うちの1歳児は脱力の天才らしい
“脱力の天才”
とお父ちゃんに名付けられた1歳児。
大人になると、というか子どもでも、いい具合に脱力するのってすごく難しい。大きくなればなるほど難しい。
いろんなしがらみ、我慢、責任、などなどで、ガチガチになった頭とからだがもう無理ーってなって、ようやくヨガしてみたりストレッチしてみたり瞑想してみたり、わざわざ「意識して脱力」しないとあかんようになってくる。
けど脱力するって意外と難しくて、だいぶん長い間脱力出来ていなかった時なんか、意識して脱力しようと思ってもできないから、脱力する訓練をしないといけなくもなってきたり…
私自身がまさにそんな人。10年以上ただ好きという理由でいろんなスタイルのヨガクラスを受けていて、柔軟性という意味ではずいぶん進化したけれど、なかなか肉体疲労が取れない。
ヨガは本当はからだにもこころにもとってもよいのだけど、私のやり方が下手くそだったようで、力が抜けず肩こり腰痛ぎっくり背中を繰り返す日々。
ここ数年で美構造というボディワークに取り組みはじめてようやくうまい感じで「脱力」が出来るようになってきたけれど。
そんな苦労がともなう「脱力」という技を、大人になると意識して取り組まないと出来ない「脱力」という技を、うちの1歳児はいとも簡単に自然にやってのけるのです。
ゴロンゴロンと寝返りして、四つん這いでハイハイして、ちょこんと座って、いつの間にか立ち上がることが出来ていて、酔っ払いの千鳥足みたいに歩いている。絶妙のバランスで。
思考を働かせての動きじゃなくものすごい純粋な身体感覚のみで、めきめきと成長していって、赤ちゃんはほんまにすごいなといつも尊敬のまなざしでみております。
疲れたら床にゴロンと転がって、いい感じに脱力してるのを真似して横で転がってみたり、一緒にハイハイしてみたり、酔っ払ってないけど千鳥足で歩いてみたり。
そうやって赤子の動きを真似していったら、ガチガチになってしまった我々大人も上手に脱力出来るようになってくるやろうな。
からだもこころも自由自由。
赤子から学ぶことや見習いたいことがモリモリ。
(1歳過ぎたからもう赤子ではないか。)