがちです。
「今日やるべきことをやる!」
のが正しいと私達は
思い込みがちです。
しかし、
「原因と結果の法則」
の当然の帰結として
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まいていない種に花が咲くことはない
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という厳しい真理を
忘れてはいけません。
私達は、現在活躍している人や
うまくいっている企業を見ると
「良いな〜」
と思いがちですが、
彼らは実は、5年前や10年前に
種をまいて、地道に水をあげ育てて
きたことを忘れてしまいます。
こうした構図が5年後にも、
10年後にも繰り返されます。
そこで、
"羨ましがる"側の人間になるか、
"羨ましがられる”側の人間になるか
は、
「今日、種をまいているのか?」
にかかってくるわけです。
そして、どんな種をまくべきか?
を考える上では過去視点の間違った
コアコンピタンス経営ではなく、
「5年後、10年後に市場で
価値あるものはなにか?」
をしっかりイメージした上で
種まきを行っていく必要があります。
特に、これからの10年は
破壊的な新技術で価値が
”消滅"してしまう会社や職種が
続出しそうなのでクリティカルです。
人間、どうしても
「自分の蓄積してきたコア資産
には価値がある!」
と身びいきに思いがちですが、
そこは冷静に客観的に見ていく
ことが重要かな〜と冒頭の本を
読みながら感じました。
この本を読んでも”答え"は
分かりませんが、”ヒント"は
かなり得られると思います。
まだ読まれていない方は、
「未来への種まき&生存戦略」
を考える上で有益かと思います。
たぶん、かなり衝撃を
受けると思います。
『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』
www.amazon.co.jp/dp/4910063137
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