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生徒さんから「クンバカ呼吸って何?」と聞かれました✨



ヨガには、たくさんの呼吸法があります。人は呼吸によって生命を維持しています。


呼吸法は「プラーナヤーマ」と呼ばれ、プラーナとはサンスクリット語で「生命エネルギー」を意味します。


そして、この生命の源の呼吸をコントロールすることで、様々な変化をもたらすことができます。


クンバカ呼吸法は、簡単に言うと「息を吸い上げて止める」クンバカを用いた呼吸法で、息を大きく吸って、息を止めて、ゆっくり吐き出します。


一見簡単そうですが、横隔膜が硬いと、力が入ってしまい、気持ちよく息が吸えなくてかえって苦しくなったりすることもあります。


息を鼻から吸いきったら、お尻の穴をキュッと締めて骨盤をしっかり支えます。このときついつい肩に力が入ってしまうので、首や肩は力を抜いて、口も強く結ばないように顔の筋肉も緩めておきます。


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クンバカして息を止めていると、腹圧が高まって、内臓が刺激されます。体にとどまっている空気が、光となって身体中に染み渡っていくイメージを持つと楽になります。最初は3秒くらい止めてみるといいです。慣れてきたら5秒、10秒と体と相談しながらおこなってください。


そして、また鼻からゆっくり息を吐いていきます。この時にお尻やお腹の緊張も少しづつほどいていく感じです。


血圧の高い方は控えたほうがいいかもしれません。途中で息苦しさを感じたら無理せずにいつもの呼吸に戻してください。


このクンバカ呼吸の効果としては、息を吸い込み横隔膜が下がり、肛門を締め上げた時に腹圧が高まり、内臓の血流が良くなります。腸の働きが良くなると自律神経が整いやすくなります。


また腸が刺激されることで、セロトニンという幸福ホルモンの分泌が促進されます。寝つきが良くなり、疲労感、気持ちの落ち込みやる気の低下やイライラなども整ってくると言われています。


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現在のストレス社会、スマホ社会で、否が応でも呼吸が浅くなって息苦しさを日々感じざるおえない毎日の中で、クンバカ呼吸を行うことで、あえて呼吸のパターンに変化を与えることで、自律神経のバランスを整えていきましょう。


毎週水曜日の夜21:00から40分、禅ヨガで1日の疲れをとり、呼吸を整えて瞑想することで、体をいたわり、リセットして心地よい眠りにつけます。翌日は活力をしっかり得て、気持ちよく目覚めることができ、心身ともに希望に満ちた1日を送ることができます。


生きとし生けりものにありがとうございます

ハリオーム💖


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