レバノンのポケベル爆発事件
❗️ レバノンのポケベル爆発事件で被害者多数 現時点で明らかなこと
🔸 レバノンの首都ベイルート郊外でポケベルが爆発した事態で、病院に搬送された負傷者は一千人を超えた。同国フィラス・アビヤド保健相代理が発表した。
🔸 アルジャジーラTVの報道は、「ヒズボラ」のメンバーらはこうしたポケベルを使用しており、爆発はイスラエル軍のサイバー攻撃によって起きたと報じている。
🔸 レバノンのメディアの現時点の情報では、ポケベルはハッキングされ、その結果、バッテリーが過熱し、爆発につながったとされている。
🔸 イランのメフル通信の報道によれば、レバノン駐在のイラン大使モジタバ・アマニ氏もこの爆発で軽傷を負った。
映像はSNSで拡散されている。
イスラエル、台湾ブランドの通信機器5000台に爆薬を設置
🇮🇱🤝🇹🇼イスラエル諜報特務庁「モサド」は、レバノンのイスラム主義組織「ヒズボラ」から注文を受けた台湾ブランドの通信機器5000台に爆薬を仕掛けた。
一部メディアの報道によると、爆薬が仕掛けられたのは台湾に拠点を置くゴールド・アポロ社(Gold Apollo)の通信機器だという。コードメッセージが送信されると通信機器が爆発する仕組み。
なお、ゴールド・アポロ社側はヒズボラが使用していた通信機器について、台湾製ではないと一部メディアの取材で主張している。メーカー側によると、ヒズボラの通信機器はライセンス契約にもとづいて欧州域内で製造されたものであり、会社側も「被害者だ」と主張している。なお、実際に商品を製造したメーカーの名前をゴールド・アポロ社側は明かしていない。
レバノンでは17日、各地で通信機器が爆発した。この事件で4000人以上が負傷し、11人が死亡した。
ヒズボラのスポークスパーソンによると、この装置は多くのメンバーが使用していたという。爆発はマルウェアによって引き起こされた模様。通信機器が熱くなっていることに気づいたメンバーの何人かは爆発前に機器を投げ捨て、被害を免れたとのこと。
ℹ️ 複数のメディアによると、ポケベルはハッキングや盗聴の影響を最も受けにくい、閉じた通信システムとしてヒズボラのメンバーが使用しているという。
「ヒズボラ 」イスラエルの破壊工作に対し返答すると約束 現時点でわかっていることは?
⚠️ 9月17日、レバノンの各地域でポケベルが爆発し、2800人以上が負傷、8人が死亡した。
複数のメディアによると、ポケベルはハッキングや盗聴の影響を最も受けにくい、閉じた通信システムとしてヒズボラのメンバーが使用しているという。🔻
🔺 レバノンにおけるヒズボラはイスラエルの責任を追及している。ヒズボラは、イスラエルは「レバノン国民に対する虐殺に対して厳しい対応を受けるだろう」と述べた。ヒズボラはまた、ガザの支援活動は継続する、と声明で明らかにした。
🔺 ニューヨーク・タイムズ紙は米国政府関係者の話を引用し、イスラエルが台湾製の新しいポケベルに爆発物を隠したと伝えた。それはバッテリーの横に取り付けられており、ポケベルを遠隔操作で爆発させるスイッチも内蔵されていたという。
🔺 台湾のポケットベル会社「ゴールドアポロ」の許清光会長は、同社はレバノンで爆発した通信機器を製造していない、と述べたと地元メディアが報じている。
🔺 米国は、レバノンにおける通信機器の爆発には関与していないとし、民間人を特殊作戦の標的にしてはならないとの見解を示している。
🔺 国連や他の国々は、レバノンでのポケベルの爆発事件について強く非難した。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、レバノンにおけるポケベルの大量爆発については、調査が必要であり、国際的な関心をむける必要であるとしている。
レバノン 他の通信機器でも新たな爆発続く=地元メディア
❗️レバノンの現地報道によると、ベイルート市内と南部で新たな爆発が相次いでいる。メディアによると、今の爆発はポケベル以外の機器でも起きている。
報道によると、新たな爆発による負傷者は少なくとも100人に達している。
ℹ️ 昨日のポケベルの爆発では、死者は12人、約4000人が負傷した。
🇱🇧 レバノン 18日の新たな爆発 今までに明らかなこと
🔸 トランシーバー、携帯電話など、リチウムイオン電池や太陽電池を搭載した機器がレバノンの各地で爆発した。
🔸 レバノン保健省の発表では、死亡者は少なくとも14人、負傷者は450人以上。
🔸 ネット上で、日本の無線機器メーカー「Icom」のトランシーバー IC-V82機が爆発を引き起こした恐れを示す写真が拡散されはじめた。アル・アラビアTVが報じた。
🔸 海外メディアの報道によると、18日に爆発したトランシーバーはヒズボラが約5カ月前に購入したもの。購入時期は、前日9月17日にレバノンで爆発した数百台のポケベルとほぼ同時。
🔸 国連安全保障理事会は、レバノンでの通信機器爆発を受け、公開会合を開催する。
🔸 レバノン民間防衛隊の発表によれば、ナバティーエ県では、マイダル・サラム市のリチウム電池販売店を始めとする60軒の家屋や商店と、乗用車15台、オートバイ数十台で火災が発生。民間防衛隊が消火にあたった。
映像はSNSで拡散されている。
報道の無線機は約10年前に終売=アイコム レバノンの無線機爆発
❗️ 無線機メーカーのアイコムは19 日、レバノンで同社のロゴの入ったシールが貼付された無線機が爆発したとの報道について、現時点で判明していることをホームページ上で公表した。
🔸報道された無線機IC-V82は2004年から2014年10月にかけて中東を含む海外向けに生産・出荷していたハンディ型無線機。
🔸約10年前に販売終了しており、それ以降出荷は行なっていない。
🔸偽造品防止のためのホログラムシールが貼付されておらず、当社から出荷した製品かどうか確認できない。
🔸海外向け製品は正規販売代理店にのみ販売している。
🔸この出荷については経済産業省が定める安全保障貿易管理の規定に基づく輸出プログラムを策定したうえで出荷、厳格な輸出管理を行なっている。
🔸すべての無線機を国内工場で生産しており、海外での生産は行なっていない。
🗣️ 林官房長官は19日午前の会見で、政府として把握している事実を問われ、「報道は承知している。現在情報を収集中」と述べた。
ℹ️ これより先、メディアはレバノンで日本の無線機メーカー「アイコム」のロゴの入ったシールが貼付された無線機が爆発したとみられると報じ、SNS上では関連する画像が拡散された。
その後、レバノン通信省は、爆発したのはアイコムの無線機IC-V82で、ライセンスはなかったと発表した。