『個人力』好評御礼! 「being=ありたい自分」を考える3つの言葉
8月頭に発売になった、澤円さんの『個人力 やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方』。おかげさまで、書店、ネット書店ともに大変ご好評をいただいています!
本書の重要な概念のひとつが、「being」=「ありたい自分」です。
そして近頃、選ぶ言葉や表現はちがえど、まさしく「being」の重要性が語られる様子をよく見かけるようになりました。このnoteでは、そんななかから3つの言葉・コンテンツをピックアップして紹介します。
ーー自分に由来しているかどうか。「内在」によって引き起こされた行為かどうかが重要なのだ
探検家・角幡唯介さんの「記者からのインタビューで『あなたの活動は社会の役に立っていないのでは』と問われて絶句した」という趣旨のツイートが話題になりました。そこから発展したのがこの記事。
角幡唯介「あなたの探検や本は社会の役に立ってないのでは」に言いたいこと https://bunshun.jp/articles/-/39021
結果として社会の役に立つ、生産性に貢献する、ということがあっても、まずは「自分がなにをやりたいか」からはじまるのだ、と話しています。「内在」はまさしく「being」と言えそうです。
ーー自分の物差しが壊れていたら何も測れないし、何も作れない
音楽界からは、気鋭のラッパー・ちゃんみなさんの言葉を。創作・表現活動を行うアーティストにとって、「自分の感覚」はすごく大切なものですよね。
ちゃんみなが明かす、コロナ状況下で得た“創作活動の気づき”「自分の物差しが壊れていたら何も作れない」
https://realsound.jp/2020/07/post-594182.html
彼女は緊急事態宣言の期間中、「映画も観なければ音楽も聴かない、テレビやSNSからも距離を置いて」いたそう。人やものと交わり、自分との差異を見出すことで自分自身の輪郭を浮かび上がらせる手法もありますが、このように、余計なものを排除することで自分を研ぎ澄ませる、というのも接続過多な現代におけるひとつの効果的な方法かもしれません。
ーーこれからの時代は、長期的にみるとわがままな人間のほうが勝つ
最後はビジネス界から。NewsPicksの番組『THE UPDATE』の「受験」回での、編集者・佐渡島庸平さんの発言。「わがまま」という言葉は本書の副題にも使われています。
9分30秒ごろからのわがまま/我慢の議論はとても面白いので、ぜひ見てみてください(わがまま=単なる自分勝手ではない、という古坂大魔王さんのナイスフォローも!)。「教育機関において、自分の欲望に気付くためのトレーニングをする機会がない」という言葉も印象的です。
自分のなかから強く湧き出てくる感情や、やりたいことへの情熱。困難にぶつかったとき、決断を迫られたときの究極の基準。
「あたりまえ」が揺らぎまくる世の中で、ハッピーに生きていくための拠りどころはやはり、自分自身がどうありたいか、ということでしかないんですよね。
そんな「ありたい自分」についてじっくり考えられる『個人力 やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方』は、書店、ネット書店はもちろん、一部セブンイレブンでもボックス入りで展開中! ぜひご一読ください!