年間100回は思い出していること

小学校低学年の頃、横浜の施設に珍しく母と二人きりで出かけることがあった。

その行事自体はコーラスという何の面白味もない用事だったが

「これが終わったら人形の家に行こう」と母と約束したのを楽しみにしていた。

これからランチと言う時に、見知らぬババア（宗教関係者）が「私もご一緒していいかしら？」と図々しく話しかけてきて

気の弱い母は「どうぞ」と答えた

一年に数回もない、滅多にない2人きりの時間にも、この女（母）は世間体しか気にせず、娘との時間も作る気がないんだなと心底軽蔑したのがその年の一番鮮やかな記憶