NH-D15 G2 LBC用にLGA20xx mounting kit が届いたので早速組み付けてベンチを回した話
LGA20xxでNH-D15 G2シリーズを使用するにはマウンタを取り寄せる必要がある
詳細は↓の記事にて
NH-D15 G2 LBC開封の儀
まずマウンタやねじなど付属品が入った小箱が出てくる。
グリスやNoctuaドライバーなど。
マニュアルにはいつものご挨拶。
その下にヒートシンクとファンが入ったでかい箱。
開けると袋詰めの本体が御開帳。
しまうときはヒートシンクと中央ファンの間に差し込めという説明付き段ボール
詳細はエルミタなんかでどうぞ。
取み付け
LGA20xx mounting kit
LGA2066のASRock Fatal1ty X299 Professional Gaming i9 XEに取り付け。
取り寄せたマウンティングキット。
ネジは短いほうが下。テーパーになってるほうが下。マザー側のねじの方が太いのでわかると思うけど。
マニュアルにはLGA20xxの取付方法なんて書いてないので心配だったらNH-D15のマニュアルでも見た方がいいかもしれない。
CPUはCore i9 10980XE Extreme Edition。前に塗ったMX-6が残ってるけど、1か月以内かつメモリの増設ですぐに外す予定があるので手抜き。わかってやってる。
ちなみにこれが製品付属のintel用マウンタ。「3」の穴の位置がない。
LGA2066だと「3」の位置にネジが来ている。
トルクスのボルトを付属のトルクスドライバーで止める。
マイナスドライバーも欲しいな。
固定したところ。
グリスはヘラで広げんでいいのよ(公式)。
ヒートシンクの取り付け
まず、ファンについている紙を外す。
で、センターのファンを外してから、トルクスドライバーで2か所のねじを止めてヒートシンクを取り付ける。なぜか画像なし。
完成!
冷却性能は?
ChineBenchを実行したらMAX73℃
比較対象がないのでアレだが、CINEBENCH R23実行中で60℃くらい。
常用だと33℃程度。西日がガンガンにあたる部屋で、10月半ばにもかかわらずエアコン入れて28℃という劣悪環境でのベンチ実施。
Core i9 7980XEに簡易水冷と比較
比較対象として成立するか微妙だが、Core i 9 7980XE Extreme EditionにThermaltake Floe Riing RGB 360 TT Premium EditionをつけたPCで同じくChineBenchのマルチコアを実行した際の比較。
7980XEでのベンチは風通しが良く、19時過ぎで日も落ちているという圧倒的に涼しい部屋で実行しているが、それでもMAX73℃、平均60℃台のNH-D15 G2と比べてMAX81℃、平均70℃台と10℃くらい差がある。Floe Riing RGB 360 TT Premium Editionは3万円くらいした簡易水冷なので、NH-D15 G2より実は高い。長いこと使っているのでヘタってるかもしれないが。こちらもCPUグリスは塗りたて。
おわりに
空冷はいいぞ!
円高もあるけど簡易水冷全盛でピカピカ光らせることが主流のご時世に、うんこ色でバカでかいヒートシンクつける空冷CPUクーラーに25000円も出すって正直頭がおかしい話ではあるのだが、この圧倒的存在感と簡易水冷より10℃くらい低いという結果を見るとその価値はあるんじゃないかと思う(個人の感想につきなんたらかんたら)。
個人的にはマザー上にM.2 SSDという熱源を置くようになっているにもかかわらず、簡易水冷でCPU周りの風の流れがなくなり、ガラスやアクリルパネルでサイドにマザー側に吹き付ける感じのファンがつけられなくなっているのはナンセンスにしか思わないので、オープンフレームででかい空冷CPUクーラー付けるのが最適解なんじゃないかと。夏場にThermaltake View 71 Tempered Glass RGB Editionのサイドパネルを外すだけで50℃超えていたSSDの温度が10℃下がっているという実例があるのでなおさら。
というわけで、HED環境でやるなら空冷はいいぞ!というお話でした。