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開会式が象徴する"闇なべオリンピック"
歴史の証人になろうと、19時すぎから待機して迎えた20時。
う~ん。。解任続きのドタバタの中、頑張った人たちの努力には頭が下がるし、MISIAさんの「ちよにやちよに」斉唱はじめ素晴らしいパーフォーマンスもあったけれど、全体的には間延びしていて超退屈な開会式でした😢
佐々木敦さんによれば、「出来の悪いテレビバラエティー」とのこと
⇒ https://digital.asahi.com/articles/ASP7P42CZP7NUCLV002.html
まさに。 「多様性」をインクルージョン(包括)するのではなく、カオス(混沌)として表現しかたったのかもしれないけど…。関連コンテンツをとにかく突っ込んだ、まるで「闇なべ」のようでした😿
東京新聞やら文春オンラインによれば、歌舞伎は「森案件」とささやかれ、火消し木遣りは小池知事の票田サービス、ON+松井も…と。東京新聞の記事の見出しは「五輪の闇、想像以上」。忖度だらけのキャストが「闇なべ」の元凶ならば、闇というより罪ですね。
https://bunshun.jp/articles/-/47374
ついでながら、アナがパフォーマンスを解説するのにびっくり😲💦
実況中継しなきゃ~と勘違いしたのかな❓ 視聴覚の不自由な人に配慮したのかもですが、アート作品は観る人の解釈に委ね、これに耐えるもの。解説ではなく、見えても見えなくても聞こえても聞こえなくても、それぞれの想像力に訴える報道にしてほしかったな。。
途中で眠ってしまったものの、見事、日本選手団の入場でぱっちり目が覚めました✌ が、ぼったくり男爵の長~いスピーチで寝落ちてしまい、あとは夢の中💤
さて、ドタバタ開会式を象徴したのが、森山未來さんのダンス「未練の幽霊と怪物―『挫波』『敦賀』―」。気持ちが悪かったという声も聞こえてますが、作品として見ごたえがあったし、未練の幽霊と怪物とはオリンピックを象徴するかのようで天晴でした。
挫波とは、国立競技場を設計したものの白紙撤回された建築家ザハさんのこと。彼女にTOKYO2020への未練はあったのかどうか、議論が尽くされないままの白紙撤回に口惜しさはあったと思いますが…。
それにしても、ザハさんがモティーフのダンスを踊ることに、誰もNOを言わなかったのかしら❓ ザハさんのダンスを踊ってるって調べてなかった❓ これ以上の解任はまずいと思った❓ そのあたりも象徴的。。
それにしても、ダンスの後に捧げられた黙とうが、コロナ禍で亡くなった方だけ❓ 3.11で亡くなった方は❓ 復興五輪だったよね❓
つまるところ、オリンピックに託した理念や哲学のなさを露呈した開会式でした。理念も哲学もないからナラティブ(物語)はなく、ナラティブがないから文脈はなく、闇に突っ込まれたバラバラなコンテンツたちがどこまでも忖度と利害とぼったくりの世界観のちぐはぐさを表現していました。
TOKYO2020を含む現代オリンピックこそ、もはや「未練の幽霊と怪物」といえるのかもしれません。誰の未練❓ 利害関係者❓ 利害を超えて、純粋に応援したかった人々❓ 解任されたり、辞任した人々❓ こんなオリンピックであっても、出場をめざし叶わなかったアスリートたち❓
せめて、選手たちのパフォーマンスがグッドワークとして、歴史の碑に残りますように…。
写真で見る東京オリンピック開会式(日経新聞)
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00000080U1A720C2000000/