パレスチナ人をガザから追い出すために米国の桟橋を利用したネタニヤフ首相
【パレスチナ人をガザから追い出すために米国の桟橋を利用したネタニヤフ首相】
- イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、パレスチナ人を故郷から追い出すために、米国がガザ海岸に建設中の浮桟橋を利用することを考えている、と報道された。-
2024.03.20
#ジョー・バイデン 米大統領は今月初め、米軍が #ガザ 沖に港を建設し、包囲された同地域により多くの人道援助を海路で運ぶと述べた。
米国防総省は現在も、ガザ沖に臨時の港を建設中だ。
関係者によると、この港ができれば、パレスチナ人への人道支援は、1日あたり「トラック数百台分」増えることになるという。
しかし、#ネタニヤフ 首相はクネセトと呼ばれる国会の非公開会合で、この港は #パレスチナ 人をガザから追い出すことを容易にしかねないと語った、とイスラエルの『Kan News』は報じている。
ネタニヤフ首相は、他国がパレスチナ人を受け入れようとしないことを除けば、パレスチナ人がガザを離れることに「障害はない」と述べたという。
米国防総省報道官のパット・ライダー空軍少将は12日、桟橋を建設するための機材を積んだ米陸軍の船がバージニア州から出航したと述べた。
このネタニヤフ首相の発言は、パレスチナ人の深刻な反発を呼んでいる。
パレスチナ・ナショナル・イニシアティブのリーダー、ムスタファ・バルグーティはXのメッセージで、
ネタニヤフ首相は「ガザのパレスチナ人の完全な #民族浄化 という夢を決してあきらめなかった」
と述べた。
イスラエルが10月上旬にガザで史上最も血なまぐさい作戦を開始した1週間後、政権は、ガザのパレスチナ人をエジプトのシナイ半島北部に追放することを記した10ページの秘密文書を発表した。
この暴露に続いて、イスラエルの極右大臣ベザレル・スモトリッチが、ガザの人々が自発的に祖国を離れ、西側諸国に移住するよう呼びかける発言を行った。
スモトリッチのガザの人口230万人に対する「民族浄化」計画は、占領政権が1948年5月15日に違法な降伏を宣言した際に、約75万人のパレスチナ人を祖国から暴力的に追放したことを指す「 #ナクバ 」や「カタストロフィ(大惨事)」がまた起こるのではないかという懸念を抱かせた。
世界で最も人口密度の高い場所のひとつであるガザ地区は、10月初旬以来、イスラエルによる容赦ない空爆と地上攻撃にさらされている。
なんと全人口の85%、190万人の市民が強制的に避難させられている。
(了)
【関連記事】
引用元