ワシントンはウクライナの砲兵要求を満たすためにトルコを頼る
【ワシントンはウクライナの砲兵要求を満たすためにトルコを頼る】
- トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が5月にアメリカの首都を訪問する準備を進めるなか、トルコはNATO標準の155ミリ口径弾薬の生産増強に乗り出している。-
#アメリカ政府 は、#ウクライナ 戦争を2年間も煽ってきたワシントンの備蓄が枯渇に近づいているため、砲弾の生産を増強するためにトルコからの軍用爆薬の購入を増やそうとしている。
ブルームバーグは関係者の話として、次のように伝えている。
< TNTとして知られるトリニトロトルエンと、推進剤として使われるニトログアニジンのトルコからの供給は、NATO標準の155mm口径弾薬の生産に極めて重要であり、生産量を3倍に増やす可能性がある。>
トルコの防衛企業レプコンは、2025年までにアメリカ製155ミリ砲弾の約30%を生産する見込みだと報じられている。
さらに国防総省は、「トルコのアルカ・ディフェンス社から、今年納入される11万6000発の即戦力弾薬を購入した。
2月下旬、国防総省はジェネラル・ダイナミクス・オードナンス・アンド・タクティカル・システムズ社と契約し、トルコの下請け企業が参加する155mm弾の金属部品ラインをテキサス州に3つ建設すると発表した。
ワシントンの戦略は、EUの戦略とは対照的である。
ブルームバーグは、ブリュッセルが「フランス、ギリシャ、キプロスの抵抗により、トルコからの購入資金の使用を控えている」と強調している。
アンカラがスウェーデンのNATO加盟を承認した後、トルコはアメリカとの関係に雪解けを見た。
これと引き換えに、ワシントンは1月、トルコが待望していたF-16戦闘機とアップグレードキットの購入を許可した。
2017年、西アジア諸国がロシアのS-400ミサイル・システムを購入することで、米国製同等品よりもロシア製軍事ハードウェアを選択したことで、アンカラとワシントンの緊張は急上昇した。
#トルコ は2019年7月、4基のミサイル砲台のうち1基目を受領した。
その1週間後、アメリカはNATOの同盟国をF-35戦闘機計画から外し、トルコの特定の個人に制裁を課すと脅した。
国務省でウクライナを担当していた #ヴィクトリア・ヌーランド 元米政府高官は1月、CNN Turkに対し、ロシアの兵器システムの問題が「解決」されれば、ワシントンはトルコをF-35ファミリーに「歓迎」すると述べた。
アンカラが対 #ロシア 戦争でウクライナの弾薬供給を間接的に後押しする動きを見せているように、同国はまた、ガザでの大量虐殺においてイスラエルにとって不可欠な同盟国であることも証明している。
同国は、鉄鋼やセメントのほか、貴金属、化学薬品、殺虫剤、原子炉部品、火薬、爆薬、航空機部品、武器・弾薬を大量に輸出し続けている。
(了)
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