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第1弾 「会社四季報」に挑戦!!

まずは「会社四季報」の見方を理解していこうと思う。

ネットで色々検索している中で、この記事が大変わかりやすかったので、模写して要点をまとめてみる。

模写していくうちに、少しずつ「会社四季報」を理解できるはず^^最終的には「四季報写経」に挑戦するところまでいきたい。


会社四季報

◆日本の全上場企業約3,900社の情報が、この1冊に凝縮されている。

◆四季報で業績を読み込むことで半年から数年先の企業の姿を思い描き、あるいは思いもかけない成長の種を見つけ出すことで、誰よりも早く投資をして大きなリターンを得ることができる。

◆四季報をきちんと読みこなせるようになるには年季と根気が必要。でも、四季報を読めるようになれば、企業業績を見極めるための基礎的な会計知識が身に付き、単に投資に役立つだけでなく、仕事の面でも強力な武器になる。

基本の読み方

◆四季報の銘柄情報には、小さな紙面にとんでもない数の情報がぎっしり詰まっている。

〇基本情報
業種や社名、事業内容、本社住所、電話番号、従業員数など会社のプロフィール

〇業績推移と予想
今の経営状態や最新ニュースが文章で詳細な業績や配当金の推移が数字で、特筆すべき変化が矢印や顔マークで掲載

〇株主・役員・グループ情報
大株主、役員の顔ぶれ、会計をまとめる連結子会社

〇財務・資本情報
会社の経営が健全化どうかを見る各種財務指標、過去の資本移動や時価総額など

〇株価情報
過去3年の値動きチャート、割安度を測る指標など

四季報独自の記載ルール

①コメントに書かれているのは近い未来の話

◆コメント欄にある業績記事と材料記事は、いずれもこれから起こる「未来」のことを書いている。

◆四季報は担当記者がきちんと取材して分析し、近い将来を予測・予想していることに価値がある

「業績記事」は、今後の業績がどうなるか方向感を示しており、順調に推移しそうなのか、停滞したままなのか、はたまた赤字が続くのか。記者が総合的に判断した先行きが見出しを見るだけでわかる。

「材料記事」は近く発生する、株価に影響しそうな大事な経営判断や計画などが書かれている。企業の経営判断は無数にあるが、その中でも特に今後の経営の焦点になりそうな直近のトピックを抜き出している。

②業績予想の網掛けは、四季報独自の予想

◆業績予想の欄には、数年分の本決算と中間決算(第2四半期決算)の数字が上から順に並んでいる。

◆会社が発表した今期予想の数字は、四季報予想と区別するため、一番最後の段に「会」の文字を付けて掲載している。

◆四季報の予想と会社の予想に違いがあるのは、会社発表との時間差で新たな好材料が出てくることもあるし、会社側がわざと保守的に見積もった予想を出すこともある。なぜ保守的に見積もるかというと、予想した数字を達成できないと株価が下がり、株主に経営責任を問われるのに対し、わざと予想を外しておいて後から上方修正(=予想したより売上・利益が大きそうだと期末になって予想を変えること)するほうが株価が上がり、株主も喜ぶため。

◆本来はできるだけ正確な業績見込みを出せる経営陣のほうが優れているが、上場企業の中には毎回業績を上方修正する常連もあったりする。「そろそろ上方修正を出すころだ」と株を先回りして仕込んでおき、発表を待って上がったらすぐ売却するという投資家もいる

③欄外ニコニコ顔マークは、四季報予想が会社側より強気の目印

◆欄外のニコニコ顔マークは、本業の儲けを示す「営業利益」の予想のことで、この営業利益予想が会社が出す予想より差が大きい場合に顔マークが付く。

◆会社予想より強気に予想している場合はニコニコ顔、弱気の場合はダメ顔のマークで、さらに差が大きくなるとマークが2つずつに増える。

◆営業利益の予想が前号より大きくアップすると、同じ欄外に上向きの矢印がつく。30%以上増額していたら、さらに矢印が2つ。反対にダウンしていれば下向き、変わらない場合は横向きの矢印で示している。

◆ひと昔前は「四季報相場」といって、発売日前日や当日に四季報を入手して、この顔マークや矢印の銘柄をチェックして株を買ったり売ったりして いたが、今はオンライン四季報の普及もあり、紙の四季報の特別感はなくなった。ただ、業績の好悪が一目で分かるという意味で、これらの顔マークや矢印はまだ利用価値がある。

④事業別の数字は、売上の構成比、( )の中は儲けの大きさ

◆社名の左横に、銘柄の【特色】が書かれており、さらにその横に【連結事 業】あるいは【単独事業】の項目と数字が並んでいる。

◆【特色】は銘柄の簡潔な紹介文いわばプロフィールであり、【事業】はその売り上げ構成の中身を部門ごとに分解したもの。

◆子会社を含むグループ全体は【連結事業】、子会社がない場合は【単独事業】を並べている。

◆事業部門別にそれぞれ数字があるが、総売上高に占める割合を示しており、全部足すと合計が100になる。

◆わかりにくいのは( )内の数字で、事業の儲けの大きさ(=営業利益率)を示したもの。売上のうちいくらが儲けになるのかを示す数字で、高いほど効率よく儲けられる事業、低いのは儲けの薄い事業ということになる。それぞれの事業部門の儲けの度合いを示す数字なので、( )の数字を全部足しても100にはならない。

◆同じ欄にある【海外】の数字は、総売上に占める海外での売上高の比率。製品の輸出や現地の工場生産の売上などで、この比率が高いほど、グローバルに活躍している企業ということになる。また、赤字の事業の場合、( )内の数字にマイナスを示す▲がつく。

優良銘柄を見つけるための基本4ステップ

①銘柄の基本情報をチェック

◆いつ創業してどんな事業内容なのか。本社はどこにあり、従業員はどれだけいるのか。どこから資材や商品などを仕入れ、主にどこへ販売しているのか。その銘柄の具体的な情報をチェックする。

◆「時価総額」を見て、必ず会社の規模を確認すること。時価総額とは、「株価×発行済み株式数」で計算される値。

②業績が伸びているかどうかをチェック

◆売上や利益が伸びているかどうか、配当金額は増えているか。いずれの数値も年々大きくなっていれば、ひとまず成長企業であると判断できる。

◆あまり細かな数字を見る必要はなく、増収増益で伸びているか、伸び率はどうなのか。利益の数字に▲(赤字)が多い企業は投資先としては不向きだが、成長企業は研究開発費や広告などの販管費、工場などの設備投資などで赤字になっているケースもあるので、これが一時的なのか恒常的なのか判断する必要がある。

◆業績記事、材料記事を業績予想と照らしながら見ることで、四季報担当者がその銘柄を今どのように判断しているのか読むことも大事。さらにチャートを見て直近数年の株価がだいたい右肩上がりで推移していれば良い

③株価の割安度をチェック

◆業績が伸び、株価も堅調に伸びていても、実力以上に人気となっていることがある。株価の割高、割安度を占う指標は多々あるが、予想PER及びPBRはその代表的な指標のため、しっかりと押さえておく必要がある。

◆PERは平均値の15倍以下、またはPBRは2倍以下がだいたいの割安の目安となっている。もちろん業種や成長度によってこの目安は変わってくる。

◆成長度の高い企業はすぐにPERが低下するから、平均より高いからといって一概に割高と決めつけることはできない。

④財務の健全性や稼ぐ力をチェック

◆株主から集めた資本を働かせて効率的に売上、利益を上げることができるか。「自己資本を使った稼ぐ力」が大事。

■ 自己資本比率
総資産に占める自己資本の割合を示す数値で、30~40%以上あれば健全とされている。自己資金の反対が借入金などの「他人資本」である。自己資本が返済する必要のない資本なのに対し、他人資本が返済する必要のある資本のため、この割合が大きくなると経営者は事業のコントロールがしにくくなる。

■ ROE(自己資本利益率)
株主が出資したお金をいかに効率的に使って利益を出しているか示す指標。日本の上場企業は全般的に数値が低く、改善のため「8%」という目標値が掲げられたことで近年注目が集まっている。海外投資家は特にこの数値を見て投資先を選んでいるので、企業側も無視できなくなっている。

■ ROA(純資産利益率)
借入金などの他人資本も含めた会社のすべての資産から、どれだけ効率的に利益を生んでいるかを測る指標。同じ利益を分子にして、割り算する分母が他人資本の分だけ大きくなるため、ROEより数値自体は小さくなる。平均して5%以上なら優良とされる一方、ROEより極端に低い場合は金融機関に大きな負債を抱えている可能性がある。ただし、大規模な工場など資産が巨大な企業もROEが低くなるので、同業種間で比較する必要がある。

■ キャッシュフロー(CF)
稼いだお金とそれをどのように使っているかを見る大事なファクターで、四季報には3種類のCFが書いてある。

⑴営業CF
本業の儲けで得たお金の出入りを示す。これが大きいほど再投資や負債返済に充てることができ、成長も加速していく。成長途上の企業は人件費などの負担が大きく、マイナスになることもあるが、早めにプラスに転換するほうが望ましい。

⑵投資CF
設備投資など新事業や事業拡大に向けて使った資金の出入りを示す。出ていくお金なので▲(マイナス)になるのが普通で、稀に資産を売却した場合などにプラスになる。

⑶財務CF
銀行借り入れなどで調達した資金の出入りを示す。財務CFは借入たときはプラスで表され、返済した場合▲となる。

四季報で成長株を見つける活用術5選

①営業損失が大きく減る銘柄が化ける

◆売上高も大事だが、株価に直結しやすいのは本業の儲けである営業利益の伸び。営業利益の変化率が大きい銘柄には欄外に矢印をつけて目立たせている。上向きの矢印2つの場合は、特に大幅な増益が見込まれていることから、株価への影響も大きいと予想できる。

◆利益面でプロが注目する変化率が、営業損失の縮小すなわち「赤字幅の縮小」。営業損失が大赤字から小さな赤字に変化するのは、営業利益が飛躍的に伸びるのに等しい変化と考えられる。

◆赤字企業は最初から相手にしない投資家も多いので、注目度がそれほど大きくならないのも好都合。赤字縮小は成長企業の事業が軌道に乗り始めた前兆であり、近々の決算で黒転(黒字転換)ともなれば、一気に株価が跳ね上がること必須。それをこの赤字幅の大幅縮小の段階で気づいて、先回りして株を仕込んでおく。

②2期の予想PERを比較して大きく低下する企業を探す

◆PER(株価収益率=株価÷1株利益)は投資家の期待の表れであり、大きすぎると割高と判断される。ただ、成長が著しい企業の場合、分母の1株利益は年々大きく伸びるため、株価が変わらないと仮定するとPERの値は逆に小さくなる。

◆2つの予想PERを比べて、今期予想より来期予想の数字が大きく低下していれば、成長度合いの大きい企業だと判断できる。足元の株価を見て、まだ大きく上がっていないようなら、先回りして仕込んでおく。

③オーナー社長、地方企業に成長の妙味あり

◆四季報には「株主」の欄に代表的な株主(大株主)の名前が出ている。成長企業を探すとき注目してほしいのは、企業の代表が筆頭株主であること。株主欄にも役員欄にも同じ名前が最初に出てくる企業を探すと良い。

◆ある調査によると、創業者が社長の場合の10年間の株価上昇率は平均して約7倍、サラリーマン社長(雇われ社長)の場合は平均3倍と大きな開きがある。

◆社長が自社株を保有していない会社の株価上昇率が25%なのに対し、5%以上保有している場合は上昇率41%、10%保有している場合はなんと上昇率77%と株価成長にかなり違いが出ている。

◆社長に限らず、会社の役員がどれだけ自社株を保有しているかも重要な要素。経営陣が会社のオーナーであることで、意思決定が迅速に行われ、業績と株価に直結する。

◆優良銘柄の選び方として、「⑴時価総額500億円以内、⑵上場10年以内、⑶役員保有比率30%以上」が銘柄選びの目安になる。

◆上場企業の代表が現在の役職(社長やCEOなど)に就いてから、直近の決算期までに時価総額(株価)をどこまで高めたかを調査した結果、上位30社のうち11社が関東圏以外の地方発祥企業で占めた。

④社員数・平均年収が急に伸びている企業は成長度が大きい

◆社員数と平均年収が急に増え出した企業は、大化けの可能性を秘めている。早急な給料引き上げは人材獲得に不可欠だが、なかなかオーナー社長 でないと決定できないもの。こうした変化にいち早く気づくことで、成長株にあやかることができる。

⑤少しポジティブなコメントに注目

◆担当記者の書いた業績コメントには、【 】でごく短い見出しがついている。これを毎号全部チェックしてトレンドの変化を観察する四季報読みの達人がいる。

◆【絶好調】【最高益】など、誰が見ても好調な見出しの銘柄は、すでに人気化して株価にも織り込まれ、高価になっているケースが多い。プロが注目するのが「ちょっとポジティブ」な見出しとコメント。具体的には【着実増】【堅実増】【堅調】など、一見地味かなという見出しのついたコメント。人気化して急騰することがない反面、穏やかに株価が上がり続ける傾向にある。

まとめ

何から手を付けたらいいのかわからない中で、はじめた記事の模写だったけど、やっていくうちに、四季報がどんなものなのか雰囲気は掴めた気がする。でも、まだまだわからないこと多いから、「四季報模写」する前に、もっと基礎的な部分を知る必要がある。

しばらくは、参考になる本とか記事を見つけて、模写してnoteにまとめていこうと思う。

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