相手の立場に立つプレゼン思考
早速ですが問題です♪
【問題】
次の文章を読んで、想定されるシチュエーション(登場人物)を思い浮かべてみてください。
「大野さんと柳さんの子どもに会った。」
いかがでしょうか?
あなたは、いくつ思い浮かんだでしょうか?
こちらの問題には想定される答えが4つあります♪
一つずつ検証してみましょう!!
考え方はとらえ方によって色々ある
パターン1:登場人物は3人。
私、大野さんと柳さんの子どもです。
このシチュエーションの場合、どのように文章を構成すれば誤解がないように伝わるでしょうか?
改善案)「大野さんと一緒に、柳さんの子どもに会った。」
パターン2:登場人物は3人。
私、大野さんの子供と柳さんの子供です。
こちらもちょっと文章を調整してみましょう。
改善案)「大野さんの子どもと柳さんの子どもに会った。」
パターン3:登場人物は3人。
私、大野さんと柳さんの子ども
この場合は、
改善案)「柳さんの子どもと大野さんに会った。」
パターン4:登場人物は2人。
私、大野さんと柳さんの間にできた子ども
ちょっと苦しいですが・・・w
改善案)「大野さんと柳さんとの子どもに会った。」
いかがでしたでしょうか?
同じ言葉(文章)でも、相手にとって捉え方が変わってしまいます。
自分自身は頭の中にそのシチュエーションを思い浮かべながら話しているので、まったく違和感はありません。でも、相手にはそのシチュエーションが分からないので自分なりに解釈しながら聞いています。
大切なのは相手に自分の頭の中のシチュエーションをイメージさせること
相手にはどうやったら届くのか?
そのためにはどんな言葉を選んだらいいのか?
「相手の立場に立ったプレゼンの思考」を持つことが、伝わるための相手への思いやりではないでしょうか。
記事担当:高山 洋美
プレゼンテーション協会
次回は…
2023年3月22日(水) 19:30~
特別対談 「伝える×伝える」~この時代に必要なマナーとは~
「マナー」をわきまえている人には、聞く耳を持つのが人ですよね。
3人のトークも楽しみです♪