発勁の開発と実戦用法
これまで様々な観点より発勁や丹田開発の
内容をお伝えしてきました。
そこで今回からは発勁と実戦用法の考察に
ついて展開していきます。
まず先に結論から述べますと高度な中国拳
法の招法に関しては、
発勁の体得なくして使用困難な体系となっ
ているように感じられました。
その理由としまして例えば発勁と同様に知
名度が高い寸勁の場合でありましても、
ある程度の発勁を体得していれば、実戦で
使用できる可能性を否定しません。
しかし、実戦慣れした屈強な相手と対戦す
るケースで初撃をかわされた後に、
更に寸勁を打ち込む二連打の高級招法の
場合に至っては、
高度な発勁の開発と技術の体得がなければ、
対戦相手を倒せるだけの威力の体得が難し
いといえるでしょう。