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ハマス、ガザに数千人の戦闘員を補充

【ハマス、ガザに数千人の戦闘員を補充】

ここ数日、包囲されたガザ北部で、イスラエル軍とパレスチナ人抵抗組織との間で激しい衝突が再燃している。

News Desk
2024.12.18

(Photo credit: Getty Images)

12月18日のヘブライ紙の報道によると、#ハマス の軍事部門である #カッサム旅団 は、ガザ地区で数千人の抵抗戦士を新たに採用し、疲労と精神障害に苦しみ続けているイスラエル軍との戦闘で直面する厳しい状況に適応しつつある。

イスラエルのニュースサイト「ワラ」は水曜日、軍南部司令部の情報筋を引用して、「ハマスはここ数カ月で軍事部門に約4,000人の新たな工作員を採用した」と報じた。

「彼らは[軍]に対する作戦方法に関して異例のやり方で活動を続けている…

ハマスはいくつかの場所で #ガザ地区 南部の勢力と戦うために適応してきた」

と情報筋は付け加えた。報告書は、戦争中ずっとカッサム旅団の戦闘員は諜報を逃れ、作戦を阻止することができたと付け加えている。

同ニュースサイトによると、カッサム旅団の軍事指導者で故ハマス指導者ヤヒヤ・シンワルの兄弟であるモハメド・シンワルと司令官イッズ・アルディン・ハッダドの2人が、パレスチナ抵抗グループの作戦を指揮する指導者だという。

「彼らは身をさらさないように非常に注意してきた」

ここ数日、ハマスの軍事部門が戦力を再編する中、ガザでは激しい戦闘が再燃している。

カッサム旅団が水曜日に発表した声明によると、抵抗勢力の戦闘員が戦車の近くでイスラエル兵を殺害し、武器を奪った後、メルカバに手榴弾2個を投げ込んだという。

この作戦は北部の都市ベイト・ラヒアで行われた。

同グループはまた、爆発装置でイスラエルの兵員輸送車を標的にし、北ガザのジャバリアで兵士5人を「至近距離」で殺害したと発表した。

一方、#イスラエル軍 は1年以上続く戦争と激しい地上戦で疲弊し、消耗し、精神的にダメージを受けている。

「軍は、2030年までに障害を持つ兵士の数が10万人に達し、60%が精神障害を患うと予測している」

とイスラエル放送協会(KAN)は水曜日に報じた。

軍務を拒否する兵士も増えている。10月20日に発行されたハ・マコム誌の報道によると、多くの兵士が落ち込み、疲れ果て、精神的にダメージを受け、やる気を失っている。

ハ・マコムの報道で引用された兵士の親の1人は、息子の話によると「病棟は空っぽだ」と語った。

「死ななかったり負傷しなかったりした人は皆、精神的にダメージを受けています。戦闘に戻った人はほとんどいません。彼らもまだ完全に回復したわけではありません。」

現時点では、戦争が終わるまでにどれくらいの時間がかかるのかは不明だ。

最近の停戦交渉は進展しているとの報道もあるが、イスラエルはガザからの完全撤退というハマスの条件を受け入れるにはほど遠い。

それどころか、先月のイスラエルのメディア報道によると、イスラエルはガザ地区での長期駐留に向けて準備を進めているようだ。

ガザに対する新たな3段階の停戦と交換案が現在カタールで議論されている。

パレスチナの交渉担当者は火曜日、交渉は最終段階にあるとBBCに語った。

「ハマスは、カタールとエジプトの仲介兄弟の支援のもと、本日ドーハで行われている真剣かつ前向きな話し合いを踏まえ、イスラエルが新たな条件を設定するのをやめれば停戦と捕虜交換の合意に達することは可能であると確認する」とハマスは12月17日の声明で述べた。


(了)



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