有給消化をする人の真夜中決意表明
私は3月末日に最終出社日を迎え、4月から貯めに貯めた有給を消化するどこにでもいる平凡なデザイナーだ。
退職に至った理由を書くのはまた後日として、有休消化を有意義なことにするために少しメモ書きでもしないといけないと焦り、11日目にしてようやくnoteに書くことにした。
1日目は会社でやり残したことはないかをチェックするのに必死だった。
2日目は祖母の四九日だった。厳格な人…でもなく、たいへん江戸っ子気質な自分のやりたいことしかしない女性で、バブルで大変な成金となり、未亡人となり、など彼女に関して書くことはたくさんあるので、これはまた後日書こう。
3日目は翌日から久々に夫と4泊5日関西旅行へいくため、家事やら掃除やらを全てこなして過ごした。
4〜8日はたいへん楽しい関西旅行(京都・大阪・滋賀)となり、今思い出してもたいへん楽しい日々で、夫とずっとウロウロできて、旅行は本当にいいものだと再認識できる5日間だった。
そんな旅行を終えた9日目ともなると、30を超えた身体は悲鳴をあげ、一日中家の中で引きこもってしまった。ほんの少しの家事を行い、ほとんどベットの上でまどろみ、時々本を読み、動画を見て過ごした。
10日になると、体も回復しようやっと何かするかと気力も湧いてくる。
そんな自分を見越していたのか、注文していた本棚が届いた。
今まで2m*49cm程の細長い本棚1つと小さい頃から使っていたカラーボックスで凌いでいた我が部屋のインテリア。黄色い色がなんだかくすんで、傷だらけのカラーボックスは解体し、本棚の幅が2倍になったものを購入し、既存の本棚を移動することで本マシマシで入れられるようにしたのだ。
私は本が好きで、特に全く実生活に役立たない豆知識のような教養を仕入れるのがたいへん好きだ。
それを知識を使えるかどうかは別の問題だが、いろんな概念を学べる環境を作っておき、いつでも読めるというのは私にとってたいへん幸せな環境のため、本を置けるスペースを増やすのは私にとってかなり重要なことだった。
2年前に結婚したことで実家を出ることになったが、実家の自分の部屋は10畳あったため、現在の江戸間3畳という部屋のサイズは本当に初めて使うサイズで、貧乏学生だったイギリス留学時でさえベットと大きなクローゼットのある6〜7畳の寮に住んでいたため、過去初めての小さな自分の部屋なのだ。
ここに住むためにいろんなものを捨てた。
それはもう捨てた。
手始めに服。元々無頓着だったので、気に入っている服を残してしまい、「必要な服」というのを捨ててしまい結局また色々買う羽目になっている。
最近は服に対して少し興味も出てきたので、いろんな服が着ることができて嬉しい。
次にCD、MD、ぬいぐるみ、昔好きだったアニメのグッズなど実家ならではの貯めに貯めた宝物たちと決別していった。
そんななかでも本だけは全然捨てられなかった。
いや、かなり売った。だが、小学生の頃から金欠になってブックオフに行っては結局同じ漫画を何度も買うことをくりかえしているため、いい加減学習したく、一生かけて推せる本だけを持ってきた。あとは実家に寄付(?)の形で置いてきた。
話を戻すと、本だけはいつも結局買い戻してしまう阿呆だったので、箱を置けば収納にもなるしと自分に言い訳をしてでっかい本棚を買ったのだ。
1時間ほどで組み立て、完成した時はたいへん誇らしかった。
中に入っていた本を全部詰め直すと、とても不思議なことに全部埋まった。
4分の1ほどのスペースが増えているはずなので、絶対にどこかが開くはずなのに埋まるほどの本が既に部屋に入ってしまっていたのだ。一生の不覚。
本というはとても活動的で、道端の子猫くらい一度目に入れて挨拶をするとついてきてしまうことを忘れていた。
有休消化に入ることで、本10冊くらい買っちゃってた。
嬉しい誤算だが、大事に読んでいこう。できれば感想もここに書くぞ!
応援してください。
11日目は今日ですね、今日はとある理由で人と会ってきました。
この話も長くなりそうなので別枠で書きたいですね。
楽しい有休消化期間、学べるものは学び、まったりできるものはまったりして、自分を見つめ直し、大事なものや人と交流していけたらいいなとおもっています。
決意表明「がんばるぞ」
ジュゴン