見出し画像

挑戦し続ける人を応援する会社「Resily」。CTOの描くビジョンやプラハに思うこととは…?【Resily×プラハ対談インタビュー】

こんにちは!
株式会社プラハの採用広報担当、松下です。

こちらの記事は、プラハのメンバーがデザインチームに加入している企業である、Resily株式会社さんとの対談インタビューとなっています!

今回、ResilyのCTO・西方さんと、プラハのデザイナー・福田さんにお時間をいただき、チームやプロダクトについてさまざまな質問をさせていただきました。

「挑戦・成長」を大切にされている西方さんのマインドと、そんな西方さんが福田さん含むプラハのメンバーに対して持たれている印象に関するお話をお伺いできて、とても貴重な機会でした……!

Resily×プラハの対談インタビュー、ぜひ最後までお読みください!


挑戦のため、大企業からスタートアップへ。


ーーまず、お二方の自己紹介をお願いします。

西方さん:
ResilyのCTOの西方と申します。
これまで10年ちょっと、小さなベンチャーから大手企業まで、多様な会社でエンジニアとして働いてきて、Resilyが4社目になります。
僕がResilyに入った理由が2つあるんですが、どちらも、大きな企業で働いていた前職で感じたことがきっかけになりました。

1つは、「職種を超えて、より良いプロダクトを作っていこう」という風土や空気感が、もちろんあることにはあったんですが、大きな企業だからこそなかなかその点にやりきれない部分があったことです。
これって企業の組織構造上にひとつ問題があるなと思っていて、そこから組織ごとの目標の持ち方に違和感を感じて、そのことについてすごく調べていました。
そこでたまたまOKRを知ってから、Resilyという会社を知り、興味を持ちました。

※OKRとは、「Objectives and Key Results」の略称で、「達成目標(Objectives)」と、目標の達成度を測る「主要な成果(Key Results)」を設定することによって企業やチーム、個人が、全力で同じ重要課題に取り組めるようになる目標管理手法のこと。

出典:リクルートマネジメントソリューションズ

西方さん:
もう1つは、1年後、2年後……の働いている自分の未来像が想像できてしまうのが合わないと思っていて、どんなことが起こるかわからない環境の方が、生きている実感を得られるんじゃないかと思ったことです。
それで、規模の小さいスタートアップに転職しようと決めました。

福田さん:
株式会社プラハのデザイナーの福田です。
僕は2020年にUI/UXデザイナーとしてプラハに入って、入社当時からResilyさんのチームで仕事をさせていただいています。
前職は全く異なる職種で、スポーツメーカーでフットウェアデザイナーをしていました。

西方さんの話に通ずる部分があるかもしれませんが、会社が大きなところだったので自分がデザインで取り組める範囲が少し限られてしまうなと感じており、小さな会社で自分のデザインがどこまで通用するのか挑戦してみたいと思い、プラハに入りました。


重要なのは、ユーザーの認知負荷を下げること


ーープロダクト開発の体制はどのようになっていますか。

西方さん:
会社にプロダクト開発の部署があって、その中でエンジニアがいる開発チームと、デザイナーがいるデザイナーチームに分かれている形です。

福田さん:
デザイナーチームは僕含めて2名で、それぞれ稼働日数・時間が週5日フルではないですが、協働して1つのプロダクトに携わっています。
PdMの方がデザインタスクのメイン担当者をどちらか1人に割り振り、メイン担当者に対してもう1人が改善点などをアドバイスするサブに回る、という形なので、お互いフラットな関係を築けています。


ーーデザインチームでは、どのような業務に携わられていますか。

福田さん:
現在はホーム画面のデザインを改修しています。
もともとのデザインでは、機能が機能別に並んでいるだけだったので、ユーザーがResilyにアクセスしたときに、何をすべきかユーザーが自分で考えないといけなかったんです。
それってユーザーにちょっとした負荷がかかってしまっているということなので、「このアクションをしましょう」「このOKRについて進めましょう」といったことが、ホームを見ただけで直感的にわかる画面になるように、改修を進めています。

西方さん:
福田さんがおっしゃった「ユーザーの認知負荷を下げること」というのはResilyのプロダクトのデザインでとても大切にしていることです。
OKRを使って目標を立てるということ自体、ほとんどの方にとって馴染みがなく、学習コストが高いものになっていると思います。
それに加えてさらにプロダクトの扱い方にも習熟していないと使えない、ということになってしまうと、ものすごく高い学習コストをユーザーに強いてしまうことになってしまうんですね。
なので、いかにデザインの力で学習コストを下げられるかというのが、とても重要なんです。

福田さん:
それから、ユーザーが日常で使っているほかのプロダクトでの体験に準じていることも、学習コストを下げる点で大事だと考えています。
もし、三本線のアイコンをタップしたのに、メニューの表示ではない挙動をするUIがあったら困りますよね。
プロダクト単体で見たら最適解のデザインであっても、別のプロダクトと比較して、「世界で見て最適解か」というのを判断しないといけないと思います。
できるだけユーザーに寄り添って、使いやすい、使っていて楽しいと思ってもらえるツールを作っていきたいです。

西方さん:
それで言うと、お客さんの状況は日々変わっているのに、デザイナーがユーザーの声を聴く機会が少なくなってしまっていることは、チームの現状の課題です。
ユーザーの生の声をもっとデザイナーチームに共有して、連携を取っていきたいなと思います。


デザイナー以外も、デザインに対して真剣


ーーデザインを作っていく過程について教えてください。

西方さん:
毎朝11時から1時間、デザインデイリーという定例会議でデザインの進捗を報告しあったり、デザインの変更案についてやりとりをしたりしています。
最近はこのデザインデイリーに、プロダクトオーナーとデザイナーだけでなく、エンジニアの人も数名参加してくれています。
また、開発チームに元デザイナーのエンジニアの方がいて、その方がデザイナーとエンジニアの中間のような立ち位置になっているんです。

そういったところで、デザイナーとエンジニアは業務上ぱっくり縦割りというより、少しグラデーションがある感じですね。
これ自体は僕がそうしたいと考えていたことが徐々にカタチになってきたと思っています。
将来的にはエンジニアからも「こういうUXを実現したいからこういうデザインにしてほしい」、逆にデザイナーからも「こういうUXを実現したいからこういう開発をしてほしい」という要望が出て、相互にディスカッションが生まれる組織に変えていきたいです。

福田さん:
僕たちはデザインデイリーで話し合ったことを元に午後の稼働時間で修正をした案を作って、また次回のデザインデイリーに持っていって話し合って、といったループで、デザインをどんどんブラッシュアップしていっています。
デザインデイリーは今では毎日1時間実施しているんですけど、最初は30分で設定していたんです。
でも、1週間やってみたら、全然30分の枠に収まらなくて。
それは皆さんがプロダクトに真剣に向き合ってくださっているから、ちょっとした部分でも10分、20分と話すことが多くて、あっという間に時間が経ってしまうからなんですよね。
それで、毎日1時間に枠を広げることになりました。
デザイナー以外の方も、大規模なUXの改定といった大きな部分だけでなく、アイコンや色といった本当に細かい部分まで、どうしたらプロダクトが良くなるかというのを考えてくださっているんです。
「デザインをみんなで良くしたい」という文化が醸成されていることが、すごく良いなと思っています。

デザインデイリー以外にはデザインシステム定例という会議が毎週あって、デザインを作る上で必要となるコンポーネントを整えていっています。
こちらもエンジニアの方に出席いただいて細かなコンポーネントの部分からデザインの議論を進めています。


「自ら球を拾っていく」というスタンス


ーーなぜプラハのメンバーをチームに加えようと思われたんですか?

西方さん:
「やりたい仕事をいかに簡単に進められるか」という観点でメンバーの選択を考えると、もちろん実力も大事なんですけど、それ以上に関係性がすごく大事だなって思ったんですね。
プラハさんと最初にお試しで仕事をしたときに、ほかの業務委託の企業と比べて、ベースの仕事へのスタンスみたいなものが全然違うなって思ったんです。
プラハの創業メンバーは僕と同じリクルート出身だということもあり、仕事に対するスタンスがかなり一致していました
それで、エンジニア・デザイナーの加入をプラハにお願いしたんです。


ーーそのベースのスタンスというのはどのようなものですか?

西方さん:
一つ目は積極的な姿勢です。
これは前職の頃からのカルチャーに近いものだと思いますが、雇用形態に関わらず「落ちている球は自分で拾っていかねばならない」と考えている人がとても多かったんですね。
なので、仕事を進めていく中で気づいたことや課題を皆が拾って解消していました。
暗黙的にそれが推奨されているような空気感だったんです。
でも実は世の中ってそうではない環境も沢山あって、その中でもプラハのエンジニアやデザイナーの皆さんが「自分で球を拾っていくスタンス」で向き合っているのが、すごく良いなと思っています。プラハの皆さんは、もらったタスク以上の「なにが良いのか」「どう進めていくべきか」といったことを根底から考えて、それをアウトプットしてくださっているので、ありがたいし嬉しいですね。

もう一つは、以前プラハさんがこちらに対して、今働いているエンジニア・デザイナーに関するフィードバックを求めていたんですよね。
(※プラハではチーム加入半年後、クライアントサイドにフィードバックをお願いしています。)
他社さんでもフィードバックを行うことはあったんですが、一行二行簡単に書くという感じで、ちょっとした業務上の評価や要望を伝えるぐらいでとどまってしまっていました。
ですが、プラハさんへのフィードバックは、Googleフォームを使ってがっつり記載する形だったので、仕事のスタンスや進め方について、「こういうところを変えたら良くなったんですよね」といった振り返りを書けたんです。
そしたらその後、メンバーの方がその部分で成長されていて、僕がフィードバックした内容を社内で共有してくださっているんだなとわかりました。
「月額単価いくらに対してこういうスキルセットを提供します」というのではなく、「フィードバックも元にしながら成長していけるようにケアします、だから単価も変わっていきます」というプラハさんのスタイルは、すごくいいなと思っていますね。


誰もが「挑戦」している世の中へ


ーーResilyさんのビジョンを教えてください。

西方さん:
「挑戦する人を後押ししていく、作っていく」というのがビジョンです。
僕はみんなが挑戦している世の中の方が楽しいと思っていて、現状維持がけっこう嫌いなんですね。
だから、このビジョンにはすごく共感するし、実現していきたいと考えています。
プロダクトに関しては、「これまでOKRを使ったことがなかった人も、使うことによって会社の目標がストレッチになっていく時代」を作っていきたいです。
われわれのプロダクトを使用することが、現在の状態と目標を見直すきっかけになり、よりチャレンジングな目標の立て方をするようになっていってほしいなと思います。


以上が今回のインタビューとなります。

Resilyの西方さんは物腰の柔らかな優しい方である一方、「みんなが挑戦している世の中」を目指す思いは熱く、とても魅力的なお人柄だと感じました。
お話を伺い、Resilyさん自身のビジョンも、プロダクトを使われる会社の目標設定についても、「挑戦」が基盤の考えとなっていると感じ、西方さんの「挑戦」への思いが非常に伝わってくるインタビューでした。
また、西方さんは仕事へのスタンスに関して、与えられたものをこなすだけでなく、自ら課題を見つけたり今後のことを考えたりするような積極性を大事にされていて、そういったものをプラハのメンバーに対して感じてくださっているとのことで、大変嬉しく思いました。

お忙しいところ大変丁寧にお話を聞かせてくださったResilyの西方さん、プラハの福田さん、本当にありがとうございました!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?