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チーム作りの鉄則《経営者心得編》スタッフが躍り出す12個の質問

あなたのチームは本当に活き活きと働いていますか?社員の仕事への熱意や会社への愛着を示す「エンゲージメント」は、企業の成長に欠かせない要素です。しかし、日本のエンゲージメント率は世界最低水準。社員が仕事にやりがいを感じ、能力を発揮するためには、一体何が求められるのでしょうか?


日本の「エンゲージメント率」は2023年のギャラップ社の調査で、145カ国中最下位の5%で、4年連続で世界最低水準と大変なことになっているそうだ。これじゃ生産性は上がらず、国の目指す最低賃金時給1500円は実現出来そうにないですね。・・・(^^♪


本記事では、社員のエンゲージメントを測る12の質問を軸に、チームを活性化させるためのヒントを紹介します。これらの質問に、あなたのチームがどれだけYesと答えられるかによって、チームの現状が見えてくるかもしれません。

  • Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている

  • Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている

  • Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている

  • Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした

  • Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ

  • Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる

  • Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ

  • Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる

  • Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている

  • Q10:職場に親友がいる

  • Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた

  • Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった

12の質問が示すもの

1仕事への理解と期待:社員は自分の役割を明確に理解し、期待に応えようとしているか。
2仕事に必要なリソースの提供:社員は仕事に必要なツールや情報を十分に与えられているか。
3強みの発揮:社員は自分の得意なことを活かせる機会を与えられているか。
4評価と承認:社員は自分の仕事が評価され、認められていると感じているか。
5人間関係:上司や同僚は、社員を一人として尊重し、気にかけているか。
6成長機会の提供:社員は成長できる機会を与えられ、サポートされているか。
7意見の尊重:社員の意見は尊重され、組織に反映される機会があるか。
8会社の目的への共感:社員は会社の目的やビジョンに共感し、自分の仕事が会社に貢献していると感じているか。
9同僚との連携:同僚は高品質な仕事を目指し、協力し合っているか。
10職場での人間関係:社員は職場に信頼できる仲間がいると感じているか。
11成長のフィードバック:社員は定期的に自分の成長についてフィードバックを受けているか。
12学びと成長:社員は仕事を通して学び、成長する機会を得ているか。

これらの質問は、単に社員の満足度を測るだけでなく、組織のマネジメントやリーダーシップのあり方についても問いかけています。

エンゲージメントを高めるために

社員のエンゲージメントを高めるためには、以下の点が重要です。

  • 個々の社員とのコミュニケーション:一人ひとりの社員の強みや弱みを理解し、個別に目標を設定し、サポートする。

  • 成長機会の提供:研修やキャリアアップの機会を提供し、社員の成長を促す。

  • 職場環境の改善:働きやすい職場環境を整え、社員が安心して仕事に取り組めるようにする。

  • 透明性の高いコミュニケーション:会社のビジョンや戦略を社員に共有し、社員が会社の一員として貢献していると感じられるようにする。

  • 感謝と賞賛:社員の貢献を認め、感謝の気持ちを伝える。

まとめ:Y理論とエンゲージメント

アメリカの学者ダグラス・マグレガーが提唱したモチベーション理論Y理論は、「人は風土と環境と条件を整えれば、自ら進んで働くばかりか責任すら取ろうとする。」という考え方です。この12の質問は、まさにY理論が示す「風土と環境と条件」を整えているかどうかの指標と言えるでしょう。

社員のエンゲージメントを高めることは、企業の持続的な成長のためには不可欠です。まずは、自社の現状をこの12の質問で診断し、改善すべき点を明確にすることから始めましょう。

さぁ、高得点を目指しましょう!
あなたのチームのスタッフが躍り出すことを期待して・・・


国が最低賃金時給1500円を目指すために中小企業への支援策を行うのなら、従業員のエンゲージメント率を上げる取り組みに予算を付けて頂いたらどうでしょうか・・・(^^♪


小さな会社・個人事業の経営者に伝えたい
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