ALWAYS ワンス・アポン・ア・タイム ハリウッドの夕日
ネタバレ田中です。本題に入る前にIMAXの関係各位にお伝えしたいことがある。今回時間の都合がありIMAX レーザーの(2D)スクリーンで鑑賞となった。高い、それはいい。しかしなんだあの上映前の恐ろしくも幾度となく繰り返されるIMAXの説明パートは。映画の宣伝がされるのは良い、我慢してきたし慣れたよ。そしてDOLBYの説明も甘んじて受けてきたよ。そして今回はDOLBYはないかわりにIMAXの説明タイムがあろうことか映画の宣伝を挟んでもなお再び出てた。しかもつまらないだけじゃなくて途中で「WATCH MOVIE」的な文字出したよね?よね?これには驚いちゃったよ。いや、ウォッチしたいけど。はよ。
心底呆れたので余程最悪の事態がない限り選択的にIMAXを選ぶことはない。別に技術的に素晴らしくないとかでないが、あの調子でこの椅子が凄い!とかやられてはたたまらない。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
タランティーノ監督でブラッド・ピットとディカプリオが主演の上映時間の長い映画を見た。正直なところ時代性とアメリカ性?が強いので別に60年代に生まれてもないしアメリカに生きてもいない身分としてしは、そこまで盛り上がれるものではなく上映時間が長い。しかし、なんといっても希代のスター二人が、おじさんであることもはばからずイチャイチャするのだから見ておくべき。
見所
無駄に脱ぐブラッド・ピット
熊退治してるときより最高な演技を見せるレオ様
イングロリアス・バスターズみたいなレオ様
すっかり大人になったダコタ・ファニング
すっかりおじいさんになったカート・ラッセル
これから人気になるんだろうな8歳?のパンプキン
ハンナ!ハンナじゃないか!
ミニミニ大作戦みたいなレオ様
大脱走なレオ様
うかれるマーゴット・ロビー
ファイト・クラブを思い出させる狂気的な強さを見せるブラッド・ピット
ピットブルつよい
これだけでも一部なのだから詰め込もうとする要素の多さを考えれば上映時間が長いのは仕方ない。眠くなるところが無いわけではないが、それはやはり知らないことが多いからだろう。悔しいが仕方ない。往時のハリウッドといえばラ・ラ・ランドが人気になったのを思い出すが、あちらとはまた随分趣が違う。田中はタランティーノのほうが好みだ。
期待を裏切ってくるのが良いのかもしれない
タランティーノだ、と思ってみてしまうところもあって、それを知ってのことだと思うがあえて色々と我慢させられるあるいはスカされる。こう来たら次はこうだ!という期待や構えているこころ持ちを弄ばれる。
そのご褒美は最後の最後にやってくる。しかし、そこまでに至る道のりがどこからがブラッド・ピットの妄想なのかがわからない気持ちになる。実は最後のところも全部トリップしたブラッド・ピットの独り相撲ではないか。すべてがうまく行かない、もうこの道を生きるすべはないとアンテナを治すこともできず…
めでたしめでたし
この映画はタイトルが最後に出る。しかし「ワンスアポンアタイム」は始まりの序文だ、エンドロールにふさわしい「ハピリーエバーアフター」ではない。
あり得たかもしれない、というか映画を愛してやまないタランティーノが望んだあのクソみたいな現実にまみれたハリウッドで、クリントイーストウッドばりにマカロニウエスタンで脚光を浴びれた成功談もある。ブルース・リーのようなスターもあった。家の隣にロマン・ポランスキーが住まう成功もあった。そんなおとぎ話のようなことも起きていたハリウッドで、あと一つくらいおきてほしかったおとぎ話が最後の最後、紡がれる。
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