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もう、終わらせよう

女という生き物は、女体は
ただ生きているだけで辛いのに

毎月死にそうになる生理やPMSを抱えながら、毎日の通学では痴漢や変質者と戦い、ノーハンデの男と肩を並べて競う事を要求され
(私は大学受験のために薬で生理日をずらしました)

社会に出たら出たで、若干の不利益を被りながらも仕事をし、結婚によって姓を変える事を余儀なくされ
(産休を取りながらのキャリアプランが立てられるなんて、皆凄い)

命がけで十月十日、大切な命を守り通し、瀕死になりながら出産をし、その瞬間から3時間毎にしか眠れない不眠不休の耐久レースが少なくとも一年間は続く

私はもうこの辺りでギブアップしたい
女の体で生きていくのはお腹いっぱいよ

実は、まだベビーの性別が分からなかった時
この満員電車しか走らない東京で、娘を痴漢に遭わせずに育て上げるのは無理ゲーに近い、と察し
敢えて男装の令嬢として育てようとしていた(オスカル)

もう、終わらせよう
やっぱり、私は第二子で娘を生まない
本当に心の底から欲しかったけど

小さい頃から女の子を生み育てることをイメージして生きてきたけど、それはただ単に自分の人生をやり直しのように感じる

もしも娘が生まれてきても
こんなにも生きるのも出産も辛いのに
「お母さんになりなさい」とは絶対に言えない

将来子供から「なんで産んだんだよ」と言われたら、私も「本当は生まれてきたくなかった」側の人間なので、返す言葉もない

世の中の母親はすごい

私には、地獄の連鎖は作れない

次の産婦人科の受診で、避妊手術について聞いて来ようと思う

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