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心の指針

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「心の指針」調べ興し集。 ピアノの弾き語りで、光のメッセージを紡ぎ奏でています。 全ての方に真理をお届けしたいと、7年間毎月楽曲を発表し続けています。
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44「人生最悪の事態」
『人生最悪の事態』とは、
字義通りに言えば、
人生に一度しか起きない悪い事のはずである。

ところが、何十年か生きてみると、
人生最悪と思えることが、
何年かに一回は起きている。

受験の失敗。
失恋。
就職の失敗。
信じていた人の裏切り。
悪意をもって、他人に罠にはめられること。
失業や経済的苦境。
親の大病・離婚・死。
身内や友人の不幸。
ライバルに敗れること。
予期せ

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43「足ることを知る」
足ることを知るのは、
難しいことだ。

無軌道に突っ走って、
地獄を見た人は、
一時期、その境地を味わうが、
また、すぐに忘れてしまう。

欲が過ぎては失敗し、
慢心しては挫折する。
その振幅の激しい人を
天狗という。

そして自らの失敗を、
他人のせいや、
環境のせい、
世間のせいにして、
無反省のまま、
うらみ心を抱き続けると、
地獄界の住人となる。

人生の早い時期に

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42「破滅への道」
悪事と知りつつ、
その行為を重ねるのは、
破滅への道である。

怠惰でありながら、
自らを立て直そうとしないのは、
破滅への道である。

愚かな友人と交わって、
遊興に日々を過ごすのは、
破滅への道である。

霊肉の二頭立て馬車を走らせながら、
肉体の欲望に常に負けていくのは、
破滅への道である。

借金にまみれ、
家族の生活を苦しめることは、
破滅への道である。

邪教に振り

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41「今日を生き抜け」
悩みの中にある時、
過去のことを思い患うのは、
もう止めにしよう。
過去は過去。
もう過ぎ去ったのだ。

大切なことは、
その思い患いによって、
今日の生きるエネルギーを、
すり減らさないことだ。
過去の失敗や、
判断の誤りが一体どうしたというのだ。
他人からいろいろと酷評されたからといって、
それがどうだというのだ。

あなたは今日も生きている。
あなたは昨日の時間を使う

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237「善悪の逆転」セッションver.

心の指針237より / Prayer MAYU

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237「善悪の逆転」
この世の中は、まことに不可思議だ。
社会を良くしようと、
善なる言説を説いていると、
無視されたり、
非難される。

他方、
有害な言説が、
一世を風靡することもある。

「理不尽だ」という言葉で、
片づけることもできよう。

しかし、考えてもみよ。
川を下ることは、簡単だが、
川を遡ることは、困難なことなのだ。

坂道を下るのは簡単だが、
坂道を上るのは、自転車を使っても難

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44「人生最悪の事態」
『人生最悪の事態』とは、
字義通りに言えば、
人生に一度しか起きない悪い事のはずである。

ところが、何十年か生きてみると、
人生最悪と思えることが、
何年かに一回は起きている。

受験の失敗。
失恋。
就職の失敗。
信じていた人の裏切り。
悪意をもって、他人に罠にはめられること。
失業や経済的苦境。
親の大病・離婚・死。
身内や友人の不幸。
ライバルに敗れること。
予期せ

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43「足ることを知る」
足ることを知るのは、
難しいことだ。

無軌道に突っ走って、
地獄を見た人は、
一時期、その境地を味わうが、
また、すぐに忘れてしまう。

欲が過ぎては失敗し、
慢心しては挫折する。
その振幅の激しい人を
天狗という。

そして自らの失敗を、
他人のせいや、
環境のせい、
世間のせいにして、
無反省のまま、
うらみ心を抱き続けると、
地獄界の住人となる。

人生の早い時期に

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41「今日を生き抜け」
悩みの中にある時、
過去のことを思い患うのは、
もう止めにしよう。
過去は過去。
もう過ぎ去ったのだ。

大切なことは、
その思い患いによって、
今日の生きるエネルギーを、
すり減らさないことだ。
過去の失敗や、
判断の誤りが一体どうしたというのだ。
他人からいろいろと酷評されたからといって、
それがどうだというのだ。

あなたは今日も生きている。
あなたは昨日の時間を使う

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40「浮上する心」
事実だけを見つめたら、
実人生が、とても重く、暗く、
感じられることがあるだろう。

自分自身が情けなく、
恥ずかしく、
塩をふられたナメクジのように、
消えてしまいたいこともあるだろう。
実際、
何人かに一人は、
自殺したい衝動にかられたこともあろう。

だが、ここに、
一つの技術がある。
自分の心を励ますのだ。
心を浮上させるのだ。

では、どうやって、と、
あなたは問うで

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40「浮上する心」
事実だけを見つめたら、
実人生が、とても重く、暗く、
感じられることがあるだろう。

自分自身が情けなく、
恥ずかしく、
塩をふられたナメクジのように、
消えてしまいたいこともあるだろう。
実際、
何人かに一人は、
自殺したい衝動にかられたこともあろう。

だが、ここに、
一つの技術がある。
自分の心を励ますのだ。
心を浮上させるのだ。

では、どうやって、と、
あなたは問うで

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39「死別の時」セッションver.

心の指針39より / Prayer MAYU

00:00 | 00:00

39「死別の時」
死はとても悲しいものだ。
そして、切ないものだ。
生ある限り、
生物は生き続けたいものだ。

人間とて同じ。
生き続けんとして、
いつしか、病か老衰につかまり、
死の使者に連れ去られる。

死は、夫婦の仲を引き裂き、
親子を会えなくしてしまう。
愛別離苦の苦しみを、
頭では理解していても、
やはり、ハラハラ、ハラハラと、
涙は、とめどなく流れ落ちる。
身内への愛は、
ほとんが執着

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39「死別の時」ピアノ弾き語りver.

心の指針39より / Prayer MAYU

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39「死別の時」
死はとても悲しいものだ。
そして、切ないものだ。
生ある限り、
生物は生き続けたいものだ。

人間とて同じ。
生き続けんとして、
いつしか、病か老衰につかまり、
死の使者に連れ去られる。

死は、夫婦の仲を引き裂き、
親子を会えなくしてしまう。
愛別離苦の苦しみを、
頭では理解していても、
やはり、ハラハラ、ハラハラと、
涙は、とめどなく流れ落ちる。
身内への愛は、
ほとんが執着

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38「修行の中道」
昔、釈尊の弟子に、
ソーナという者がいた。

マダカ国に攻略されたアンガ国の富豪の息子で、
屋外の地面を歩いたことがないので、
足の裏に毛がはえていたという。

このソーナが、釈尊のもとで出家し、
激しい修行に打ち込んだ。
山林のさびしい死体棄て場に独り住し、
経行の時には、やわらかい足が傷ついて、
散歩道が血にまみれるほどだったという。

だが、夜を日についで専心努力しても、

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38「修行の中道」セッションver.

心の指針38より / Prayer MAYU

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38「修行の中道」
昔、釈尊の弟子に、
ソーナという者がいた。

マダカ国に攻略されたアンガ国の富豪の息子で、
屋外の地面を歩いたことがないので、
足の裏に毛がはえていたという。

このソーナが、釈尊のもとで出家し、
激しい修行に打ち込んだ。
山林のさびしい死体棄て場に独り住し、
経行の時には、やわらかい足が傷ついて、
散歩道が血にまみれるほどだったという。

だが、夜を日についで専心努力しても、

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