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『0』の話

 6年ほど前に同じようなことがあった。その時はもっとハッキリした感じだったけど、このふわふわした感じは何?

 唐突ですが、《ゼロ》は英語で日本語だと《レイ》。戦争中、英語は敵性語になるので、その使用が禁止(正確には自主規制?)されていた。で、ふと思った。

「だったら、零戦(ぜろせん)は~?」

調べてみたら、こんな説明がありました。

「零戦は海軍所属の戦闘機だったから」

 どう言う事かというと、海軍は発足時からイギリスの影響を受けていて、英語だらけの組織だった。だから、すべてを日本語に変えることはほぼ無理で、また、英語に関しては寛容な組織だったからだとか。

「なるほど」

って一瞬思ったけど、庶民の日常生活にまで首を突っ込んでおいて、海軍のど真ん中では許容してたって事か。なんか釈然としないんだけど…。

 流石に軍の中核ではゼロセンではなく、「レイセン」と呼んでいたのではないだろうか?

 と言うのも、零戦の正式名称は「零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)」だから。で、「艦上」と言う言葉から分かるように、零戦は船を離着陸の拠点として開発された海軍所属の戦闘機で…

 などと、今の気持ちをどこか遠くへ持って行こうとしている自分に気づいた、年の瀬も押し詰まった師走の夜。

2021.12.28_記

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