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ワシントン、イスラエル攻撃回避の交渉をテヘランに提案

【ワシントン、イスラエル攻撃回避の交渉をテヘランに提案】

- イスラエルがダマスカスのイラン大使館を空爆し、IRGC(イスラム革命防衛隊)幹部が死亡したことに対し、イランは報復を約束している。-

2024.04.08

2024年4月1日、シリアの首都ダマスカスで、イラン領事館に隣接するビルを襲った空爆の現場に集まる緊急警備隊員。(写真クレジット:Maher Al Mounes/AFP)


#イラン の外交筋によると、 #アメリカ はイスラエルが今月初めにシリアのイラン大使館を空爆したことに対し、報復しないようイランを説得しようとしている、と4月8日付のアルジャリダ紙が報じた。

#イスラエル による空爆は、ダマスカスにあるイラン大使館付属の建物を標的としたものだった。

その結果、イスラム革命防衛隊(IRGC)のクッズ部隊司令官、モハマド・レザ・ザヘディ准将とその副官、その他5人のIRGC将校が殺害された。

イラン外務省のある情報筋がアル・ジャリダ紙に語ったところによると、ワシントンはテヘランに対し、紛争を緩和するためにテルアビブとの直接交渉を申し出たという。  

同筋によると、ワシントンは、ダマスカス攻撃に対するイスラエルへの報復をイランが行わないことを条件に、シリアとレバノンでの軍事行動を停止するようテルアビブを説得することを保証するという。

同時に、ベイルートの外交筋がAl-Jaridaに語ったところによると、イスラエルのネタニヤフ首相は、シリアでの攻撃停止を約束するというアメリカの提案を拒否したという。

同筋によれば、イランの指導者であるアリ・ハメネイ師は、アメリカの提案を検討しているが、ガザにおける包括的停戦と、イランの標的やイランの同盟国である抵抗枢軸の標的に対するイスラエルとアメリカの攻撃をすべて停止する保証が含まれていなければ、受け入れることはないだろうという。

この情報筋によれば、イラン側は以前、湾岸諸国を通じてイスラエル側から口頭で提案を受けたこともあるという。

その提案の中でテルアビブは、テヘランがザヘディ殺害への報復を放棄する代わりに、シリアとレバノンのイランの標的に対する作戦を停止する用意があると主張した。

ザヘディの殺害は、カセム・ソレイマニの暗殺以来、イランにとって最も大きな打撃となった。

情報筋によると、イラン外務省はイスラエルのメッセージに対し、提案にはガザでの停戦も含まれなければならないと述べたという。

しかし、IRGCの指導者の中には、イスラエルの提案を罠と見なし、外務省の対応に不満を持つ者もいた。

#IRGC の指導者たちは、イスラエルとの交渉はイランが報復を行った後に行われなければならないと主張した。

情報筋によれば、IRGCの司令官たちは、イスラエルがイラン領事館を標的にしたことは好機だと考えているという。

イスラエルに強い打撃を与える機会を逃すべきではないと考えている、
特に、ダマスカスの領事館の建物はイランの主権領土とみなされており、明確な国際法違反で標的にされたのだから。

同筋によれば、IRGC指導部は、イスラエルに報復しても、ワシントンはイランとの戦争には踏み込まないと考えているという。

また、イスラエルに対して十分に厳しい攻撃を加えることで、イスラエルはガザでの停戦を受け入れ、レバノン侵攻やシリアでの爆撃をエスカレートさせる計画を断念せざるを得なくなると考えている。

(了)

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