本当の居場所
本当はベビーを産めるはずだった病院のinstaアカウントを見つけてしまい、深夜に死にたくなる
DVDが持ち込める分娩室
シェフが作るお祝いフレンチ
カメラマンが個室まで出張してくれるニューボーンフォト
ヘアサロンのようなシャンプー台
産後エステルーム
ホテルのような広いシャワールームのついた個室
素晴らしいのアメニティの数々
信頼している先生と、大好きな助産師さんに付き添われて、最高のお産ができるはずだった
「産婦の幸福」を追求した
本来希望の助産院が無いエリアでの最良の選択だった
しかし、私が緊急搬送されたのは、子どもの命を担保するんだから産婦は黙って感謝してろと刑務所と同等の扱いを受ける野戦病院だった
元の病院から緊急搬送された時、主治医は救急車に乗るまで手を握ってくれた。
「第二子はここで産みたいです」と捨て台詞を残したのに、今後の出産はNICUのある病院でしか産めないそうだ
死にたい
死にたい
死にたい
苦しい
生まれ変わって
人生を一からやり直したい
自分以外の誰を恨めばいいのか分からない
全て終わらせたい
私は自分の選んだ地獄なら耐えられる。重度のナルコレプシーにかかり、遺書を書き残した海外時代も
超絶ブラック企業からも決して逃げなかった
今、私は自分の地獄と向き合っている
私が生きる理由はただ一つ
死産や流産、不育症で産みたくても産めなかった人への誠意だけ
みんな、産科について何も文句を言わなかったよね、ただ元気に生まれてくれたら良かったよね