ブサイクが婚活で本気で考えた女性にモテる方法

 モテない男が女性に魅力的に見える方法を決死に考えた中で見えた社会の闇をザクっとまとめます。私は結婚できないかもしれないのですが、後進のモテない男のためになれば

モテる男、とは「感情が豊かな男である」

 まず、モテる男とは「感情が豊かな男」です。この定義でほぼズレてないと思っています。結婚までの品定めは表面的なもので、ここで切る女性もいますが、最も原始的に、女性が男性の魅力に感じる箇所はココです。
 ココを基準に「ときめく」とか「惚れる」という現象が始まります。ですので、そもそも「感情を表情に出さない男」はスタートラインに立っていないのです。
 実際に、いろんな大学のデータで、女性に魅力的に見える男性は「感情が豊かな男性」、もう少し踏み込んで悪く言うと「衝動性の高い男性」という結果が出ており、これはおそらく、かなり普遍的な女性が男性を魅力的にみるプロセスです。

モテへの第一ステップ 感情を使って、自分の人格を紹介する。

 まず、初対面の相手のどこを見ればいいんだろう、とは誰もが思います。そしておそらく、女性側も「自分は彼のどこにときめくんだろう、どこで冷めるんだろう」と思っていると思います。
 ですので、「自分はこれが好きだ」と笑って紹介し、「これは嫌なんだよ」と怒りながら紹介します。これは本気で笑ったり、怒ったりする必要はありません。「気分を乗せる」程度で全然かまわないのです。お見合いの場で「嫌がって本気で叫びをあげる」なんていう事は、女性は求めていません。

 これが自己紹介です。自己紹介とは「○○年大学を卒業し、○○年会社に就職、○○のプロジェクトをこなし」という履歴書を語ることではありません。
 自己紹介とは「私がコレが好きである」「私はコレが嫌いである」という感情を持っている人間であると、相手に伝えることであり、自分の感情全体、つまり、人格を相手に紹介することなのです。

 確かに、真面目な男性ほど、「自分の○○大学卒業や、○○株式会社で仕事をしてきたのは、私の努力の成果であり、それは誰もが認めることだ」と思う所があるのには共感します。

 しかし、女性が知りたいのは「彼は、自分と長期的に付き合う人格だろうか」という感情の問題であり、履歴書を聞きたい訳ではないのです

 そして、人格の紹介とは、完璧な人格を提示することでありません。そもそも人間の感情が完璧である訳がありません。好きや嫌いを紹介するのですから、そもそも完璧であるはずがないのです。

 そもそも、ごく普通の常識の範囲から外れた人間はいないと思いますし、その前提で考えます。
 例えば、あなたがラッキョウが嫌いだからと言って、関係を切る女性はいません。そして、トマトやニンジンが嫌いでも、それを決定打に関係を切る女性もいません。(”それが理由です”、という女性は、他の決定打を持っており、それは言い訳のために用意したウソです) 
 流石に「猫を殺すのが好き」といった、反社会的な趣味であるならば、決定打になるでしょうが、多少嫌いなものがあっても、それを決定打にする女性はいないのです。
 自分はこんな人格を持っており、完璧ではない。これを前提に、お互いの好き嫌いを知ろう。
 これがお見合いの場における自己紹介です。

女性は「じゃれる」コミュニケーションを重視する。

 まず、私のような女性に関わりのないプログラマーや、女性に縁のない男性はここが理解できていません。
 例えば、プログラムの関数というのはy=xのように、「yと入力したらx」と必ず出力する。というような固定的で論理的なものです(動的とか静的とか、ソフトウェア的な話は無視しますよw) そして、「人間は大抵、論理的で、固定的な理屈に乗っているし、そうあるべきだ」と思うのでしょうが、これが間違いです。

 まず、平たく言うと、女性は「じゃれる」ということをコミュニケーションだと考えています。男性とは、(特にプログラマーは)コミュニケーションとは「必要過不足なく、情報を伝えることである」「情報を伝えることによって相手は起動する」と理解している人が多いと思います。これが間違いです。
 まず前段で、自己紹介とは「自分の人格を相手に伝えることだ」と定義しました。

 しかし、ご存じのように、感情は、日時や年を経ると変わります。だからこそ、”最近、こんな感情に変わってきた”、”今はこんな感情を持っているのだ。” ”私は、あなたのこの感情と、同じ感情を持っている(共感)”
 
と、毎日時間をかけて確認をしたり、確認した相手の感情を面白がるのです。
 この過程で、男性側も相手と一緒に笑ったり、怒ったり、様々な感情になります。これが「じゃれる」です。女性は感情にのっとり、曖昧な自分の感情を保ったまま、「相手の感情も曖昧だと」と仮定し、お互いの曖昧で見えない感情を探るのです。

 この過程を繰り返すことで、女性は、男性のことを「話が通じる人間だ」と感じるようになるのです。

スーパーモテる人間に付き合わない。自分の土俵で勝負する

 婚活パーティではよく見ますが「遊び上手で、話し上手な人間」がちょくちょくいます。キッパリと言いますが、その人間の遊びに付き合う必要はありません。

 そもそも、婚活している女性も大抵働いています。(お金払ってきてるし)そして、休みの日は疲れて寝てます。そして、女性側も、異性が一発で惚れるような、高尚な魔法の趣味など持っていません。
 相手も同じ人間です。言い方は悪いですが、女性だって、そんなにエキサイティングな毎日を送っているわけではありません。(もし毎日、エキサイティングにお金を使っているのなら、それは浪費癖の強い人です。避けましょう。)

自分の土俵で勝負し、相手に寄り添う

 女性とのコミュニケーションの中で、「きっとこの仕事はこれが苦労するだろう」とイメージし、「もし自分なら、その苦労は自分も嫌だ。苦しい感情になる」という感情とイメージを膨らませるのです。これが共感であり、相手の苦労をねぎらうという事、つまり、相手に寄り添う、ということです。

 感情で寄り添われて、毛嫌いする女性はいません、どのレベルのブサイクでも大抵喜びます。このようにして、コミュニケーションを重ねることで、女性を喜ばせるのです。これが「コミュニケーション上手」な人間です

「じゃれる」を繰り返し、楽しい共感を増やす。これが恋愛である

 これが、恋愛におけるゴール。互いに好きになることです。楽しい共感を繰り返すことで、相手に「自分といると楽しい」とさせるのが理想です。ただ、毎日楽しいとそりゃ疲れるので、たまに休みましょう(´・ω・`)

おまけ:なぜ女はバカなのか

 おまけで、モテる男性の定義から、なぜ、「女性が悪い男性と付き合いがちなのか」という現象の説明ができます。

 女性が魅力的に思う男性は、「感情的豊かな男性」です。しかし、社会での仕事(特にプログラマーはそうですが)論理性を求められます。会社に就職した大抵の男性は、新入社員研修時、ストレスや感情を殺して仕事をすることを教えられているのです。

 これが、多くの男性が愚痴で言う「DQNな男の方がモテる」という現象の正体です。DQNな男は衝動的であり、その豊かな感情は、女性に魅力的に映るのです。

 つまり、「感情豊かな男性が評価できる」という評価軸と、資本主義で会社の中で暮らす男性がされる評価とが完全に相反しているのです。

 この原理原則がかみ合うと、「感情豊かで魅力的な男性と付き合った」→「感情に従って、嫌になって仕事を辞めた」とか「感情に従って、怒りに任せることで、女性をコントロールするようになった、DVが始まった」という現象が平然と起こってしまうのです。
 感情的と言いましたが、それは衝動的と言い換え可能であり、女性の本能が、男性の衝動に報酬を与えています。この本能をなんとかしないと感情によって怒る男性は減らないでしょう。社会のバグでしょうね。

 理想は、真面目で論理的な男性が、女性の感情を学び、いたわることですが、世の中そんなことめったに起きません。現実的には女性が実際に「感情を出してほしい」と男性に頼むしかないでしょう。


乱筆乱文失礼しました。

 

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