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クラブ深堀② ノリッジ

こんにちは!Premier Japanです。今回は21-22シーズン、チャンピオンシップ(二部)王としてプレミアリーグに帰ってくるノリッジシティについて特集したいと思います。

1.はじめに

 ノリッジはイングランド東部ノーフォーク州に位置する町である。地理的にも孤立した人口17万人ほどの町だがサッカー熱は変わらない。古くからノリッジシティではカナリアの養殖が盛んであったためこのチームの愛称はカナリーズと呼ばれるようになった。筆者自身のカナリーズの印象としてはかなり好不調の波が激しいという点だ。BIG6のようなチームと接戦を繰り広げることもあれば一度負けてしまうとズルズル何連敗もしてしまうようなこともある。事実、19-20シーズンではプレミアリーグにおいて19位のワトフォードに13もの勝ち点差をつけられてのダントツ最下位でチャンピオンシップ降格となった。そんなノリッジだがわずか一年でチャンピオンシップを制覇し、プレミアリーグ復帰となった。今回はそんなカナリーズにフォーカスしていこうと思う。

2.20-21シーズンのカナリーズ

 本拠地はノリッジシティにあるキャロウ・ロードでドイツ人監督のダニエル・ファルケが監督を務める。まずは基本ラインナップを見ていこう。

 監督 ダニエル・ファルケ(4-2-3-1)

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注目は両サイドハーフである、キャントウェルとブエンディアだ。来シーズンの昇格が決まっているノリッジだが、もしこの2人がビッグクラブへの移籍となると序盤から苦しい戦いが強いられるだろう。そのぐらい鍵を握る。またフィンランド代表FWのテーム・プッキにも注目だ。ザ・点取屋といった感じのオールドスタイルなFWだが、今期もチャンピオンシップ3位の26得点を取っており、その実力は十分であることが伺える。また、オランダ代表GKティム・クルルは昨年のFAカップトッテナム戦でのPKストップは記憶に新しい。

3. 来シーズンのカギを握る3人

 紹介したようにプッキやクルルといったベテランの健闘ぶりが見られる一方、江府町の差が激しいノリッジが来シーズン終わりに再び降格してしまうのか、それとも残留できるのかは私が以下に挙げる3選手がカギを握ると思う。

1.マックス・アーロンズ

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ルートンタウンのアカデミー育ちの彼は右利きサイドバック。まだ20歳と若いが、正確無比な右足で攻撃参加できる一方、フィジカルコンタクトにも長けていて平均クリア数も一試合当たり平均が1を超える数値である。今夏の退団が予想されるアーセナルのベジェリンの代役として名が挙がっていたり昨季はバイエルンからの関心も報道された。

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2.エミリアーノ・ブエンディア

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今季チャンピオンシップで15ゴール16アシストを記録した攻撃型MF。視野が広くそのパスの意外性はカソルラを彷彿とさせる。キーパスは1試合あたり平均3本、タックル成功数も2.4回とまさにノリッジの心臓といえるだろう。

(追記)ブエンディアはクラブレコードの移籍金でアストンヴィラに完全移籍となりました。

3.トッド・キャントウェル

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23歳ながらやわらかいボールタッチと巧みなスキルで相手選手を交わす。自分で決めるというよりはチームに創造性をもたらすことができる選手であるが今季は6ゴール6アシストとちょっと物足りない感じも。ただパス成功率は82%と高くチームにおいて潤滑油的な役割をはたすことができるだろう。

以上に挙げた3名はプレミアリーグの強豪のみならず海外のクラブからも関心を寄せられるほどの逸材だ。この3名が来シーズンステップアップを求めて移籍するか、または残留してノリッジでプレーすることを決めるかで大分変ってくると思う。またこの3名の他にもトッテナムからレンタル移籍で加入しているMFオリバー・スキップにも注目だ。監督が変わるスパーズに戻ることになるか、それとも来季もカナリーズでプレーするのか注目したい。

4.そろそろ安定した結果を残せるか

 カナリーズはプレミアリーグから5回もの降格をしているがこれはリーグ記録だ。毎年タレント揃いであるのに、なぜ残留ができないのだろう。私の考察であるが昨季の降格に関してはファルケが徹底して若手の起用にこだわったことだろう。若手というのは時々見せる爆発力がある一方、まだまだ粗削りな部分もあるので結果が安定してついてこない。またファルケ自身もまだキャリアが浅いため、これから経験を積んでいけば十分面白いチームになれると思う。似ているなというチームはブライトンで面白いサッカーをする一方で結果が中々ついてこないというのがなんとももどかしい。また選手層の厚さにもどうしても限界がありその中でどうマネジメントするか、その手腕が試されそうだ。


ということで2回目の今回はノリッジについてまとめてみました!次はワトフォードについて書こうかな、、

Premier Japan

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