サクラサクアカデミー第4期Day8 開催レポート(3/2)
新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第4期の最終講・Day8が、2024/3/2に開催されました。(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)
サクラサクアカデミーDay6の概要
日時:2024年3月2日 14時-17時
内容:新規事業企画【最終発表】
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
2023年10月に開講したサクラサクアカデミー第4期はDay8で最終講を迎えました。
起業家と大企業の経営企画を中心としたメンバーが4名ずつチームとなり、各チームで新規事業を考え、ビジネスプランの検討を重ねてきました。最終発表では、ビジネスプランを投資家に対して発表する「最終発表」。当日はピッチイベント風に、「SAKURA PITCH2024」と題して進行していきました。最終発表当日の写真と講師のコメントでぜひ最終発表の様子をご覧ください。
また、後半では受講生の皆さんから寄せられた「本アカデミーの半年の振り返り」のコメントもご紹介します。参加者である起業家のメンバーや大企業のメンバーが「サクラサクアカデミー」で経験したこと、得たものは何か、彼らが実感した変化や今後に向けて決意表明をぜひご覧ください。
最終発表の様子
最終発表では、中間発表と同じテーマでさらにサービス内容や事業展開の流れなどビジネスプランを磨き上げてきたチームもいれば、中間発表とは180度確度を変えた内容で発表をするチームも。
それぞれ経営者として、あるいは企業の一員として役割を担いつつ、限られた時間で準備を進めてきました。中間発表から1か月の期間があったとはいえ、限られた時間で1つの新しいビジネスを生み出すということで、各チーム早朝や夜の時間も使ってミーティングを重ねつつ、それぞれのメンバーが強みを発揮できるとことに注力して準備を進めてきたとのこと。
実際の発表内容では、「共働きの子育て家庭」向けのサービス、「健康経営」の観点で福利厚生として導入でき、かつ自主的な健康行動の促進につながるサービス、「業界特化型」のマッチング、「特定の飲食の機会」の楽しみを増進するサービスなど。「食」や「健康」をテーマに、各チームで着目した課題に対する新規事業が発表されました。新規事業の内容の魅力のみならず、市場規模や競合の状況から成長可能性があること、事業を成り立たせるための具体的なプラン、数値計画などが発表されます。
発表後の質疑応答では講師陣が投資家として鋭い質問を投げかけられその場で回答していきます。質疑応答においても準備は重要ですが、それでもすべての質問に対する準備をしておくことは難しいのが実態であり、その場での臨機応変な対応力も見られます。
講師からのメッセージ
最終発表の後は、講師の山崎先生、高森先生による講評が行われました。各チームのプレゼン内容に対するフィードバックでは、「中間発表後に深めることが出来た良かった点」だけではなく「事業化という視点で本当に議論を重ね、詰めるべき点はどこだったか」「質疑応答の対応は、投資家目線でどう改善の余地があるのか」といった指摘もありましたが、「この点を見直して磨き上げれば、事業として形になる可能性は十分にある。学びを今後の仕事に生かし、事業についても検討を重ねていくことがあれば力になります」と、今後に向けたエールが送られました。
受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
◇経営者のメンバーから
Mさん
「第一のマインドセットの話から、上場企業と提携する際の注意点等、目から鱗の学びが多かったです。ゼロイチで事業をつくり、ピッチまでの一連の流れを経験できた事は大きな財産になりました。また、他の起業家や上場企業の社員と共に事業をつくる経験も社内のチームビルディングに活かしていきたいです」
Q「サクラサクアカデミー」ならではの魅力を一言でいうと何でしょう?
「全ての起業家が最初に受けるべき講座」
Rさん
「経営に関する基本的なスキルセット、及びマインドセットの習得を期待して参加を決めました。当初予想していた経営スキルだけでなく、チームを一から作る力や背景の異なる人と共同する時の心構え。土壇場で何かを成し遂げる時の馬力も身に付きました。また経営者としての自分を見返す機会になりました。
期待以上だったのは、日常ではお会いすることが出来ない大企業の経営者の前でプレゼンテーションを発表する機会があったこと。緊張感ある中でチームとして一丸になって、準備を進めることで自身の力量を知れたので、今後の自分が楽しみになりました」
Q「サクラサクアカデミー」ならではの魅力を一言でいうと何でしょう?
「講師陣です。山崎先生や高森先生のご経験から頂ける生きたアドバイスが何よりの財産。ビジネスだけでなく、人として生きていく上で参考にしたい考え方をたくさん頂けました」
◇大企業からの参加メンバー
Kさん
「スタートアップという、今までのサラリーマン人生で関わることのなかった新たな世界観に携わっている講師、また生徒の方々との交流による知識の習得を期待して受講しました。
1つのテーマを決めて、チームの皆さんと役割分担を実施し、調査、確認することで、普段触れることのない業界の状況を把握したり、消費者視点で課題を整理したり、通常業務では体験できないことに触れあうことができた」
Q「サクラサクアカデミー」ならではの魅力を一言でいうと何でしょう?
「普段の業務では知り合う機会のない方々と、1つのテーマを通して、本気で議論を交わせたこと」
Tさん
「考え方が異なるメンバーのなかで、短期的ではなく中長期的なマネジメント(PMの立ち位置)の重要性を学ぶことができました。また、チームメンバーとの時間の使い方の濃さは想像以上でした」
Q「サクラサクアカデミー」ならではの魅力を一言でいうと何でしょう?
「大企業とスタートアップが、同じ方向を見て同じ時間を共有する、その時間そのもの」
以上、振り返りコメントのご紹介でした。
サクラサクアカデミーは「起業家や大企業のメンバーが一緒に新規事業の作り方を体系的に学び、実際にビジネスモデル構築までできる、新規事業の学校」として開催しており、受講生の振り返りからは、その目的に沿った学びや経験を得られている様子が伝わってきます。
また、起業家メンバーにとっては「自分以外の誰かと新規事業を立ち上げる初めての機会」であり、大企業メンバーにとっては「社外の人と何かを作り上げる、ベンチャー起業家と接する初めての機会」ということで、それぞれの立場での学びや今後に向けた意気込みの声も届きました。
さいごに
サクラサクアカデミー第4期はDay8で終わりますが、修了生は今後「サクラサクアカデミーアルムナイ」となり、つながり続けます。
サクラサクアカデミーは、今後も新規事業の学校として社会に新たな価値を創造する機会を作り、新規事業の未来の担い手となる修了生のみなさんのさらなるご活躍を心から応援しています!