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こんな夜中に鳥の声なんてするのだな。 ふと、夜空から目を外し、木々の辺りを見渡してみる。なんという鳥だろう。本来ならば朝に似合うような高く、細い声だった。 いつものコンビニエンスストアに行く途中、そんなふうにふと、足を止めてしまうことがよくある。だから多分、僕はあまり人混みなどは向いていない。後ろから歩いて来る誰かとぶつかったりもするし、そうなるとどれだけこちらが謝っても急いでいるような人たちには通じてくれないからだ。そして妙に悲しい気持ちになってしまう。そこまで繊細